2019年3月にエバーグリーンから発売されたスモールクランク、ピッコロ。
ワイルドハンチを筆頭に名作クランクを世に送り続けている清水盛三プロ作、とあればその実力は間違いないハズ・・・という事で少し前に買ってみた。
「一生釣れ続ける」って売り文句が自信の現れだと思っている。
個人的に5~6gくらいのスモールクランクと言えばクラッチ、ワーミングクランク ショット、タイニーブリッツあたりをよく使うのだが、その辺のルアーと比較しながらインプレを。
基本スペック
全長 4.0cm 自重 6.4g タイプ フローティング 潜行
レンジ1.3~1.6m 推奨
タックルRod:ライト~ミディアム6’0″~7’0″ベイトロッド
Line:8~16lb.リング
(スナップ)
サイズ【ラインアイ】 #2,【フックアイ】 フロント:#2・リア:#2 フック
サイズフロント:#8・リア:#8 価格 1,250円(税別) 出典:エバーグリーン
長さ4cm、重量6.4gと小粒ながらそれなりのウェイトを確保した仕様になっている。
6gを超えてくるとベイトタックルでも格段に投げやすくなってくると思うので個人的には丁度良いサイズ。
推奨ラインが8~16lbとなっている・・・という事は16lbでもちゃんと泳ぐという事であり、太めのラインでカバー周りを積極的に攻める事ができるという事になる。
定価1,250円と、昨今のルアーにしては控えめな価格設定にも好感が持てる。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
ボディ長さはカタログ通りの40mm。
ボディの幅が広めで、その分で浮力を稼いでいるのに加え、#8フックが丁度ボディの幅に収まるようになっている事で根掛かり回避性能も高そうである。
ウェイトは実測6.6g。カタログ値より0.2g重いがまあ誤差の範囲かなと思う。
サイズ感
サイズの近いルアーと並べてみるとこんな感じ↓
上から順に、コンバットクランクミニMR(5.4g)、ワーミングクランクショット(5.8g)、クラッチMR(5.6g)、ピッコロ(6.6g)、ピッコロ(6.6g)、タイニーブリッツMR(6.6g)
※重量は実測値
この中だとピッコロはボリュームのある方になると思う。恐らくボディ幅については最も広く、他と比較するとずんぐりした形になっている。
サイズ感としてはやはり重量が同じであるタイニーブリッツMRが一番近いかな。
浮き姿勢
浮き姿勢はこんな感じ↓
泳がせてみた感じ
風呂場にて(動画:約2.8MB)
泳ぎの立ち上がりは良く、狭い風呂場でもしっかり動く。動きはウォブリング主体で、ロール成分は少なめ。
ハイピッチなアクションで手元にしっかりとブルブルが伝わってくる感じである。
メーカーによる説明動画
ラウンドリップのお陰か、ゴロタ石を舐めるようにかわして行くのが印象的。
他のルアーとの比較
個人的には用途的にタイニーブリッツMRと競合するイメージだが、リップ形状の違いから、障害物を舐めるようにかわす=障害物の近くギリギリを攻めるのがピッコロ、障害物に当たったら少しイレギュラーな動作で誘うのがタイニーブリッツ、といったイメージ。
どっちがいいか・・・と言われると魚の気分次第、だと思うので、とりあえず両方投げてみたらいいのかな。
あと、ラインナップという点で考えるとクラッチがお気に入りで、SSR、SR、MR、DR、XRまであるのだが、ピッコロは1種類しかないので、より浅くorより深く、といった場合にはクラッチとかと組み合わせて使うといいと思う。
まとめ
基本に忠実で、クオリティの高い仕上がりのスモールクランク、といったイメージ。
競合するルアーが多々あるカテゴリーだが、ローテーションの1つに加えておこうと思う。