古いリールをあれこれ物色していた時に、ふと目を引いたのがシェイクスピアのスポーツキャスト1973A。
軽量コンパクトなエッグシェイプ型リールで、渓流の雰囲気に合いそうだったのでとりあえず購入してみた。
ダイレクトリールの中ではスプール幅も狭い方で、エコノマイザーも付いてきたのでそのまま使えたら嬉しいのだが・・・実際の所どうなのかチェックしていきたいと思う。
外観など
今回は箱付きの美品を中古で購入。
左から↓
左斜め前から↓
前から↓
右斜め前から↓
右から↓
右斜め後ろから↓
後ろから↓
左斜め後ろから↓
上から↓
下から↓
金×黒のエッグシェイプ形状が良い感じ。ほとんどのパーツが金属製なので高級感もある。
生産国はUSA。
重量について
重量は157.1gとなかなか軽い。
スプール重量は19.8gとまずまずの軽さ。
エコノマイザー付きで24.4g。
ただ、ハンドルが13.1gもあるのでこれがキャスト時に邪魔になりそうな気もする。
スプール寸法について
外径は37.6mmくらい。
幅は35.5mm。
糸巻面の径は8.8mm。
エコノマイザー径は22.3mm。
エコノマイザー幅は26.2mm。
昨今のリールと比較すると大きいが、ダイレクトリールの中ではナローで軽量ルアー向きな構造である。
ギア周りについて
ハンドルを外してサイドカップを外すとこんな感じ↓
ギアが樹脂製なのが特徴的。ピニオンが20歯、ドライブギアが78歯だったのでギア比は3.9:1となる。(数え間違えてなければ)
ドライブギア軸がウォームシャフト軸を兼ねているのが面白い構造。余分な軸が無いのでダイレクトリールの中では軽快に動作してくれるハズ・・・。
クリッカーについて
クリッカー周りの構造はよくあるほかのダイレクトリールと同じ構造。
輪っかが金属製なのでABUの1750Aみたいに割れたりはしない・・・のかな?
ハンドルを交換してみる
やはり純正ハンドルは重かったので、軽量ハンドルを自作してみた。
軸間40mm、重量4.4g。
交換したらかなりレスポンスは良くなったが・・・もう少し物足りない。
エコノマイザーを作ってみた
純正エコノマイザーだと糸巻面の径が小さいのでその分ハンドルが多く回る事になる。
なので軽くて径の大きいエコノマイザーを作ってみた。
重量は純正エコノマイザーと1gも変わらないが、径が大きくなった分ハンドル側の負荷が減ったので軽量ルアー対応力が向上。3.6gのウエイトが10mくらい投げられるようになった。
渓流で使ってみた
自作ハンドル+自作エコノマイザー仕様で渓流で使ってみた。
ラインはPE0.8号を40mほどセット。
ブレーキがメカニカルしか無いので、とりあえずメカニカルはゼロでサミングのみで使ってみたが、やはり思いっきり振ると指だけでは制御できなかった。
とはいえ7-8mの範囲であれば軽いキャストで投げられたので、一応源流域の渓流なら何とか使えるかな・・・といった雰囲気だった。
見た目はバッチリなので、もう少し改造してリトライしたい。
まとめ
とりあえず初釣行では狭い所では何とか使えたものの、快適に渓流で使うには少々物足りない事がわかった。
スプールの軽量化+マグブレーキ化したら化けそうな雰囲気は感じられたので、今後改造に挑戦してみたいと思う。