【インプレ】Profishiency Sniper Spincast / スナイパー スピンキャスト 【スピンキャスト界に革命が!?】

スピンキャストリール
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2021年のICASTで発表されたリールの中で、個人的に最も気になっていたのがProfishiencyのSniper Spincast

6.5:1といったスピンキャスト界最速のギア比によって、コンパクトでありながらも高速な巻き取りを実現させているのが特徴。

見た目もカッコよく、重量も300gを切っているので場合によってはゼブコのバレットを超えるかも・・・と思えるリールである。

今回ようやく手に入れる事ができたので、開封&実釣インプレをしてみたいと思う。

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メーカーHP情報

まずはスペックをチェック。

Sniper Reel – Black

$99.99

  • NEW FOR 2022!
  • Fastest Spincast Reel in the World!
  • 6.5:1 Gear Ratio
  • 12+1 Stainless Steel Bearings
  • Remarkable 31″ IPT
  • Heavy Duty Double Anodized Aluminum Cone
  • Carbon Matrix Drag System
  • Aluminum Star Drag & all metal gears
  • Aluminum Handle w/ EVA Knobs
  • Pre-Spooled w/ 100yds of 10lb Line

出典:https://www.profishiency.com/

世界最速のスピンキャストリール、というのが目を引く。実際の所はゼブコのバレットや五十鈴のTU-01なんかもあるので本当に最速かどうかは微妙な所だが、それらと肩を並べる速さである事は間違いないと思う。

12+1のベアリング数もスピンキャストの中ではかなり多い。

その分価格設定もスピンキャストの中では最上位クラスの$99.99となっている。

パッケージ

パッケージはこんな感じ↓

開けてみると・・・

こんな感じで入っていた。

これはなかなかカッコいいのではないだろうか。

外観など

左から↓

左斜め前から↓

前から↓

右斜め前から↓

右から↓

右斜め後ろから↓

後ろから↓

左斜め後ろから↓

上から↓

下から↓

ハンドル周りの構造がベイトリールみたいになっている。金と黒のデザインもなかなか良い。

ただ、ボディ側は樹脂製なので、ゼブコのオメガやバレットと比べると少しチープな感じもする。

クラッチボタンにはゴムが貼ってあって滑りにくくなっている。オメガやバレットのようにペコペコしないのは良い所。

ドラグはスタードラグ式。

ハンドル長は実測で100mmちょい。

生産国は中国。

ちなみにリールフットがかなり厚いので、取り付けできるロッドは結構限られる。

サイズ感

サイズ的には33プラチナより一回り小さい。フロントカップ径が小さく重心が低い感じ。

前後方向の長さは33プラチナと一緒くらい。

高さ方向はゼブコのオメガ、デルタの小さい方と同じくらい。

ワタチャンプのBeesと並べるとこんな感じ↓

重量について

重量は実測で287.4gだった。

ゼブコのバレットMGよりも軽い。重心も低いのでキャストのしやすさではSniperが勝ちそうな雰囲気。

フロントカップを開けてみる

開けてみるとこんな感じ↓

フロントカップ出口はこんな感じ↓

裏からみるとこう。金色の塗装?チタンプレーティング?が裏まで回っていないのはご愛敬といったところだろうか。

軽くアルマイトにもムラがあったりする。まあこれくらいは実用上問題無いと思う。

ローター側はこんな感じ↓

裏から見るとベアリングが入っているのがわかる。

ピックアップピンは2本で回転式なのだが・・・回転はかなり悪く、ペンチで掴んで回したらようやく回る、くらいなので、普段は回転しないと思った方が良さげ。

スプール側はこんな感じ↓

スプール径は約42mm。

もしフルにラインを巻いたらハンドル1回転あたりの巻き取り速度は85cmとなる。実際にはやや少なめにラインを巻くので39mmくらいになるかと思うが、それで計算しても79.5cmとなるので、カタログスペックに間違いなし、といった感じ。

但し、スプールがオシュレートしないのは残念な所。

ラインを全部取ってみるとこんな感じ↓

細い部分の径は約23mmだった。

ラインを巻き替え

元々巻いてあったラインを下巻きにして、その上からダイソーナイロンを巻いてみた。

オシュレート機能が無い割には綺麗に巻ける。

渓流で使ってみた

早速渓流で使ってみた。ロッドは中華製の小渓Ⅱ C140ULとの組み合わせ。

まずいい点としてはボディ高と重心が低い事。

お陰でパーミングがしやすい。

キャスト時も重心位置の高さによるブレが少ないので、左投げでも気持ちよくキャストすることができた。

ラインの放出もスムーズ。バレットやオメガ程のスムーズさは無いものの、33プラチナとかに近い感じの放出感だった。

そして圧倒的なのが巻き取りの速さ。流れのあるところで上流からルアーを引いてきても流れに負ける事なく釣りをする事が可能。このサイズ感のスピンキャストでは画期的だと思う。

その分巻重りはするのだが、100mmのロングハンドルでその分を相殺している感じ。

結果、無事にヤマメをキャッチ。

ただ、ドラグにはちょっと問題が。

4lbナイロンが切れないようにドラグ設定をすると、ちょっとした負荷でハンドルが空転してしまうようになる。

20cm程度の魚でも全然寄ってこないくらいだったので、基本的にはガチガチに締めておいて、いざとなったら緩める、といった運用が良いかもしれない。

実釣動画

初釣行の様子はこんな感じ↓

【世界初!?】Profishiencyのスナイパー スピンキャストで渓流釣行【Sniper Spincast】

まとめ

このサイズ感でこの巻き取り速度のスピンキャストは今まで無かったのでかなり新鮮な印象を受けた。

従来のスピンキャストだと大きさを我慢するか巻き取り速度を我慢するかの2択だったので、その間を埋める選択肢ができたのはかなりうれしいポイントである。

左ハンドルモデルが無いのが残念だが、ちょっと練習したら左投げ右巻きでも使えそうだったので、渓流スピンキャストの1軍リールとして使っていこうと思う。

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