【買ってみた】テイルウォーク キャンピー2が結構良い感じな件【インプレ】

スピンキャストリール
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アメリカの通販サイトなんかでは結構良く見かけるスピンキャストリールとロッドのセット。

スピンキャストリールの操作性の良さやトラブルレスな所から考えると初心者が最初に買うには持って来いだと思うのだが、もう一つ日本では普及していない。

完全に子供向けのアニメとコラボしたような物は結構出回っているが、大人もしっかり使えるような物は皆無と言っても過言ではない。

そんな状況の中では貴重な「真面目に使えるスピンキャストとロッドのセット」が今回紹介するテイルウォークのキャンピー2

オシャレな見た目&お手頃価格なのに結構ちゃんと考えられた造りになっており、実際に使ってみた感じもなかなか良い感じだった。

意外と色んな用途に使えそうなキャンピー2をインプレ。

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メーカーHP情報

まずはメーカーHP情報をチェック。

CAMPYⅡ

CAN+SIMPLE+EASY=CAMPY!!! クローズドフェイスリールセット

ビギナー、ジュニア、レディース、アソビゴコロを忘れないアングラーに。「誰にでもすぐキャストできる喜びを」というコンセプトを軸に、ワンタッチでラクラクキャストできるクローズドフェイスリールとロッドをセットにしたキャンピーのセカンドモデル。誰でも扱いやすいレングスと、小さな手でも握りやすいグリップは、疲労感を軽減してくれる。オリジナルモデルにくらべ操作性の向上と軽量化を狙ったストレスフリーに釣りを楽しめる設計に。ルアーフィッシングのみならず、堤防でのチョイ投げや、ワカサギ釣りにも対応する。

LINE UP

MODEL LENGTH(ft) PIECE CLOSED LENGTH(cm) ROD WEIGHT(g) LURE WEIGHT(g) LINE WEIGHT(lb) L1(mm) L2(mm) GRIP TYPE RETAIL PRICE(JPY) JAN CODE
50 5.0 2 79 77 3.5-18 6-14 315 70 A 7,000 4516508 17123 5
56 5.6 2 87 81 3.5-21 6-14 315 70 A 7,000 4516508 17124 2

出典:テイルウォーク

ラインナップは5ftと5.6ftの2種類。扱いやすいレングス設定に幅広い適合ウェイト設定でルアーフィッシングでなくちょい投げなんかでも使えるように考えられている。

購入前にちょっと迷ったのがリールがどんな構造なのかの情報が一切載っていない所。せめてリール重量とハンドル1回転あたりの巻取り量くらい書いてくれてもいいのに・・・

パッケージ

パッケージはこんな感じ↓

リールが付いた状態でも収納できる袋になっている。

↑袋の長さは約87cm。

今回はピンクの5ftモデル、CAMPYⅡ 50を購入。

袋から出すとこんな感じ↓

CAMPY2のリールについて

CAMPY2のリールはスピンキャストリール。ボタン1つで操作できるので初心者でも使いやすい。

外観など

左から↓

左斜め前から↓

前から↓

右斜め前から↓

右から↓

右斜め後ろから↓

後ろから↓

左斜め後ろから↓

上から↓

下から↓

シルエット的にはゼブコの33プラチナに似ている卵のような形。フロントカップはアルマイト製。他は全部グラファイト樹脂製っぽいが、黒と白のシンプルなデザインとフロントカップのお陰でそんなに安っぽくはない感じ。

サイズ感

ゼブコの33プラチナと並べてみるとこんな感じ↓

ボディの形状やクラッチボタンの感じなんかも似ている。

ハンドルノブの形も近い。

ダイワのスピンキャスト80と並べて見るとこんな感じ↓

ボリューム的には似たようなもんかな。

重量について

重量を量ってみるとこんな感じ↓

重量はライン込みで210gと、このサイズのスピンキャストにしてはかなり軽い部類。子供が使う場合を考えると軽いに越した事は無い。

ハンドルについて

ハンドルは左右入れ替えのできないシングルハンドル。

ノブはラバーコーティングされていて滑りにくいようになっている。

長さは40mm。

やや短めだが、ギア比が低い分を回転数で稼ぐのに向いている。また、これも子供が使う事を考えると長すぎない方が使いやすそう。

フロントカップを外してみる

フロントカップは反時計回りにすこし捻って引くと外す事ができる。

フロントカップ内側はこんな感じ↓

丸い開口部は裏に透明の樹脂が入っていて通気性無し。この樹脂は外してもいいかもしれない。

ローターはこんな感じ↓

ステンレス製のピックアップピンが2本付いている。ローター本体は磁石の付き具合からすると鉄にメッキっぽい感じ。

ちょっと驚いたのがラインを押さえるゴムみたいなのが付いてない事。これだとローターもフロントカップも金属なので、ラインを金属同士で挟んで押さえる事になるが・・・まあナイロンラインの場合は少々潰れても強度は保つと思うので、細いラインを使わなければ大丈夫かな。

確かカストキングのスピンキャストもこんな感じだったような・・・

スプールについて

スプールは樹脂製。

直径は樹脂製のリングも含めて43.5mm。

ギア比について

ギア比は実測で3.1:1くらい。

なのでハンドル1回転あたりの巻取り量はスプール径から計算すると最大42cm、実用36~38cmくらいかと思われる。

昨今のスピニングリールの半分くらいの速度だが、これも子供が使う事を考えたら巻き上げの力が少なくて済む、というメリットになる。

巻き心地について

巻き心地は正直イマイチ。理由はコレ↓

ピックアップピンの内側がただの棒で、コレが樹脂製の芯を擦りながら回転するので、変にゴロゴロした巻き心地になる。時々滑らかに感じる時もあるので、うまい事削れて馴染んできたら良くなったりするのかな?

