【インプレ】ダイソー ルアーロッド 180cm & 210cm【1000円で買えるルアーロッドの実力は?】

ダイソー
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最近どうもダイソーの投げ釣りセットの記事へのアクセスが多いな・・・と思っていたら、どうやらダイソーから新たにルアー向けロッドが発売されたようで、「ダイソー ロッド」的な検索ワードで来てくれている人が多いのが理由だとわかった。

これは是非使ってみねば・・・と思って近所のダイソーを回ってみたが残念ながら見つからず。

仕方がないので車で30分ちょいかかる遠くの大型店へ行ってみたらようやく見つける事ができた。

それがコレ↓ダイソーのルアーロッド

2ピース仕様で、180cmと210cmの2種類があったのでとりあえず両方購入。それでも2,200円なので、ちゃんと使えるなら儲け物、といった所である。

という事で今回は、ダイソーのルアーロッドの実力に迫るべく、各部の詳細を見てみようと思う。

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売り場について

今回はこんな感じの売り場で発見。

こんな感じでぶら下がっていた。

しかしこれだけ釣り具があるとそろそろダイソーの道具だけで釣りが成立するような気がする。

パッケージ

パッケージはこんな感じ↓

透明なビニール袋に入っている。

タグはこんな感じ↓

種類は冒頭で紹介した通り180cmと210cmの2種類。

スペックはそれぞれこんな感じ↓

【180cm】

全長 約180cm
仕舞寸法 約95cm
継数 2本
先径 約2mm
元径 約9.5mm
自重 約117g
材質 竿:グラスファイバー / グリップ :EVA樹脂
適用ルアー 約6~12g
適用ライン 3~8lb(ナイロン・フロロ1~2号相当)
対象魚 ブラックバス・根魚・小型回遊魚など

【210cm】

全長 約210cm
仕舞寸法 約110cm
継数 2本
先径 約2.2mm
元径 約11.2mm
自重 約150g
材質 竿:グラスファイバー / グリップ :EVA樹脂
適用ルアー 約6~12g
適用ライン 3~8lb(ナイロン・フロロ1~2号相当)
対象魚 ブラックバス・根魚・小型回遊魚など

210cmの方が少し強めのアクションっぽい感じ。対象魚の表示順が違うのはやはり磯場で狙うロックフィッシュは長目、強めのロッドが良い、という事だろうか。

気になるのが材質がグラスファイバーである事。重量が重めなのはグラスだからなのか・・・

ちなみに札の裏には使用方法が記載されている。

各部の状態:180cm

外観など

袋から出すとこんな感じ↓

パッと見は普通のルアーロッドのように見える。

ブランクは全体的にやや太目。やはりグラスロッドだからだろう。

ガイドはハードガイドっぽい物が付いている。ガイドフレームは昨今の絡み防止機能があるものではなく、一昔前の形状といった感じ。

ジョイント部は並み継ぎ。上半分の根本の筒に下半分を差し込む形。

突っ込む方の内側には何かが詰まっており、圧力で潰れたりする事は無さそう。

リールシートはこんな感じ↓

上側のグリップを回してリールを固定するタイプのリールシート。

継いでみるとこんな感じ↓

寸法について

全長は実測で181cmちょい。まあカタログ通りかなと思う。誤差はジョイント部の刺さり具合、とかだろう。

仕舞寸法は94.5cm。これもカタログ通り。

グリップ長はこんな感じ↓

スピードスタイルのSSS-S682L/SFSとの比較。ちょっとだけダイソーの方が長いが、両手で投げるにはこれくらいある方が良い。

ティップ径は実測で2.5mmくらい。

バット径は9.5mmくらい。

重量について

重量は実測で114.8g。

数値で見るとカタログ通りで、割と軽そうに見えるが・・・グラスなので先重りが結構激しく、振ると自重でブルンブルンする。

十年以上前に買った安いカーボンロッドと比較してもダイソーのルアーロッドの方が太いので、まあ先重りするのも無理はないかな・・・といった感じ。

アクションについて

軽く曲げてみるとこんな感じ↓

強く曲げるとこんな感じ↓レギュラーくらいかな。

硬さとしては強めのライト、といった感じ。

リールとの組み合わせ

とりあえずダイソーの投げ釣りセットのリールを付けてみた。

ピンクはちょっと合わない・・かな。

オレンジの飾りが入っているので、20レブロスあたりが良く合う。

大きさのバランス的には2000番~2500番くらいが良さそう。

ただ、先重りの事を考えるとリールはもっと重くても良い気がする。

レブロスの場合の重心はこの辺↓

約300gの506MK2の場合の重心はこの辺になる↓

細かくシェイクしたりする場合は506MK2くらいの重さのリールの方がやりやすそう。

なのでリアグリップ周りを重くしてもいいのかも。

各部の状態:210cm

外観など

袋から出すとこんな感じ↓

210cmの方も見た感じは普通のルアーロッドに見える。

ブランクはこちらもやや太目。

ガイドもハードガイドっぽい物が付いているが、フレームの色がシルバーとなっている。ガイドフレームの形状は180cmと同じ古いタイプのもの。

ジョイント部は並み継ぎ。上半分の根本の筒に下半分を差し込む形。

突っ込む方の内側には何かが詰まっており、圧力で潰れたりする事は無さそう。

リールシートはこんな感じ↓

上側のグリップを回してリールを固定するタイプのリールシート。

継いでみるとこんな感じ↓

寸法について

全長は実測で209cmちょい。まあカタログ通りかなと思う。誤差はジョイント部の刺さり具合かな。

仕舞寸法は109.5cm。これもカタログ通り。

グリップ長はこんな感じ↓

コルザのCZS-692MLとの比較。ちょっとだけダイソーの方が長いが、210cmの方は180cmの物より更に先端が重いので、これくらい長い方がバランスが取れると思う。

