【インプレ】ダイワ | 15レブロス2506H【必要十分】

スピニングリール
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管理人のバス釣り用スピニングタックルは主に2本であり、1つが17エクセラー2004Hと4lbラインとULロッドの組み合わせ。そしてもう1つが今回紹介する15レブロス2506Hと5~6lbラインとMLロッドの組み合わせである。

かれこれ2年程使用しているが、このリールのお陰で獲れた魚も沢山いる。

価格は安いがタイトルの通り必要十分な性能を備えており、コスパはかなり高いと思う。

18レガリスが出た事で廃盤になりそうな気がするので、その前にインプレを。

2020/2/19追記:20レブロスが出たので使ってみた↓

【インプレ】ダイワ 20レブロスLT 2000S-XH【買って使ってみた】
2020年の新製品、ダイワの20レブロスLT。 エントリーモデルとは思えない充実っぷりでエントリーモデルはこれで決まり、といったスペック。 スペック情報や釣りフェスティバルで触ったりといった情報は過去記事の通り↓ ...
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メーカーによる説明

優れた回転性能と軽さでジャンルを問わず快適に使える小型汎用スピニングリール

軽く、惰性の少ない高レスポンスの回転で「巻き感度」の良さが高い評価を得ている軽量・高強度エアローターを採用。高い防水性能をもたらすカプセルボディ構造、高精度マシンカットによるデジギヤII、安定した滑らかな効きのトーナメントドラグ、遠投性能に優れたABS(アンチバックラッシュシステム)II、バックラッシュを防ぐクロスラップ、リールの逆回転を防ぐリアルインフィニットストッパーなど、小型汎用スピニングリールに求められる基本性能の高さにこだわった機能充実の一台。淡水ではバスやトラウト、海では堤防や磯でのエサ釣りからルアーフィッシングまで幅広く活躍する。

DAIWA TECHNOLOGY

■エアローター


ローター革命とも言うべき独特の形状を持つエアローター。ダイワ独自の最適リム形状によりローターにかかる負荷を分散させることで、同等の強度で大幅な軽量化を実現。ローターの軽量化は自重の軽減につながるだけではなく、回転レスポンスが向上することにより、リール自体の『巻き感度』にも寄与。ルアーフィッシングなどでハンドルを急激に巻いてアクションをつけるようなメソッドでもよりキビキビとルアーをアクションさせることができる。軽量エアローターの採用は、エキスパートも唸らせる、クラスを越えたレスポンスの高い回転性能を実現した。

■デジギヤII


ダイワ独自のデジタル設計技術「デジギヤ」がさらに進化。デジタル解析によって導き出された理想的な歯面を実現するために、超高精度マシンカット技術を採用し、鍛造ギヤーの数倍以上の歯面精度を実現。ドライブギヤーに特殊ラッピング加工を施し、ピニオンギヤーとドライブギヤーの最適バランスを取ることで耐久性が向上。

■トーナメントドラグ


魚の引きに合わせて滑らかに作動してラインブレイクを防ぐ、信頼と実績のトーナメントドラグシステムを搭載。

■アルミスプール


軽量のアルミスプールを採用。ボディ・ローター素材はダイワ独自のリール専用ファイバー強化特殊プラスチック「DS4」。

■エアベール


糸がラインローラーまで流れるように送り出されるベール形状により、糸ガラミトラブルが劇的に減少。さらに中空構造にすることで、重量を変えず、大幅な強度アップを実現。

■ABSII (アンチバックラッシュシステムII)

ラインがトラブル無く放出されて、飛距離が伸びるスプール構造。大口径で巻き取り面を逆テーパーにすることで、スプール前方のラインが押し出されにくくなり、バックラッシュを始めとしたライントラブルが激減。また、今や常識でもある大口径スプールは巻き取りスピードとドラグ性能の向上にも寄与。ABS IIはスプールリング形状を見直し、キャスト時の抵抗を軽減。より遠投性能が高まっている。

