中華アンバサダーや小渓2といった自分の使っている中華タックルの特注コラボモデルを国内で販売されているPEBBLEからジョイント式のウッドグリップが販売されていて、ちょっと良いかな~と思っていた所でB級品のセールが開催されていた。
かなりお安くなっていたのでPEBBLE版中華アンバサダーであるところのNo.300とのセットを購入。
まずはグリップの方を使ってみたので、見た目や使用感についてインプレしたいと思う。
外観など
開封するとこんな感じ。
クスノキのグリップ&リールシートにアルミ製のパーツで構成されている。
生産国は中国。メーカーの商品ページによると企画・デザインは日本で、強度設計は台湾で行っているとの事。
ジョイント部分はこんな感じ↓
長さは一番短い状態で約235mm。(フェルールを入れた状態だと若干長くなると思われる。)
グリップの太さは一番太い所で約26.5mm。
サイズ感としてはアリエクで買ったAIOUSHIのグリップに近い。
チャック部分を分解するとこんな感じ↓白い樹脂をキャップで締めこむ方式。
キャップの内径は約10.5mm。
キャップを正面から見ると段付きになっている。
この段の部分の直径が約14mm。
重量について
重量は実測で101.8g
クスノキはウッド素材の中では比重が軽めなので、ウッドグリップとしては軽い方だと思われる。
参考までに、AIOUSHIのコルクの方の重さが87.3g。
ウッドの方が93.5gだった。
フェルールとの組み合わせ
まずはブライトリバーのフェルール(直径約9.3mm)から。
一応取り付ける事ができたが、キャップを締めこむ前から結構キツキツの状態。なので9.3mmを超えるロッドを取り付ける場合は樹脂の方を削るなどの対策が必要かも。
続いてヒトトキワークスのフェルール(直径約9.0mm)でテスト。
これは結構シンデレラフィット。つばの部分もピッタリ段差に収まり、しっかり締める事もできる。
もしフェルールを選ぶならヒトトキワークスの物がベストっぽい。
次はAIOUSHIの中華グリップに付属のフェルール(直径約9.0mm)をセット。
これに関してはチャックは問題無くできるものの、つばの部分が段差に入らないので↓のような感じになる。
渓流で使う分にはそんなに大きな負荷がかかる事もないので問題無いとは思う。
リールとの組み合わせ
中華アンバサダーは問題なく取付可能。
意外と厚めのリールフットにも対応していて、ゼブコのスピンキャストが取り付けられたのは結構嬉しい。
ただ、ワタチャンプのbeesを付けてみた所、キャップを締め切る事ができずにロッドが固定できない、という事態が発生した。
なのであんまりフットが厚いリールは取り付けられない、という事になる。
実釣にて
とりあえず渓流で使ってみた。リールはシルバークリークエアTW、ロッドは鱒レンジャーRZ50BにAIOUSHIのフェルールを取り付けたものを使用。
半日ほど使ってみたが、シルバークリークエアとの組み合わせであれば重さも気にならずに快適に扱う事ができた。
フェルールのジョイント部分は2回くらいずれてる事があったが、その都度直せば特に問題は無し。
キャスト時やルアーの操作時にガタつきを感じたりすることも無かったので、基本的な機能としては十分なのではないかと思う。
やっぱり渓流の雰囲気にウッドが良く合う。
魚を掛けた時は・・・と言いたかった所だが、今回はノーフィッシュだったので無し。
ただ、根掛かりを思いっきり引っ張っても問題無かったので、多分魚を掛けても大丈夫なはず・・・。
注意点
クスノキは結構柔らかいので、ちょっとした事で凹む事についてはある程度諦める必要がある。
例えばリールシートは1回ギュッと締めたらもう跡が付いている。
グリップ部分も硬いものに当たるとこんな感じになったり↓
まあこういった傷や凹みも味と思って付き合うのが良いのかなと思う。
まとめ
とりあえず軽く使ってみた感じとしては、見た目がカッコよくて機能も問題無し、といった印象。
銘木系のジョイントグリップとしてはお手頃な部分に入ると思うので、ウッドのジョイント式グリップをちょっと使ってみようかな・・・といった人におススメの一品だと思う。
勿論ジョイント式グリップは気分によって変えられるのもメリットの一つなので、既に他のグリップを持ってる人が買うのも大いにアリなのではないだろうか。