【インプレ】アブガルシア アブマチック170【伝統のスタイルで現在も現役】

スピンキャストリール
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スピンキャストリールと言えば黒いボディに赤いフロントカップ、というイメージを持つ人も多いと思うが、その原点とも言えるのがアブマチック170。

70年代には既に完成された形になっており、他のメーカーのリールのデザインにも多分に影響を与えたのではないかと思う。

その後何度かのモデルチェンジを経てはいるが、現在でもほぼ変わらない外観で販売されている事から、その完成度の高さがわかるリールである。

で、今回は現行モデルを購入してみた。

サイズが70年代の物と比較すると少し大きくなっている代わりに、ハンドル1回転当たりの巻取り量が増え、インスタントアンチリバース搭載、ローラー式ピックアップピンの採用でより現代の釣りにマッチした仕上がりになっている。

そんな伝統と革新のアブマチック170をインプレ。

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パッケージ

パッケージはこんな感じ↓

開けてみるとこんな感じ↓

内容物は本体と取り扱い説明書のみ。

展開図こんな感じ↓

構造がシンプルでわかりやすいのがスピンキャストの良いところ。基本的な構造は昔も今も大きくは変わっていないと思う。

基本スペック

基本スペックはこんな感じ↓

品名 自重(g) ギア比 最大ライン巻取(cm)

(ハンドル1回転)

ボール/ローラーベアリング ラインキャパシティ(m)
0.235mm

約2号

0.30mm

約3.5号

0.33mm

約4号

ABUMATIC170 354 3.9:1 63.5 3/1 230 145 120

重量が354gとかなり重め。70年代の物は320gだそうなので現行モデルの方が34g重い。

一方でギア比が3.9:1と高めで、ハンドル1回転あたりの巻取り量が63.5cmある。これについては70年代の物は40cm台だったそうなので、かなり高速になっていると言える。個人的感覚では、60cmを超えて来ると結構普通に使えると思う。

外観など

左から↓

左斜め前から↓

前から↓

右斜め前から↓

右から↓

右斜め後ろから↓

後ろから↓

左斜め後ろから↓

上から↓

下から↓

見た目は結構70年代のモデルを継承していると思う。黒のシンプルなボディに赤のフロントカップが特徴的である。

上部のエンブレムもシンプルに。

サイズ感

サイズはかなり大きい。スピンキャスト80と並べるとこんな感じ↓

高さ、幅、長さ全てにおいて一回りアブマチック170の方が大きい。まあ100g近く重量差があるので当然と言えば当然だが。

アブマチックSXと並べてみるとこんな感じ↓

アブマチックSXの方がフロントカップがスピンキャスト80より大きいので近く見えるが、それでもアブマチック170の方が大きい。

ゼブコの33プラチナと並べてみるとこんな感じ↓

フロントカップ径こそ近いものがあるが、重心がアブマチックの方が高い&全長が長い。

重量について

重量は実測で357.3g。(ライン込み。)

流石に350gを超えるようなリールは最近使ってないので結構な重量感である。

両手で投げる場合はともかくとして、片手で投げるのは結構しんどい。

ハンドルについて

ハンドルはスタードラグ付きのシングルハンドル。

ハンドルノブは最近のアブのリールでよく見かけるタイプの物。

ハンドル長は約50mm。

フロントカップを外してみる

フロントカップはアルミ製で、本体側にねじ込んで止めるタイプ。

カップ内側の塗装も綺麗。

ラインの出口の穴の径は小さ目。

ローター&ピックアップピンについて

ローターは多分ステンレス製。

ローラー式のピックアップピンが2本付いている。

裏から見るとこんな感じ↓

一般的なスピンキャストと微妙に構造が異なり、クラッチボタンを押した時にはローター本体は前後せず、ラインを押さえる黒いゴムみたいな部分のみが前後する仕組みになっている。

