昨年購入したシルバークリークグラスプログレッシブの46ULB-GはSVFグラスの効果でグラスのしなやかさがありながらもかなり軽くて良いロッドだった。
ただちょっと50mmクラスのミノーを使うには柔らかすぎるかな・・・という感じもあり、もう少し強めの調子の物があったら良いなと思っていた。
そしたら新たに少し強めの51LB-Gが発売になったので発売と同時に購入。それから何回か使ってみた結果、SVFグラスの真価を発揮しているのはこの番手なのでは・・・と思える仕上がり。
そんな訳で今回は、シルバークリークグラスプログレッシブ51LB-Gについてインプレしてみようと思う。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓普通の透明なプラケースに入っていた。
中身はロッド本体と竿袋。
外観など
外観はこんな感じ↓
グリップは木目の綺麗なウッド製リールシートに滑らかなコルクグリップが取り付けられている。
グリップエンドにはDの文字。
ブランクは暗めの赤色で上品な印象を受ける。
ジョイント部はこんな感じ↓印籠継ぎで滑らかに接続可能。
バットガイドはこんな感じ↓チタンフレームSiCリングLRVガイドとの事。
それ以降のガイドはこんな感じ↓
ガイドリングはやや大き目で、ラインの抜け感が良い仕様になっている。
重量について
重量は実測で71.3gと5ft台のロッドにしてはかなり軽量。カーボンと比較しても軽い部類に入ると思われる。
アクションについて
軽く曲げてみた感じ↓
強めに曲げてみた感じ↓
結構竿全体が曲がるイメージだが、自重が軽いので振ってみると余計な振動は無くピタッと止まる事に驚く。
使ってみた感じ
初釣行はミリオネアCTSVとの組み合わせで桂川水系の支流、鶴川へ。ルアーはもののふ50Sをメインで使用。
結構開けた感じの渓相で遠投が有利な感じだったが、5cmクラスのシンキングミノーの重さに負ける事なくしっかりと反発してくれるので、飛距離が出しやすかった。
アクションさせる時もティップが曲がりすぎず、ルアーに確実にアクションが伝わる感じだったので、5cmクラスのミノーを使う場合には明らかに46ULB-Gよりも使いやすくなっていた。
ティップ部はしなやかなので3.5gのAR-Sを投げたりしても使いやすく、かなりバランスが良く出来ている印象を受けた。
鶴川では小さめのヤマメしか釣れなかったが、投げてアクションさせる部分の扱いやすさは十分に感じる事ができた。
また、SVFグラスによる軽さの恩恵も絶大で、ミノーのトゥイッチを延々と繰り返しても手首への負荷が少なくて済むのが良い所だと思う。
そして別の日。シルバークリークミノー50Sを中心に北秋川で使ってみた。
この日はニジマスが中心だったが、流れに負けずに寄せる事ができるパワーもありつつ、グラスのしなやかさでバラしにくい、といった理想的な仕上がりである事が分かった。
実釣動画
使ってみた時の様子はこんな感じ↓
まとめ
使ってみた感想としては、軽くてしなやかでブレも少なくパワーもある・・・といった理想的なロッドなのではないかと思う。
4.6ftクラスだと少々重くても気にならない事が多かったが、5ftクラスになると軽さによるメリットを強く感じる事がわかった。SVFグラスの真価を発揮できるのは46ULB-Gよりも51LB-Gなのではないかと思う。
唯一気になるのが2ピース仕様による仕舞寸法の長さだが、もしその点が気にならないという場合には是非ともおススメしたい1本である。
シルバークリーク グラスプログレッシブ 51LB-G(ベイト 2ピース)