【インプレ】ダイワ PR100はコスパベイトリールの決定版となるか!?【買ってみた】

ベイトリール
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最近では中華製ベイトリールで格安の物をよく見かけるようになったが、もう一つ品質面やアフターサービスが心配なのは否めない状況。

そんな中で、格安メーカーに劣らない安さのベイトリールがダイワからリリースされた。

それが今回紹介するPR100

定価で5,600円、実売では4000円台と激安ながら、大手メーカーによる品質管理の恩恵が受けられる・・・という事で、内容によっては入門機の決定版と言えるかもしれない。

そんな訳で今回は、PR100がどの程度使えるのか見てみたいと思う。

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メーカーHP情報

まずは基本情報をチェック。

PR100

2021.04 デビュー
ソルト対応


100


 

基本性能・信頼性を確実に満たした、ハイコストパフォーマンスベイト。


入門~中級者用ベイトリールの決定版。バスだけでなくソルト使用時でも安心。船の小物釣りもバッチリ。アルミ製φ33mmスプール搭載。立ち上がりが良い、アルミスプール搭載で回転性能アップ。3.5号糸付モデル(右モデルのみ)もラインナップ。

 

仕様詳細


■入門~中級者ベイトリールの決定版。価格とバリューで勝負!!
・回転が良く、軽量で価格が安い。「基本性能がしっかりしたベイト」をお求め易い価格帯に投入。
「誰でも使い易い!」:オールラウンダーモデル。

■アルミ製Φ33mmスプール搭載
立ち上がりが良い、アルミスプール搭載で回転性能アップ。14lb-110m。
鮮やかなレッド色スプールで外観でもアピール!

■3.5号糸付モデル(右モデルのみ)もラインナップ
ラインは、品質の高い日本製ライン。ラインカラーは、リール外観とも相性の良く、フィールドにおいても実釣時に適したグリーンパンプキン系カラー。スプール首巻きシール付き。

 

その他仕様


  • 高強度アルミ製φ33mmスプール搭載。
    14lb-110m。
  • 3.5号糸付モデル(右モデルのみ)もラインナップ!
  • 軽量・コンパクトボディ:自重190g。
  • MAGFORCE搭載。
  • 90mmアルミクランクハンドル+ソフトタッチIノブ搭載。
  • 3BB+1RB搭載。
  • 右ハンドルモデル&左ハンドルモデル展開。
  • ソルト対応モデル。

※ハンドルノブS:互換性はありません。

PR100

品名 巻取り長さ
(cm/
ハンドル1回転)
ギア
自重
(g)
最大
ドラグ力
(kg)
スプール径
(mm)
標準
巻糸量
ナイロン
(lb-m)
標準
巻糸量
PE
(号-m)
ハンドル
長さ
(mm)
ベアリング
ボール/ローラー
メーカー
希望本体
価格(円)
JANコード
100 65 6.3 190 5 33 12-120
14-110
1.5-230
2-180
90 3/1 5,600 4550133142178
100L 65 6.3 190 5 33 12-120
14-110
1.5-230
2-180
90 3/1 5,600 4550133142185
100
3.5号糸付
65 6.3 190 5 33 12-120
14-110
1.5-230
2-180
90 3/1 6,400 4550133142192

出典:ダイワ

やはり目を引くのが価格設定。定価で5,600円はなかなかの安さ。それでいてアルミスプール搭載、マグフォース搭載、ベアリング数も3/1で自重はアンダー200gと、最低限必要な機能は備わっている印象。