ドラグについて

ドラグはダイヤルで調節。

ドラグダイヤルはカチカチ言わないタイプ。スピニングリール同様スプールが空転するタイプで、ラインの出はまあまあ滑らか。ただ、一番緩めた状態でもちょっと強めに効いている気がする。

分解してみた

まずはドラグ周り。ローターを外して黒いEリングを外すとスプールを外す事ができる。

ドラグワッシャーは白い樹脂製の物が2枚。

本体側はこんな感じ。↓の写真で右側に見えるネジでリアカバーが固定されている。

リアカバーを外すとこんな感じ↓

最近では珍しいフェースギアが採用されている。ベアリングは無し。ピニオンギア軸を受けているのも樹脂ブッシュである。

アンチリバースはラチェット式。↓の写真でドライブギアの下に見える板がアンチリバース用の爪。

ドライブギアの裏側に見えるのがアンチリバース用のギア。これに爪が掛かると止まる仕組み。

リアカバーはこんな感じ↓リールフットはこっち側に付いているので、ギア側との固定がネジ1本というのはちょっと不安。

まあしっかり嵌まる形状になってるので大丈夫だとは思うんだけどね・・・

CAMPY2のロッドについて

全体的にはこんな感じ↓

右に並べてるのは鱒レンジャーCT50。鱒レンジャーより少しグリップが長く、CAMPY2の方がガイドが1つ多い。

先径&元径

元径は6.5mm。

先径は1.5mm。

ガイドについて

ガイドは安心のFuji製。トップガイドはアルコナイトリングのCCLGATを採用。

2番以降はステンレスフレームのOリング。

フレームが細く、ガイドサイズも小さ目なので、先重りせず軽快な投げ心地を実現している。

ブランクについて

ブランクはカーボン90%,グラス10%と昨今のロッドにしてはややグラス多め。

そのお陰でカーボン配合率が高い物よりも折れにくくなっていると思われる。とはいえ全長が短いので重く感じたりはしない。

グリップについて

グリップはこんな感じ↓

リールシートはFuji製。

所々に金色のリングが入っていることもあって、安っぽくは見えない感じ。

グリップの長さが丁度良く、片手で投げても邪魔にはならないがちょっと両手で投げたい時にはちゃんと握れる長さ。

子供が両手で投げる場合にも丁度良さそう。

重量について

重量は79.1g。

鱒レンジャーCT50は約118gだったので、それと比較するとだいぶ軽い。

使ってみた感じ

ちょっと津久井湖で投げて来た。

スティーズペンシルを投げてみた所25mくらい飛んだ。

K-0ウェイクミノーは15mくらい。

ロッドの適用重量が3.5g~なので、3gそこそこのルアーだとあまりロッドがしならない。

しかしそこはスピンキャスト、それなりに投げられてしまう。

5gくらいからしっかりロッドが曲がって気持ち良く投げられる。

巻取り速度が遅いので全力で投げると回収が大変だが、その分トルクは出るのでスモールクランクなんかは快適に巻く事ができる。

7gのコーゾースピンは約30m飛んだ。ロッドが5ftと短いので、もっと飛ばそうと思ったら垂らしを長くするとかの工夫が必要かも。まあそもそも遠投するようなタックルじゃないと思うけどね。

巻取りノイズが大きいので、ブレードが回転してるかどうかはロッドに聞いた方が良い。

ネコリグなんかは使いやすい。

で、初釣行では小バスを1匹ゲット。

シャッドインパクトのノーシンカーにて。

巻取りが遅いのでなかなか寄って来ないが、コレはコレで楽しい。

まとめ

とりあえず使って見た感じでは大人も普通に使えると思う。

一方でグリップの長さ、ロッド重量、グラス含有率、ガイドコンセプト、リールの重量、リールのハンドル長さ等々、子供が使っても使いやすいように考えられている印象を受けた。

個人的にいいなと思ったのがロッドのクオリティ。片手で気持ちよく振り切れるし、軽量ルアーも投げられるし、適度に張りがあってトゥイッチなんかもしやすそう。多分渓流でのミノーイングなんかにピッタリだと思う。

ベイトフィネスリールとの組み合わせや、他のスピンキャストとの組み合わせでも使ってみたい。

おまけ

CAMPY2のリールってカストキングのCadetに似てるんだよね・・・

出典:Amazon.com

ローターの形とかピックアップピンの形状とかハンドル形状とかギア比とかボディフレームの形とか・・・かなり似てる気が。

実は製造元が同じ・・・?とかかな?

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