ダイワ×ゲーリーのコラボワーム。昨日紹介したネコストレートは元々あったダイワのネコストレートをゲーリーマテリアル化したものだが、ネコファットはそのネコストレートを太くしたようなワームである。
ネコストレートの特徴である尻尾のプルプルした動きが継承され、更に水押しが強くなりアピール力アップ、となっている事が期待される。
とりあえず買ってみたのでインプレ。
パッケージ
パッケージはこんな感じ。左下にゲーリーヤマモトのロゴマーク、右下にゲーリーのワームで良く見るシールが。
今回は4インチを購入。もう少し大きい5インチもラインナップされている。両サイズ共に1パック10本入りである。
定価は4インチが1,100円、5インチが1,150円とダイワのワームとしては少しお高め。ゲーリー価格かな。
外観など
ネコストレートを太くしたような形状。太くした分尻尾のくびれが顕著になっており、ここを支点にクネクネするんだろうなぁ、という形になっている。
胴体は完全に筒状ではなく、ハチマキの部分が僅かに他より太くなっている。この感じはゲーリーの定番、センコーと似た感じになっているので、もし尻尾がちぎれたらセンコーとしても使えそうである。
ちなみにネイルホールはネコストレート同様採用されていない。
サイズ感
長さ:4インチ≒10.16cm
全長はカタログ表記より微妙に長い。まあ0.5cmくらいの話なので気にする事はない。
比較の為にセンコー4インチと3インチを置いてみた。
ボリューム感はセンコー4インチとほぼ同じ。
重さ:7.0g
カタログ表記は無いが実測でこの数値。
ちなみにセンコー5インチは7.4gだった。
ネコファットの方がくびれがある分少し軽い。とはいえ7gもあればノーシンカーでもベイトタックルでギリギリ扱えそう。ベイトフィネスなら余裕である。
直径:約10mm
今回はノギスで測ってみた。丁度10mmだったのでもしワッキーチューブを使うのであればΦ10mmでいいだろう。実際に付けてみたが、尻尾から通すと通しやすい。
フックサイズ
まずオフセットフックを合わせてみた。今回はタックルベリーのフックと合わせたが#2/0が丁度良さそうである。
一方、NSSフックを合わせてみた場合はこんな感じ。ボディが太いのでフッキングを考えて#4/0にしてみたが、これだとなんか少し動きが阻害されそうな気もするので、ワッキーチューブ+ガード付きフックの方が動きは良さそうにも思う。
マテリアル
ゲーリーお馴染みの塩分多目のマテリアル。固さはセンコーなんかとほぼ同じと考えていいと思う。
というか長さ、太さ、重さ、比重、フックサイズ、質感などはほとんどセンコー4インチと同じなので、簡単に表現するなら「センコーの尻尾をくびれさせたもの」でいいと思う。
スイム動画
風呂場で泳がせてみた。
ネイルシンカー1.8gとの組み合わせ(約2.4MB)
最初に0.9gのネイルシンカーを入れてみたのだが、やはり素材の比重が重いので尻尾の方と沈む速度があまり変わらず、頭下がりのネコリグらしいアクションにならなかった。
風呂場でなく水深がちゃんとあるところなら違うと思うが、今回は1.8gを使用。
ネコストレートよりボディが太いので、比較するとハリのある動きになっている。
アクションに対するレスポンスが良く、尻尾のプルプルっとした動きがいい感じである。
ただ巻きの場合(約1.1MB)
ネコストレートにも驚いたが、ネコファットはさらにプルプルする。チョンチョン動かしてる途中で大きめにリフトしてやる、とかで効果的にアピールできそう。
重めのネイルシンカーとの組み合わせで、リフト&フォールで使うのも良さそうである。
ちなみに1.8gのネイルシンカーと合わせると9gになるので、これなら普通のベイトタックルでも余裕で扱えると思う。
まとめ
ネコファットというだけにネコリグで使うと良さそうなのは勿論、シンプルな形状なので他のリグでも使えそうな気もする。
メーカーHPによるとノーシンカーでフォールさせるとウォブリングするというし、ダウンショット、ジグヘッド、テキサス、直リグ、フリーリグなどあらゆるリグに対応できそうな雰囲気なので、フィールドで色々試してみたい。
先週末に少し投げた感じではベイトタックルでも普通に投げられた。(但し全力で振ると身切れするかシンカーだけ飛んで行きそうだったのでちょっと加減は必要。)
ネコリグで使用したが、やはりリフトした時の振動が大きく、ちょっとしたバイブレーションくらいの感覚。
これはしばらく一軍かな。