入門機ではφ34mmスプールの物が多い気がするが、少し小径のφ33にする事でレスポンスを良くしているのも良いと思う。

パッケージ

パッケージはこんな感じ↓

裏面には各国のダイワの連絡先が書かれている。世界的に展開する事でコストダウンを図っているものと思われる。

中身は本体と取説。取説も多言語の物が入っている。

外観など

左から↓

左斜め前から↓

前から↓

右斜め前から↓

右から↓

右斜め後ろから↓

後ろから↓

左斜め後ろから↓

上から↓

下から↓

パット見た感じは黒と赤でカッコいいのだが・・・「樹脂でできてます」感が半端ない。

まあ安っぽく見えるのは実際に安いから仕方ない。

生産国は中国。

ハンドルはアルミ製だが、ハンドルナットのカバーはプラ製。ドラグは調節してもカチカチしないタイプで、ハンドルノブは外せないっぽい。

メカニカルブレーキのキャップもプラ製。勿論調節してもカチカチ言わない。

サイズ感

サイズ的にはシマノの21SLX BFSと同じくらい。形状も似ている気がする。

本体重量について

重量は実測で189.5gとほぼカタログ通り。

スプールについて

スプール重量

スプール重量は長いシャフトとベアリング1個込みで15.5g。

そこそこ軽い方ではないかと思う。

ちなみにUS版フエゴCTが17.2g。

17タトゥーラSVTWが13.7gなのでこれらの中間くらい。

スプール寸法

スプール径はφ33mmとの事だったが・・・実測だとφ32だった。

年の為反対側も測定したが同じくφ32mm。

まあ立ち上がりに関しては径が小さい方が有利なので良しとしよう。

糸巻面の幅は約22.5mm。

糸巻面の径は約16.5mm。

ブレーキについて

ブレーキはマグフォース。サイドプレートのダイヤルで調節が可能。段階は20段階で、調整時はクリック音が鳴る。

ロックレバーを起こし、サイドプレートを反時計回りに捻ると外す事ができる。

サイドプレート内側はこんな感じ↓

ブレーキゼロだとこんな感じ↓

MAXだとこんな感じ↓

ブレーキの調整幅はかなり広く、ゼロとMAXの差が大きい。

ゼロの場合↓(動画:約28MB)

MAXの場合↓(動画:約24MB)

ラインを巻いてみた

とりあえず12lb/3号を巻いてみる。

120m巻いてピッタリ満杯になった。

軽く投げてみた

近所の公園で試投してみた。

ロッドは鱒レンジャーCT50、5.5gの自作ウェイトでチェック。

少し出遅れる感はあるが、ブレーキ5.5くらいで投げる事ができた。飛距離は15~16mくらいだろうか。この感じなら両手で投げられるバスロッドと合わせれば飛距離はもう少し伸ばせると思う。

ルアー重量も7gあれば恐らくかなり快適になりそう。レスポンスを重視するならラインを100mくらいに減らしてもいいかもしれない。

一つ気になったのが軽くバックラッシュさせた時にスプールと本体の間にラインが噛み込んだ事。

安い分だけ公差を甘めに設定していると思われるので、隙間が少々広めの個体に当たったのかもしれない。

ハンドル側のスプールとボディ間の隙間はこんな感じでライン1本分は無い感じだが・・・

サイドプレート側は少し隙間が広い。これだけの隙間があったらギリギリ噛み込むかも。

実釣にて

ちょっと津久井湖で使ってみた。ラインはナイロン12lbを120m巻いて、ロッドは6.6ftのMアクションで。

まずは1/4ozのDOG-Xから。

ブレーキは5.5で気持ち良く飛ばす事ができた。飛距離は30m弱くらいだろうか。ブレーキを5まで下げたら少しラインが浮く感じになったので、少しラインを減らしてスプールを軽くした方が飛ばせるかもしれない。

続いて3/8ozのビーブルを投げてみた。

これくらいの重さがあればかなり快適に投げられる。ブレーキ5で飛距離は32~33mくらいかな。

空気抵抗の大きいベビーギロン(7.4g)なんかはブレーキを6くらいにすると良い。

ローギアなので巻き抵抗の大きいルアーを巻くのに丁度良い。

スモラバは少しタイミングに気を遣うが、近距離を狙う分には何とか。

結果としては、やはり事前の予想通り7g以上あれば普通に投げられるといった感じ。

運よく初釣行で初バスをゲット。サイズは35cmくらいかな。

まとめ

フィールドで使ってみた所、思いのほか普通に使えたのでビックリ。

7g以上のルアーに関しては上位機種とあまり変わらない感じで投げられるし、ブレーキの調整もダイヤル通りに素直に効きが変わるので、ダイヤルを最初強めにしておいて徐々に弱めていく、といった感じで調節すれば誰でもトラブル無く使えるのではないだろうか。

質感や精度は正直価格通り、といった感じだが、今までベイトリールを使った事なかったけどちょっと使ってみよう(それも格安で)、という人にはおススメかと思う。

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