ルアーでのカワムツ釣り＝カワムツングを解説！
カワムツと言えばオイカワと一括りでエサ釣りで狙う魚のイメージがあると思うが、意外とルアーへの反応が良く、ルアーで専門に狙うのも面白い魚である。
水深が膝くらいまでしか無いような街中の小川などにも生息しているので、ちょっと魚と戯れたいな・・・と思った時なんかに丁度いい感じのターゲットとなる。
群れで暮らしていることが多いのでいないところには全然いないが、うまい事居場所を見つける事ができれば連続して釣れたりするのも面白い所。
今回はそんなカワムツのルアー釣りについてまとめてみようと思う。
カワムツってどんな魚？
カワムツはコイ科の淡水魚の一種。川の中流域に生息しており、体長は10cm～20cm程度。
川の中でも比較的流れの緩い所を好む。
食性は雑食性で、エサで釣る場合は川虫やサシ虫、ミミズ等の動物性のエサの他、ご飯粒やパン等の植物性のエサでも釣る事ができる。
積極的に小魚を追い詰めて捕食する、といった姿を見たことは無いが、小型のスプーンやスピナーへの反応が良く、5cmくらいの小さな個体でもアタックしてくる事があるので驚く。
ルアーで釣れたカワムツ
カワムツの釣れるポイント
基本的には流れの緩い河川の中流域にいる。
岸際に身を隠せるような草や構造物があるとより魚が付きやすい。
川幅が2mくらいしか無いような街中の川でも結構姿を見かける。
また、流れが速いような場所でも、反転流などで流れが緩む場所があればそこに固まっていたりする。
全くの止水ではないが流れが周囲より緩く、且つ身を隠せるものが近くにある場所が狙い目である。
カワムツング用のタックル
カワムツは大きくても20cm程度にしかならないので、タックルはなるべく繊細な物を使う方が楽しい。
それぞれについては以下で詳しく説明する。
ロッド
ルアー用ロッドで繊細な物・・・というとやはりエリアトラウト用のロッドが良いと思う。マイクロスプーンを使えるようなXUL～ULアクションの物が望ましい。
基本的に身を隠せる岸際の淀みを狙う事が多いので遠投する事はあまりなく、どちらかと言うとキャストコントロールと操作性を重視した方がいいので、長さは短めの方が良い。
ちなみに管理人は4.8ft/ULアクションのエリアトラウトロッドを使用している。
リール
太いラインを使う事が無いので、1000番～2000番くらいのスピニングリールがおススメ。
流れの緩い所を狙う場合は特にハイギアである必要は無いが、流れの速い場所の一部を狙うような時はハイギアの方が使いやすい場合もある。
まあ正直そこまでこだわる必要は無いと思う。
敢えてオールドリールを使ったりするのも趣があって良い。
ライン
ラインは軽量ルアーを投げる事を考慮し、2lb～4lbを使うと良いと思う。
恐らくカワムツにラインを切られる事は無いと思うが、外道でウグイやニゴイが釣れそうな場所で釣りをする場合は4lbくらいを巻いておく方が安心ではある。
とりあえず、なら4lbかな。
ルアー
ルアーは小さいければ小さい方が良い。
とりあえず選択肢は2択。
・3g以下のスピナー
・3g以下のスプーン
鉄板なのはスミスのAR-S。一番小さい1.6gがおススメ。正直コレさえあれば他のルアーは必要ないかも、と思えるくらいカワムツの反応が良い。
一方で、時にスプーンの方が反応が良かったりする場合もあるので、スピナーを中心に投げつつも時々スプーンを織り交ぜて様子を見る、というのが個人的なパターンである。
AR-Sは絶対持っておいた方が良い。
カワムツの釣り方
基本は投げて巻くだけ。
渓流魚と同じようなイメージで上流を向いている事が多いので、下流から上流に向けて投げる方が良い。とはいえ流れが緩い所を狙う訳なので、時にトレースするコースを変えてみるのもアリ。
カワムツがいればルアーの後ろからワラワラっとついて来るので、偏光グラスをかけておけば魚がいるかどうかが良くわかる。
喰う気のある魚は結構すぐに反応してくるので、いそうな場所をテンポ良く探って行くと良い。
ヒットしたら小気味良い引きを堪能しつつ、ゆっくり巻いてくればOK。
ちなみに↑の魚は3投連続で釣れた。条件の良い所には魚がまとまっている事が多いので、運が良ければ入れ食いになる事も。
オイカワも釣れる
同じ水域で少し流れの速い所を狙うとオイカワが釣れる事もしばしば。
流れの中でヒットするとそれなりに引くのでなかなか楽しい。
まとめ
近所の何てことない川で釣れるので、ちょっと魚に触りたいな・・・と思った時におススメのターゲット。これからの季節、夕涼みがてら川で小一時間ロッドを振る、といった楽しみ方もアリなのではないだろうか。
ポイントを考察する、狙った所に投げて釣る、といった点では他のルアー釣りに通ずる部分もあるので、エリアトラウトや渓流釣りの練習にもなるので、手が空いた時にちょくちょく行こうかと思う。