ダイソーにもルアーが売ってるのをご存知の方も多いと思うが、意外と優秀な物が混ざっていたりする。
中でも今回紹介するダイソー クランク ディープはブリブリとアクションする上にサイズが小さめなので、バスは勿論の事エリアトラウトやハゼクランクなんかにも使える優れもの。
残念ながら廃盤なのかダイソーの店頭で見掛ける事は無くなったが、時々中古ルアー屋さんで53円とかで売っているのを見掛けるので、綺麗な個体を見つけたら買うようにしている。
そんなダイソークランクをインプレ。
外観など
横から↓
ボディ長さは約45mm。
エラ周り、胸ビレ、鱗の凹凸など、とても100円とは思えない造形が施されている。
上から↓
丸っこいボディに対し、細目のリップが特徴的。
ロゴなどは入ってないので、もし中古釣具店でそれっぽいものを見かけた場合は胸ビレが立体的なのと、上から見た時のシルエットあたりを見たらダイソーかどうか判別が付くと思う。
前から↓
下から↓
重量
実測で5.3g。ベイトフィネスタックルかスピニングタックルで使うのがオススメ。
サイズ感
ベビーグリフォンとグリフォンの間くらい、という感じ。
内部構造
驚くべき事に重心移動機能を搭載している。飛行姿勢も安定しているので結構良く飛ぶ。
浮き姿勢
浮き姿勢は水平。浮力はそんなに大きくない。
アクション動画
動画:約1MB
プリプリとしたウォブリングアクション。リップが細いので幅広リップのクランクと比較すると少しランクは落ちるものの、そこそこに障害物回避性能もある。
仮に根掛かってもまあ100円なら・・・と諦めが付けやすいのも一つのメリットではある。
まとめ
費用対効果、で言ったら何気に最強クラスのルアーだと思う。冒頭にも書いたが中古だと53円、というのもザラなので10個買っても530円、下手すればワームより単価が低いという驚愕のコストパフォーマンスである。
元々付いてるフックがショボいので中古だとフックを変えた方がいいが、フック代の方が高く付いたりするので要注意。それでもまだまだ安いんだけどね。
自分で色を塗ったり、ブレードチューンを施してみたりと、素材として使うのもアリ。仮に失敗しても50円とかなら・・・ね。
フロントフックを外してブレードを付けると、根掛かりしにくくなる上に千鳥アクションをするようになるので面白い。
ブレードの重みでシンキングになってしまう場合は、更にリアフックをダブルフックにするとボトムにステイさせても根掛かりしにくい。
尚、時々中古屋さんで200円とか300円で売ってたりもするのでその点は要注意である。
とはいえそういう中古屋さんはルアーの価値がわかってない=高価な物が安い、というパターンもあり得るので、店の目利きレベルを知る一つの指標として考えるのもいいかな。