■ツイストバスターII


ラインローラーにテーパーをかけて、糸をころがす事により、ローラー回転で発生する糸ヨレを相殺。スピニングリールの宿命といわれた糸ヨレを大幅に解消した。ライントラブルを激減させ、快適な釣りをサポート。

■折りたたみ式アルミマシンカットハンドル


安定した巻き上げ感覚をもたらす高剛性マシンカットハンドル。折りたたみ式なので持ち運びにも便利。アイテム末尾に「DH」が付くモデルはダブルハンドル仕様で、エギングやルアーゲームに最適。

■ローターブレーキ
ベールオープン時にローターの回転にブレーキをかけることにより、キャスト時のショックでハンドルが動くことによる不意のベール返りを防止する機構。

■リアルインフィニットストッパー
ボディ内部の特殊ワンウェイクラッチによりローター・ハンドルの逆転ガタを解消し、タイトで高精度な巻き上げを可能にする。

■クロスラップ
ライントラブルを減少させる大切な要素が正確な巻き取り。『クロスラップ』は巻き糸角度の大きい綾巻き方式を採用することで、スプール巻糸部へのラインの食い込みや糸のズレを防ぐためにクロスして巻き取る方式。特に細糸やPEラインを使用した場合にライントラブルの減少が顕著であり、同時に心地よい飛びを実現。

出典:ダイワHP

定価9,100円、実売だともう少し安い価格帯なのにこの充実した機能は素晴らしいの一言。

ダイワのスピニングリール全般に言える事だが巻き取り時の抵抗が少なく、ハイギアモデルであっても他社のリールとは比べ物にならないくらい軽く巻ける。

恐らくエアローターが軽い事、本体やギアの加工、組み付け精度が高い事から軽い巻き感を実現しているのだと思う。

耐久性もまずまずで、樹脂ボディとはいえ変形したりする様子は無い。まあドラグをフルロックにしてPEラインでパワーフィネス、なんて事をしたらどうなるかわからないが、少なくとも6lbとかを使ってる限りは問題ないと思われる。

ドラグが最新のATD(オートマチックドラグ)、1つ前の最上位ドラグであるUTD(アルティメットトーナメントドラグ)のいずれでもないトーナメントドラグ。

ATD、UTDと比較してしまうと滑らかさの点で少し劣る気がするが、まあ実用範囲内だと思う。
最近グリスが切れたようで格段に動きが悪くなったが、グリスを塗り直したら復活した。

ABSⅡ、ツイストバスターⅡ、クロスラップなんかは既にダイワの定番になって久しいのでその恩恵を当たり前のように受けているが、たまに無名メーカーのリールを使ったりすると糸ヨレの多さ、ライントラブルの多さに愕然とするので、その効果はやはり絶大であると言える。

外観など

前から↓

後ろから↓

横から↓

横から↓

上から↓

下から↓

オレンジのアルミスプール&アルミハンドルと光沢のある黒を基調としたボディであまり安さを感じさせないデザイン。

エアベールの造りなどはハイエンド機と大差ない仕上がりになっている。

唯一ハンドルノブが安っぽい感じだが、そもそも安いリールなのでむしろそれが当たり前。

見た目の時点で既にお値段以上と言えよう。

次は各部を細かく見ていこう。

ドラグ周り

ドラグノブはまあ普通。
中身はドラグワッシャーが3枚も入っており、意外と調整幅が広い。

ドラグワッシャーが薄いやつ一枚だけ、とかだとちょっといじっただけで一気に強さが変わるので扱いにくいが、レブロスの場合そんな事は無い。

スプール径

スプール径は糸を巻いてない状態で約41mm。フロロカーボンを使う場合は多少スプール径が大きい方が巻きぐせが付きにくくトラブルが少ないので、個人的には2500番を使いたい。

