【インプレ】カストキングのケストレルがヤバい件【アルデバランBFS対抗機?】

ベイトリール
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2022年11月現在に於いて、ベイトフィネス機の中でスペック的に最高峰に近いと思われるのがシマノの22アルデバランBFS

130gの金属製軽量ボディにφ30mmの低慣性スプールと可変式マグネットブレーキを備え、軽さ、軽量ルアー対応力、飛距離の全てを高次元で実現している。

そんなアルデバランにも迫るスペックでありながら$219といった価格でリリースされたのが今回紹介するカストキングのケストレル

マグネシウムボディで剛性を保ちつつもアルデバランを超える125gという軽さ。

φ28mm/5.6gの軽量スプールに可変マグブレーキ搭載で、アルデバランに対抗できそうな仕様になっている。

円安なので少々割高だったが、買って使ってみた感じをインプレしてみたいと思う。

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メーカーHP情報

まずはスペックをチェック。

KastKing Kestrel Elite Magnesium Frame BFS Finesse Baitcasting Reel

  • PERFECT REEL FOR FINESSE FISHING – The Kestrel Elite BFS (Bait Finesse System) baitcasting reel is the lightest on the market weighing only 4.4 ounces! This reel allows anglers to effortlessly cast lightweight baits farther with greater accuracy while nearly eliminating backlashes. Plus, the minimal weight and comfortable, compact size make the Kestrel Elite a breeze to fish with all day long!
  • ADVANCED BRAKING TECHNOLOGY – The FAF (Flyout Arc Finesse) Braking system was designed specifically for finesse fishing. Two half-ring magnetic brakes automatically adjust to slow down the spool when braking is needed to prevent backlashes. As the speed of the spool decreases, the magnetic field inside the spool diminishes and the magnets retract to maximize casting distance. There is also an external fingertip brake adjustment dial for fine tuning spool speeds for smaller baits.
  • INNOVATIVE SPOOL – The ultra-lightweight BFS shallow feather spool weighs only 5.6 grams! The smaller spool excels at handling the smaller diameter lines best suited for finesse fishing. The shallow spool requires less effort to turn and get up to speed, therefore enabling anglers to effectively cast lures down to 1/16 oz.
  • STRENGTH WITHOUT THE WEIGHT – The compact Palm Perfect design (36.5mm height) and magnesium frame reduces the total reel weight to only 4.4 oz. Although the reel is as light as a feather, it doesn’t skimp on power. The main gear and shaft are constructed of hard anodized aluminum and linked to a 100% brass pinion gear. A carbon handle and side plates also keep the weight low while maintaining strength.
  • ADVANCED LINE GUIDE – The patented LFTV (Low Friction Tapered Vortex) Line Guide decreases the angle at which the line enters the guide, limiting friction during casts. Straighter line and reduced friction results in fewer backlashes and greater distance on casts, both of which are qualities highly desirable among serious finesse anglers.

Product Specifications: 

Frame Magnesium alloy
Gear Ratio 8.4:1
Max Drag(LB) 13.2
Brake System FAF(Flyout Arc Finesse) magnetic braking system
Reel Weight (OZ) 4.4
Main Gear Aluminum
IPT(inch per turn) 29.1
Ball Bearings 11+1
Mono Line Capacity (LB/YDS) 4/80, 6/65, 8/50
Braid Line Capacity (LB/YDS) 6/215, 8/160, 10/125

出典:https://kastking.com/

まず注目したいのが本体重量。4.4oz≒125gは現行の市販ベイトフィネス機の中で最軽量だと思われる。

フレームはマグネシウム合金製で、φ28mm/5.6gのスプールに可変式マグネットブレーキを備え、更に8.4:1のギア、ドラグクリッカーやカーボンハンドル採用など、シマノやダイワのリールと比較しても遜色ない感じのスペックとなっている。

パッケージ

箱はこんな感じ↓

開けてみるとこんな感じでリールが収められている。

輸送中に傷がつかないのが良い感じだと思う。

箱から出すとこんな感じ↓なかなかの高級感である。

外観など

左から↓

左斜め前から↓

前から↓

右斜め前から↓

右から↓

右斜め後ろから↓

後ろから↓

左斜め後ろから↓

上から↓

下から↓

色の感じは22アルデバランをマット塗装にした感じ。形はどっちかというと16アルデバランっぽい。

軽いのにも驚いたが、重心の低さにもビックリ。かなり全高が低いのでパーミングしやすい。

ハンドル周りはこんな感じ↓

スタードラグ、メカニカルノブは共にクリック音あり。

細目のハンドルノブは滑りにくく、握り心地も良い感じ。

ドライブギアボックス下部にはギア比とラインキャパシティの記載がある。

ブレーキダイヤルが大きくて操作しやすいのも良い。

なぜかネジが+ねじでなく星形ねじなので、外すのにちょっと特殊なドライバーが必要なのはやや残念。

重量について

重量は実測で127.1gだった。

カタログスペックより2g程重いが、十分すぎるくらい軽い。

スプールについて

気になるスプール重量は実測で5.3gだった。

外径は実測でもφ28mm。

糸巻面の径は約22.5mm。

幅も大体22.5mmだった。

3DCADでモデリングして慣性モーメントを算出してみたら約421だった。

22アルデバランBFSのスプールの慣性モーメントが約430だったので、計算上は互角のキャスト能力になりそうな感じ。

サイズ感

22アルデバランBFSと並べてみるとこんな感じ↓

同じような感じではあるが、ケストレルの方がわずかにコンパクトな印象。

ブレーキについて

ブレーキはシマノのFTBとおなじような構造。違いと言えばマグネットが丸じゃなくて四角な所くらい。

ダイヤルが大きくて操作しやすい点については22アルデバランより良い部分だと思う。

実釣にて

まずは管理釣り場で使ってみた。ラインはPE0.5号を50m巻いて、リーダーはナイロン4lb。ロッドはファインテールグラス FSG-B462ULとの組み合わせ。

投げてみた所、1.0g~からのスプーンが実用レベルでキャスト可能な事がわかった。

全体的にブレーキが強いので、軽くて空気抵抗の大きい2g台のクランクベイトでブレーキ2、1g台のスプーンでブレーキ1.5~2、シンキングミノーならブレーキ0.5~1で使える、といった感じだった。

実用十分な飛距離は出せるが、ブレーキの微調整ができるともう少し伸びるかもしれない。

キャストフィールはアルデバランに近い。やはりブレーキ構造が似てるからだと思う。

巻き心地は十分に滑らかで、快適に釣りをする事ができた。

釣果の方も良い感じで、良型のニジマスもキャッチする事に成功。

ドラグの方もスムーズに動作し、クリッカーも付いてるのでラインの出具合も良くわかった。

実釣動画

初釣行の様子はコチラ↓

【中華ベイトフィネス機】カストキングのケストレルがヤバイ件【Kastking Kestrel Elite BFS】

他のリールとの投げ比べはコチラ↓

【投げ比べ】アルデバランBFSとアルファスAIRとシルバークリークAIRとケストレルを比較してみた【Casting Battle】

まとめ

結果としてはかなり使えるリールである事がわかった。

キャスト性能も22アルデバランや20アルファスAIRに迫るレベルで、巻き取り速度やドラグ性能も十分なので、真面目に使えるベイトフィネス機と言って良いと思う。

今は円安なので$219だと2万円台後半になってしまうが、円高になれば2万円台前半にもなりうる価格設定はかなり魅力的。

とにかく軽いリールが欲しい、ちょっと人と違ったリールが欲しい、といった人にぜひおススメしたいリールである。

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