押してない時↓

押した時↓

スプールについて

ローターを外すとこんな感じでスプールが付いている。

スプールは右に少し捻るとワンタッチで取り外し可能。

スプール径は53mmと結構な大きさ。これによって3.9:1のギア比でも65cmという巻取り量を確保している。

スプールを前後させるオシレート機能付きなのでラインが綺麗に巻けるのも良い。

506MK2のスプールと互換性がありそうだな・・・と思ったので試しに付けてみた。

取り付ける際の回転方向が逆だが、普通に付いたので互換性はありそう。

ローターを付けても問題無し。

ギア周りについて

サイドカバーを止めている2本のネジを外すとギアにアクセスする事ができる。

内部構造はこんな感じ↓

シンプルにフェースギアとオシレートスライダーがあるだけ。

この部分の構造は伝統的に変わっていないのではないだろうか。

506MK2の内部もほぼ同じ感じ↓

ドラグについて

ドラグはスプールが空転するのではなくローターが空転するタイプ。ハンドル横のスタードラグで調整。

見た目的にシンクロドラグっぽいのだが、どうやらシンクロドラグではなく普通のドラグの模様。

試しにハンドルを回しながらラインを引き出してみたが、特にドラグ力が変わる様子は無かった。

このタイプのドラグはローターが滑らかに空転する設定にするとハンドルの方が激しく空転して全然巻けない、という事態に陥りやすいので、魚が掛かったらポンピングで寄せるようにしたい。

軽く投げた感じ

部屋で少し投げてみた。

鱒レンジャーCT50との組み合わせで3.5gの自作シンカーをキャスト。

ラインは付属の4号ラインだが、3.5gのシンカーが面白いように飛んでいく。ラインの放出はスムーズである。

巻き心地もフェースギア特有のゴロゴロ感があるものの軽快で悪くない。ドラグを締めた状態なら巻取りトルクも結構ありそう。

クラッチボタンがオフセットしているので結構押しやすい。

但し、重心がかなり高めなので、ストレートのリールシートとの組み合わせだと投げるのに力が要る。

まあ一般的な成人男子なら問題無いと思うが、女性や子供に勧めるのはちょっと・・・という感じかな。

投げてみた感じ

津久井湖で少し投げて来た。

ラインは付属の4号ライン。ロッドはMアクション6.7ftのグラスコンポジットロッドとの組み合わせ。

とりあえず振ってみた感じは重いの一言。両手で投げているのだが、全力で振ると結構手首がしんどい。

また、アクションを付ける時も重さと大きさが結構ネックになる。

ペンシルベイトをドッグウォークさせたりするのも結構腕力が必要な感じ。

飛距離について

シャワーブローズショーティは約40m飛んだ。

スティーズペンシルは約24m。

プチピーナッツは21mくらい。

重い物から軽い物まで投げる事が可能。飛距離も4号を巻いている事を考えたら十分なのではないだろうか。

巻いてみた感じ

結構トルクがあり、プチピーナッツくらいの巻き抵抗の物であればゴリゴリ巻ける。

巻き感も結構スムーズ。

魚とのやりとり

今回はギルしか釣れなかったが、魚を掛けてもパワフルに巻いて来れる。

ちなみにこのギルはK-1ミノーの50SPでの釣果。

4号ラインでこのサイズのルアーが投げられちゃうのがスピンキャストの良いところ。

何ならこんなのも投げられる↓

実はコレにもバスが2回ほど喰ってきたのだが、ちょっとリールが重すぎて素早く操作するのは難しく、うまく合わせられなかった。ちょっと手首を鍛えなきゃいかんね。

まとめ

軽く触ってみた感じでは見た目もカッコイイし、動作もスムーズでハンドル1回転あたりの巻取り量も十分なので使い勝手は良さそう。

実際に使ってみた感じからすると重さ以外は結構良くできていると思う。

本体重量が重いのと、繊細なドラグ調整がしにくい事を考えると太目のラインとの組み合わせでバス釣りやナマズ釣りに使うのが良いのかな。

見た目的には渓流にも合いそうなんだけどね・・・

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