ある日、ネット動画を見ていたら4ftのショートスピニングロッドでカバーの多い源流を攻略している動画を発見した。
そういえば4.6ftまでしかスピニングは使った事なかったな・・・と思い、もっと短いロッドを試してみたくなった訳だが、いきなり高いロッドを買うのは少々気が引けるし、何よりお財布に優しくない。
そこで思い出したのがズームサファリの4ftモデル、ZMSS-404UL。
お手頃価格で見た目もオシャレ。同シリーズの505Lと605L、ベイトモデルの464Lを使った感じも悪くなかったので、とりあえず買ってみた。
そんな訳で今回は、自身通算4本目となるズームサファリのショートモデルをインプレ。
メーカーHP情報
ZoomSafari (ズームサファリ)
2020年5月中旬発売予定
近くの海釣り公園、管理釣り場、池や川、キャンプに持って釣りしよう!
どんなフィールド(海、川、池、湖)でも、
色んな釣り方(エサ釣り、ルアー釣り、投げ釣り、ウキ釣り)で、
様ざまな魚や生き物が釣れる。
子供も大人も楽しめる「カッコよくて、カワイイ」なんでもできる マルチピースロッド。
釣りが楽しくなるロッド ZoomSafari!!近くの海釣り公園、管理釣り場、池や川、キャンプに持って釣りしよう!
どんなフィールド(海、川、池、湖)でも、 色んな釣り方(エサ釣り、ルアー釣り、投げ釣り、ウキ釣り)で、
様ざまな魚や生き物が釣れる。 子供も大人も楽しめる「カッコよくて、カワイイ」なんでもできる マルチピースロッド。
釣りが楽しくなるロッド ZoomSafari!!
ZoomSafari ZMSS-505Lハゼ、アジ、メバル、トラウト、バス、メッキ、根魚などの釣りが得意なロッド
製品特徴
・コンパクトなマルチピース設計
ZMSS-404ULは 4本継
ZMSS-505L/605L/705ML/805Mは5本継
・ジョイント部のブランクスの曲がりがよりスムースとなる、スピゴットジョイント(印籠継)採用
・FujiIガイド(Oリング)採用
・スウェーデン王室の紋章であるクレストマークをバットエンドにあしらいました。
・専用設計のキャンバス生地 竿袋
・竿の長さで、異なるアースカラーデザインを採用
スペック表
製品ID JAN/UPC 製品名 タイプ 継数 全長(ft/cm) 仕舞(cm) 標準自重(g) 先径(mm) ルアー(g) ライン(lb) 使用材料 パワー テーパー/アクション 製法 メーカー希望本体価格(税抜) 1527590 036282991705 ZoomSafari ZMSS-404UL SP 4 4’0″ / 122 37.3 76 2~6 3~6 カーボン95%,グラス5% UL/ウルトラライト FR/レギュラーファースト チューブラー ¥9,500 1526879 036282991422 ZoomSafari ZMSS-505L SP 5 5’0″ / 152 35.6 88 2~8 3~6 カーボン95%,グラス5% L/ライト FR/レギュラーファースト チューブラー ¥10,500 1526880 036282991439 ZoomSafari ZMSS-605L SP 5 6’0″ / 183 42.0 113 2~10 4~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト F/ファースト チューブラー ¥11,500 1526881 036282991446 ZoomSafari ZMSS-705ML SP 5 7’0″ / 213 49.4 144 3~20 4~10 カーボン95%,グラス5% ML/ミディアムライト F/ファースト チューブラー ¥12,500 1526882 036282991453 ZoomSafari ZMSS-805M SP 5 8’0″ / 244 56.5 147 5~25 8~12 カーボン95%,グラス5% M/ミディアム FR/レギュラーファースト チューブラー ¥13,500
今回はシリーズ最短となる404ULを購入。
シリーズ唯一の4本継なので、仕舞寸法は505Lより若干長かったりもするが、それでも37.3cmとコンパクトに収納できる長さになっている。
