ブランクとグリップをフェルールで接続するチャッカータイプのロッドはグリップとブランクを付け替えて楽しむ事ができるのがいい所。
しかし、結構値段が張るものが多いので、とりあえず使ってみよう・・・と思ってもなかなかハードルが高い。
しかし、今回アリエクでお手頃価格のチャッカータイプのグラスロッドを発見したので買って使ってみた所なかなかいい感じであることがわかった。
という訳で今回は、AIOUSHIの流星について紹介してみたいと思う。
商品情報
まずはAliexpressの商品情報をチェック。
長さは1.45mで、ULアクション、4ピースのグラスロッドとなっている。ジョイント部がフェルール式なのが特徴で、グリップ単体での購入も可能。
重量はコルクグリップで109g、ウッドグリップで118gとなっていて、以前購入した同社のグラスロッドよりも少し重い設定となっている。
外観など
今回は黒のグリップ+緑のブランクのセットを一つ、シルバーのグリップとウッドグリップの単体ををそれぞれ一つ購入。

ロッド付きの場合はこんな感じの収納袋に入っている。

グリップ単体の場合はこんな感じの袋入り。

ちなみにグリップ単体で購入した場合はフェルールが1個付属してくる。
リールと合わせてみるとこんな感じでなかなかカッコいい↓


コルクグリップの方はリールシートの部分の銘木の柄が個体によって違うのもいい所。

トリガー部分が丸みを帯びているのも好印象。指が痛くなりにくいように出来ている。

グリップエンドのアルミパーツもなかなかオシャレである。

フェルールについて
フェルールは日本でよく見る物と比較すると少し短い仕様。

掴む部分の長さは30mm。

太さは9mm。

フランジ部の太さは15mmとなっている。

穴の径は6.4~6.5mmくらい。

とりあえず鱒レンジャーRZ50Bにつけてみた。


ヒトトキワークスのグリップに付けたら普通に取り付けることができた。

逆にヒトトキワークスのフェルールはAIOUSHIのグリップには付かない。(はみ出してしまう。)

これについては内部をドリルで加工すると取り付けられるようになる。

干渉するのは内部のカーボンパイプだが、手前の方は壁に接していないので無くても強度的には問題なし。

ちょっとわかりにくいと思うが、こんな感じで奥まで削ってしまえばよい。

加工後はこんな感じで奥まで入るようになる。

重量について
重量は114.4gとやや重め。

チャッカー部分が金属なのでどうしても重めになってしまうのは仕方ない。
グリップ以外の重量はこんな感じ。

ティップだけだと3.4g。

2番は6.9g。

バット部が16.4g。

コルクグリップ単体は87.5g。

ウッドグリップ単体は93.0gとなっている。

とはいえチャッカー式のグリップの中では軽い方かと思う。
アクションについて
ティップセクションだけがグラスソリッド、2番、3番はグラスチューブラーといった仕様で、かなり柔らかいのが特徴。
軽く曲げた感じ↓

もう少し曲げてみた感じ↓

大きく曲げてみた感じ↓

ティップはかなり柔らかく、力を入れるとロッド全体が曲がる感じ。
実釣にて
何回か管理釣り場で使っているがなかなかいい感じ。

まず特筆すべきはかなり柔らかくしなやかなアクションである、という事。鱒レンジャーなんかと比較しても全然こっちの方が柔らかいので、1g以下のルアーとかをキャストする際も自重でロッドが思いっきりしなる。
それがゆっくり戻るのでキャスト時のタイミングが取りやすく、軽いルアーが投げやすくなっている。
フッキングの力が伝わりにくいので乗せきれずにバラす事もあるが、掛けてしまえばバラしにくい、といった印象。

小さい魚でもロッドが曲がりまくるので楽しい一方で、そこそこ大きい魚が来ても対応可能。



まあこれらは管理釣り場での話なので、自然河川の流れの強い所だとしんどいかもしれないけどね。
あと、ミノーのトゥイッチなんかには向いていない。PEとの組み合わせで何とか動かせるかな・・・くらいの感じ。
実釣動画
使ってる様子が映ってる動画をご紹介。
まとめ
価格の割に見た目がカッコよく、グラスらしく思いっきりしなるアクションが楽しいロッドになっている。
他のロッドよりも軽量ルアー対応力高く、よく曲がる事でバラシにくいといった特性はエリアトラウトとの親和性が高い。
一方でグリップとブランクの付け替えが可能なので、場所毎のシチュエーションに合わせて組み合わせればいろんな所で活用できると思う。
シーズンが始まったらブランクは鱒レンジャーRZ50B、グリップは流星、といった感じで使いたい。






