2020年春、SLP WORKSからRCSB SV700S G1スプールが発売されるとの情報をSLP WORKSのfacebookで見かけた。
SV700S、つまりCT SVシリーズ用のシャロースプール。
ラインキャパシティは8lb-50mと言うことで、只でさえフィネス対応力の高いCT SVシリーズのリールが更に進化するということになる。
写真ではスティーズCTに装着されているが、元々アルファスCTとミリオネアCTはスティーズCTとスプール互換性があるので、多分ミリオネアとアルファスでも使える。
となると、手持ちのミリオネアとアルファスの活躍の場が益々広がるという事に・・・
そんなRCSB SV700S G1スプールについてちょっと考察を。
2021/8/25追記:ようやく購入しました。
スペック予想
スプール径:30mm
スプール幅:22mm
スプール重量:9g台後半?(ベアリング込み)
幅と外径はノーマルと同じとして、やはり気になるのは重量。ノーマルは9.5gだったので、それと同等か少し増えるか・・・くらいと予想。
ちなみに他のSLP WORKSのスプールを見てみると、深溝と浅溝で記載されている重量は同じ。(但し小数点以下の記載なし)
なので、恐らく9g台は維持するのでは・・・という予想。
参考:ノーマルスプールは↓の感じ
エリアトラウトで使ってみたい
ミリオネアCT SVに4lbを巻いてエリアトラウトで使った事がある。
↓詳細は過去記事参照。
普通に使えたのだが、ノーマルスプールではちょっとスプールが細すぎな感じはあった。
それが解消されるのは嬉しい。
また、ミリオネアは元々バスの巻物用に買ったリールなので、ノーマルスプールにはバス用のライン、シャロースプールにはトラウト用のライン、って感じにすれば一台で二度美味しい、という事になる。
アルファスエアの立場は・・・
8lb-50mというと、個人的にはアルファスエアと被る。
違いと言えばスプール径がアルファスエアは32mm、SV700S スプールは30mmなので、フロロ8lbを巻くならアルファスエアの方が巻きぐせがつきにくくていいかな・・・と思う。
ちなみに最初からベイトフィネス目的で買うのであれば恐らくアルファスエアの方がアルファスCT SV+シャロースプールよりは安いので、アルファスエアを買った方がいいと思う。
PEラインにも良さそう
1号とかのPEを巻いて使うのにも良さそう。ノーマルスプールよりも浅く巻ける=食い込みも少なくてトラブルも少ない、といった効果が期待できる。
エア系のスプールでPEを使うのは少し強度的に不安だったりもするが、SV系のスプールなら安心感がある。
買ってみた
他に欲しい物が沢山あってなかなか手が回らなかったが遂に購入。
重量は実測で9.8g。純正スプールよりはやや重め。
気になる糸巻面の径は・・・24mmちょい。
4lbナイロンを50m巻いた状態で約27mmとなった。
これくらいなら必要以上に巻き癖が付かなくて良い。
早速ミリオネアCTSVに付けて公園で試投してみた。
純正スプールに4lbナイロン50mだとスプールが細すぎてスプールが回りすぎ→ブレーキが効きすぎ、といった感じだったが、シャロースプールだとスプールの回転速度が丁度良い。
なのでかなり軽量ルアーのキャストが快適になった。2.9gの消しゴムも全く出遅れず、16アルファスエアと同等かそれ以上の軽量ルアー対応力だった。
ただ、エアブレーキが効いている時と効いてない時の差がめちゃくちゃ激しく、フルキャスト時にはかなり失速して、軽く投げると妙に伸びたり、という現象が発生した。
多分フルにラインを巻いた時にスプールの回転を抑えきれるように設定されているのだが、細糸を少し巻いて3g前後のルアーを渓流で使う・・・といった用途には向いて無さそうである。
まとめ
買ってみた所、かなり軽量ルアーが扱いやすくなった。コレを付けると完全にベイトフィネス専用機となる。
沢山穴の開いたスプールと比較すると純粋なスプールの立ち上がりでは劣るかもだが、その分剛性はあるので安心して使えると思う。
渓流で使う場合はブレーキを固定して使うと良さげ。ちなみに固定する方法はコチラ↓