【インプレ】中華カルコンBFS!?なiFishbandのTender Shoot【丸形メタルボディ】

ベイトリール
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昨今の中華リールは安いだけでなく、機能的にもレベルの高い物が結構増えてきたように思う。

若干価格は高くてもメタルフレーム化するなどして差別化を図っているリールもいくつかあるが、そんな中でもちょっと目立つリールを発見した。

それが今回紹介するiFishbandのTender Shoot。

CNC削り出しのメタルフレームの丸形リールであり、8.0:1の高速ギアとφ30mmのフィネススプールを備えたリールで、シマノのカルカッタコンクエストBFSにも似たような雰囲気を醸し出している。

という事で今回は、中華カルコンBFS?とも言えそうなTender Shootをインプレしてみようと思う。

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基本スペック

スペックはこんな感じ↓

モデル Tender Shoot QY40L / QY40R
ギア比 8.0:1
巻き取り長さ/ハンドル 29.5″ / 75cm
重量 7.4oz / 210g
ハンドル長 80mm
ベアリング 11+1
ドラグ力 8.8lb / 4kg
ラインキャパシティ 100m / pe#0.8
ブレーキ マグネット式
スプール径 φ30mm

ボディ材質はA6061アルミニウム、ドラグワッシャーはカーボンファイバーとの事。

パッケージ

箱はこんな感じ↓ちょっと大き目の箱が高級感を感じさせる。

開けてみると・・・黒いのはリール収納袋。本体はプチプチにくるまれている。

中身はこんな感じ。

外観など

左から↓

左斜め前から↓

前から↓

右斜め前から↓

右から↓

右斜め後ろから↓

後ろから↓

左斜め後ろから↓

上から↓

下から↓

ギアボックスが張り出した形状、そこから後方に向かって少し斜めにボディがカットされているデザインはカルコンBFSをかなり意識していそうなデザイン。

と言いつつも、サムレストのブランキングはミリオネアCTSVっぽくもあり、パーミング側のデザインはオリジナル、といった感じなので、雰囲気はカルコンっぽいけど丸々パクっているわけではない、といったデザインになっている。

17カルコンBFSと並べてみるとこんな感じ↓

19ミリオネアCTSVと並べるとこんな感じ↓

3台並べるとこんな感じになる↓

スプールの両側のフィネスリングのオレンジもミリオネアCTSVっぽい。

ギア比は8.0:1。

レベルワインダーはセラミック製。

メガホン型で入口の径が広くなっている。

重量について

重量は211.7g。19ミリオネアCTSVと同じくらいの重量なので実用上問題の無い重さ。

スプールについて

スプールはφ30mmの短軸スプール。ベアリング1個込みで5.3gとなかなかの軽さ。

ブレーキについて

ブレーキは固定マグ方式。

サイドプレート全体を回す事で磁力を調整する仕組みになっている。18段階くらいで調整できるが、目盛りが無いのが残念。

廊下で試投してみた

0.5号のPEを50mほど巻いて廊下で試投。

1.8gのシリコンバンドをウエイトにして投げてみたが、フリップキャストで投げる事ができた。軽量ルアー対応力はなかなか高そうである。

ただ、クラッチの位置が高いのが気になる。

グリップからクラッチまでの高さは40mmくらい。

カルコンBFSやミリオネアCTSVだと32mmくらいなので、結構な違いを感じる。

渓流で使ってみた

エゲリアネイティブETVC-46XULとの組み合わせで渓流で使ってみた。

3.0gのもののふ35Sを使ってみたが、3gあれば余裕キャストする事が可能。

スプールのレスポンスがかなり良く、最新リールの中でも上位の部類に入ると思われる。

この日は釣果の方は全然だったが、かろうじてヤマメをキャッチ。岩の隙間を狙いすましたキャストで釣れたので嬉しい一匹であった。

その後2.1gのAR-Sを投げたりしてみたが、コンパクトなバックハンドキャストでも扱えたので、常用2g~と言って差支えないのではないかと思う。

更に、しっかりとロッドを振れる状況であれば1.0gのスプーンから実用レベルでキャストする事ができた。

同じ条件で23カルコンBFSと投げ比べをしたら0.7gの飛距離では23カルコンが圧勝したものの、1g以上に関しては良い勝負になる、といった状況だったので、軽いルアーを投げる事に関しては十分な性能と言えるのではないだろうか。

また、8.0:1のギア比のお陰で巻き取りが速いのも嬉しい。渓流で箱出しでしっかりと使えるリールだと思う。

実釣動画

初釣行の様子はこんな感じ↓

【中華カルコンBFS!?】iFishbandのTender Shootを買って使ってみた【渓流ベイトフィネス】

まとめ

中華カルコンBFSは本家カルコンBFSに迫る実力を秘めたリールである事がわかった。

巻き心地、軽量ルアー対応力、巻き取り速度それぞれが微妙に23カルコンBFSには劣るものの、単独の性能で見たら必要十分。値段は半額以下なので、お手頃価格で金属製丸形リールを楽しみたい、といった人にはおススメできるリールだと思う。

強いて欠点をいうならドラグクリッカーの音がイマイチ&あまり滑らかでない点とクラッチ位置が高い所くらい・・・ですかね。

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