ブランクの緑色は個人的には結構好み。
パッケージ
パッケージはこんな感じの赤い布袋。↓の写真の上側が404ULで、下側が505L。
ベイトの464L、小渓2、GFS47CUL-5Jなんかと比較するとこんな感じ↓
外観など
開けてみるとこんな感じ↓
やはりブランクのカラーが良い。クラシックなリールと合わせるとより映える気がする。
グリップ部分はこんな感じ↓
ツートンのコルクにABUの焼き印、そしてフロントグリップの無いデザインが個性的。
グリップエンドにはアブお馴染みのクレストマーク。
505Lと比較するとグリップは短くなっている。
続いてバット部。Zoomsafariのロゴとスペックが記載されている。
バット径は約6mm。
バット部で比較すると505Lの方が結構太い。
バットピース全体はこんな感じ↓
ガイドはSICでもアルコナイトでもなくOリング。ズームサファリシリーズで唯一残念な部分。
その先はこんな感じ↓
ティップ部分で比較するとそこまで大きな差は無いが、やはり404ULの方が少し細い。
ティップ径は1.3mmくらいかな。
ジョイントは印籠継。
継いでみるとこんな感じ↓
全長は実測で122.6cm。4ft=121.92cmなのでほぼスペック通り。
重量について
重量は79.3g。カタログ値は76gなのでそんなに差は無い。
グリップだけだと61.8g。
グリップ以外は17.7g。
バット部だけ=10.6g。
2番だけ=4.9g。
トップだけ=2.0g。
曲げてみた感じ
軽く曲げてみたらこんな感じ↓
やや強めに曲げた感じ↓
強めに曲げた感じ↓
マルチピースの割にベンドカーブが滑らかなのが良い所。
ULなので柔らかいと言えば柔らかいが、ULにしては硬めでL寄りな感じかな・・・いう印象。振った感じもシャキッとしている。
リールとの組み合わせ
やはりクラシックな見た目のリールと合わせたい。例えばトライアングルのTU-01とか。
この組み合わせだとロッドの短さと相まって手返し最強になりそう。
ミッチェル308も良い。
同じアブ同士でカーディナル3XB2やカーディナル33とも合わせて使いたい。
Abu 1044も良いね。
20レブロスといった最近のリールと合わせても意外と様になる。
渓流で使ってみた
とりあえず渓流で使ってみた。リールは20レブロスとの組み合わせ。
まずは3.5gのAR-Sを投げてみたが、やはり4ftと短いだけあって5ftの505Lと比べると少し飛距離が落ちる。頑張っても20mいかないくらい。
とはいえ空気抵抗の少ない3gのスプーンあたりだったら25mくらい飛ばせた。
3.5gのDコンパクトあたりも良く飛ぶ。
2.5gのDコンパクトも良い感じ。
空気抵抗が少ないルアーで2.5g~4gくらいがキャストしやすい感じだった。
一方で、4.5gを超えるようなルアーについてはすこし反発力が足らずに飛距離が伸びにくい印象。
ジャークソニック55とか。
Dコンタクトなんかも思ったより飛距離は伸びない。
そうは言っても20mは超えるので、小渓流であれば十分な感じ。
アクションさせた場合についてはなかなか汎用性が高かった。ULの割に張りがあるので、5gクラスのミノーのトゥイッチも十分に可能。それでいてティップは柔らかいのでスピナーなんかのただ巻き系のルアーの喰い込みも悪くないと思う。
結果、無事にイワナとニジマスと小ヤマメをキャッチ。
ニジマスは30cmくらいあって結構引いたが、そんなにペナペナなロッドではないのでしっかりと寄せて来る事ができた。逆に小さい魚を弾くような事もなかったので、魚とのやりとりはしやすいロッドだと思う。
まとめ
505Lよりちょっとだけ短くて軽い、という印象のロッドだったが、使ってみると思ったより短さの影響が大きく、飛距離は伸びにくいけど取り回しは良い、といった部分を強く感じる仕上がりだった。
初釣行では割と周囲が開けた渓流へ行ったのでそこまで短さのメリットを感じる事ができなかったが、恐らく竿を振るスペースが取れない源流域だとよりメリットを感じられるのではないかと思う。
とりあえず実釣能力に問題ない事はわかったので、アチコチ持って行ってみようと思う。
アブガルシア(Abu Garcia) ズームサファリ ZMSS-404UL