ティップ径は実測で2.5mmくらい。

バット径は11mmくらい。

重量について

重量は実測で138.5g。

カタログスペックの150gよりは軽いが、この長さのロッドとしてはちょっと重めかな。

アクションについて

軽く曲げてみるとこんな感じ↓

強く曲げるとこんな感じ↓こっちもアクションはレギュラーくらいかな。

硬さとしてはミディアムライト、といった感じ。但し自重が重いので、振ると結構ブルンブルンする。

リールとの組み合わせ

とりあえずダイソーの投げ釣りセットのリールを付けてみた。

バット部が太いのでリールが小さく見える。

レブロス2000の場合はこうなる↓

もう少し大きい方がいいかな・・・という事で506MK2との組み合わせ。

重量バランス的にも重めのリールの方が良い。

使ってみた感じ

まずは180cmの方をバス釣りに使ってみた。リールは重量バランスを考慮して敢えて15レブロス2506Hと合わせてみた。ラインはフロロ5lb。

まずキャストした感じはグラスロッドらしく、ルアーの重量に加えて自重で良く曲がるので意外と軽いルアーも投げやすい。ガイドリングが大きいのでラインの放出もスムーズ。

ただ、やっぱり先重りが激しいのが難点かな。シャッドを連続でトゥイッチさせてみたりすると結構疲れる。

どっちかというとただ巻きで使えるようなルアーや、ワームのずる引きなんかとの相性が良いのかなと思う。

ちょっと意外だったのがミドストができたこと。

自重による振動をうまく使う事で結構綺麗にロールさせる事ができた。(疲れるけど)

初釣行の様子はコチラ↓

【バス釣り】ダイソーのルアーロッド180cmをバス釣りに使ってみた【津久井湖】

ガイドが取れたので直してみる

180cmの方の初釣行の後、自宅でロッドティップをよく見てみたら・・・

ガイドリングが無いwww

そんなに強くぶつけた覚えは無いが、多少擦ったような気がしないでもないような・・・ただ取れただけなら輪っかになってルアーの先端に残っていても良さそうだが、割れてしまったのだろうか。

接着が甘かったのかもしれないが、まあこの価格のロッドなのでこんな事もあるだろう。

折角なのでSICリングを取り付けてみよう。

リング内径は約6mm。

手持ちで6.1mmのSICリングがあったのでコレを付けてみる。

まずは0.1mm分を削って・・・

軽く押し込んだら嵌まる程度に加工。

接着剤で取り付け。ここはダイソーのエポキシでなくメタルロックを使用。(メタルロックの方が粘度が低いので、薄く綺麗に塗れるのではと予想。乾燥時の色が黒なのもガイドの色と合うしね。)

SICリング外周に薄く塗ってはめ込む。その後エッジ部分を埋めるように爪楊枝で塗ったらこんな感じ↓

後は乾くまで待てばOK。これでPEラインも安心して使えるかな。

近所に取り扱っているダイソーが無い場合

結構コレが近いのではないか・・・と思う。↓

グローバルスティック

商品コード JANコード 規格 標準全長(m) 仕舞寸法(cm) 継数(本) 標準自重(g) 先径(mm) 元径(mm) ルアーwt(g) ラインwt(lb) 使用素材 税抜希望小売価格
GBST602MLS 4941826160348 602MLS 1.83 95 2 2.2 11 3.5〜14 4〜10 フェノールグラス60%、エポキシグラス40% OPEN

出典:http://www.osakagyogu.co.jp/

価格は1000円ちょいで殆ど同じ感じ。素材もグラスで、適用ウェイト、ラインは210cmに近いかな。グリップ周りの造りもそっくりなので、コレで代用できそうな気もする。

まとめ

とりあえず第一印象としては「重い」というのが印象的だった。

30年くらい前に使ってた竿がこんな感じだったなぁ・・・といった感じ。ブランクの重さに加えてガイドも大きくて重いので、振った後の振動が激しい。

でもまあ30年前はこんな感じのロッドを楽しく使ってた訳なので、慣れてしまえば意外と使えるのかもしれない。

品質的には最初からちょっとした擦れや汚れがあったり、エポキシの厚みがまちまちだったり、断面の仕上げが甘かったり・・・とお値段ならではな部分が見受けられるが、機能的に致命的な部分はなさそうだったので、次はフィールドで使ってみたいと思う。

で、使ってみた感じとしては、グラスならではの重さとダルさを許容できれば何とかルアーロッドとして使えるかな・・・といった感じ。本格的にルアー釣りを始めようという人に積極的に勧めたいロッドでもないが、「とりあえずお試しで安く済ませたい」といった人や、「敢えてコレを使いこなして釣りたい」といった人におススメなのかな・・・と思った。

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