ちなみにレブロス2506はナイロン6lbを100mが標準だが、フロロ5lbを80m巻いて使うとトラブルが少ない。

↑5lbフロロ80mでこんな感じ

ハンドル

ハンドルは供回り式。六角形のシャフトを六角形の穴に通しているため、そこに多少のガタが生ずる。

安価なスピニングリールは大体この仕組みだが、ガタの大きさは当初の加工精度とその後の磨耗によって異なる。レブロスの場合は正直全然気にならない。

ハンドル長さは約55mm。回転させた場合の直径は110mmになるので、ベイトリールでよくある80mmとかと比べると大きめという事になる。

ハンドルノブ

供回りによるガタよりもハンドルノブのガタの方が大きいので、気になるとすればこっちである。

当然ベアリングなど入ってないが、これもさほど気にならない。(尚、ハンドルノブは取れない仕組みなのでベアリングを後付けしたい人には向かない。)

リールフット&ボディ

コンパクトなボディと適度な長さのリールフット。
サミングもしやすい。

ボディ下部には逆転用レバーも付いている。

最近のリールで逆転用レバーが無いリールがあるが、個人的にはある方がありがたい。(ローターに糸が巻き込まれた場合に欲しい。)

重量

カタログスペック:270g

実測で269.8g。カタログ値とほぼ同じ。

スピニングリールの場合はリールそのものを握って振る訳ではないのでベイトリールほど重さは気にならない。

とはいえレガリスは2500Sで205gなので、最新のリールと比較するとやや重い。

ギア比&巻き取り量

ギア比は5.6:1で一回転あたりの巻き取り量は84cm。

ハイギヤのお陰でラインの回収が早く、手返しよく釣りをすることができる。

一方でハンドル長が長めでTシェイプノブは力が入れやすいので巻きが重いということは無い。

使用感

投げてみた感じ

飛距離はまあまあ。6ft9in MLロッドと6lbラインとの組み合わせでこんな感じ。

■プロップダーター 8.3g 28m

■X-48 アクロバットF 2.7g 20m

■ワンナップシャッド3 & 1/16JH 23m

■ガストネードS 5.5g 25m

■ベントミノー86F 25m

■コーゾースピン7g 32m

■マイティペッパー50SP 3.5g 25m

■アイウェーバー 74SSS 4.5g 23m

軽量ルアーもそれなりに良く飛ぶ。

スプール径が大きめなので太めのラインでも放出抵抗が少ないんだと思われる。

リトリーブした感じ

ダイワのリールだけあって回転時の振動も少なく、ハイギヤの割には巻き取りも軽いのでリトリーブはかなり快適である。

ヒット~ランディングまで

ハンドル長さがあるので結構巻き取りトルクがあり、ナマズなんかの不意の大物にも対応できている。

ドラグが最新のと比べると若干荒いが機能としては十分で、調整しながらやりとりすれば大丈夫。とりあえずドラグの調整が原因でラインブレイクしたりした事は無い。

釣果

なんだかんだで釣れている。

スモールマウス(多摩川にて)

ラージマウス(津久井湖にて)

ナマズなんかも

まとめ

タイトル通り、必要十分な機能を備えたリールだと思う。最新のリールと比較してしまうと少し重かったり少しドラグが荒かったりするが、価格を考えたら十分過ぎると言っても過言ではないと思う。

2年使っててトラブルらしいトラブルも無い。

強いて言えばちょっと糸ヨレするな・・・と思った時にラインローラーに注油したのと、ドラグの滑りが悪くなった時にグリスを塗ったくらい。

そんなわけでまだまだ現役で頑張って欲しいと思う。

2020/1/9追記

モデルチェンジした20レブロスが発売される模様↓

【20レブロス】ダイワのレブロスがLTコンセプトでリニューアル!【エントリーモデル決定版となるか?】
ダイワの新製品情報に、レブロスがモデルチェンジするとの情報が。 前モデルが15年リリースだったので5年ぶりという事になるわけだが、大きなトピックとしては、 ・LTコンセプトによる大幅な軽量化 ・ダイワのドラグシステムの最高...

こうなると15レブロスが値下げされる可能性が高いので、ある意味チャンスかも?

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