トラッドな雰囲気とエッグシェイプが魅力のスミス プラッガーが2021年秋に内部機構をリニューアルして発売された。
それが今回紹介するプラッガー21LH。
外観的な雰囲気は維持しつつも、高精度カップ形状、高精度アイドルギア、カーボンドラグワッシャーなどを搭載して機能UPされているのが良い所。
更にトラッドリールでは貴重な左ハンドルモデルという事だったので、渓流で使う為に購入。
早速渓流で使ってみたので、その辺の感想なんかも含めてインプレしてみようと思う。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
旧プラッガーとデザインは大体同じで白黒反転させた感じのデザイン。
旧のパッケージはコレ↓
スペック表記はこんな感じ↓
開けてみるとこんな感じ↓
中身は本体と取説と遠心用のブレーキシュー。
ブレーキシューは大小2種類あって、ブレーキ力の調整が可能。
外観など
左から↓
左斜め前から↓
前から↓
右斜め前から↓
右から↓
右斜め後ろから↓
後ろから↓
左斜め後ろから↓
上から↓
下から↓
滑らかな曲線とクラシックな雰囲気がカッコイイ。インテリアとしても活用できそうな勢い。
新しくなったエンブレムもなかなかオシャレ。旧モデルのブラックバスも良い感じなのでこの辺は好みかなとも思うけど。
星形のスタードラグもカワイイ。
雰囲気自体は旧プラッガーと大差ないが、サイドカップのエッジが鋭角なので21LHの方がシャープな印象。この点については個人的には旧の方が好きかも。
重量について
重量はカタログ値で229gなのに対し、実測は226.9gとやや軽め。まあ誤差の範囲だろう。
旧の方は230gだった。
スプールについて
スプール径は32.5mm。(一番太い部分)
ややテーパーが付いているのが特徴。内側の部分の径は31mmくらいだった。
有効幅は22mm。
スプール重量は22.6gと従来通りの重さ。
渓流で使う場合はシャロースプールに交換したい。
サイズ感
サイズ感としてはアンバサダー1500Cなんかと近い感じ。
前後方向はアンバサダーの方が短いが、重心はプラッガーの方が低い。
渓流で使ってみた
とりあえず早く使ってみたかったので中華製スプールに交換して渓流へ。ブレーキはマグネットブレーキをセット。
ロッドはファインテールグラスFSG-B462ULとの組み合わせ。ラインはPE0.6号。
まずキャストしてみた感じ、駆動系のスムーズさに驚いた。キャスト中もレベルワインダーが動く構造なのは従来通りだが、旧プラッガーと比較して滑らかになっていると思われる。高精度アイドルギアと高精度カップ形状の効果かもしれない。
そのお陰で、3gクラスのルアーを快適にキャストする事ができた。若干出遅れはするものの1.5gのフェザージグなんかも投げられたので、軽量ルアー対応力としては十分なのではないかと思う。
アルファスAIR TWやφ30の軽量スプールに交換したミリオネアCTSVよりは少し劣るが、カルカッタコンクエストBFSあたりと互角かな、といったイメージかと。
ただ、駆動系の慣性力のせいか失速しにくく、後半伸びているような感覚もあったので、キャストフィールはなかなか良いと思う。
ギア比が5.1:1と遅めなので、アップでのミノーイングはちょっと頑張ってハンドルを回す必要がある。でもまあ頑張れば大丈夫・・・という事で無事にニジマスをキャッチ。
カーボンクロスドラグワッシャーのお陰でドラグの出も滑らか。ラインを出しながらのやりとりも快適だった。
実釣動画
初釣行の様子はこんな感じ↓
まとめ
スプールさえ替えれば渓流で十分に使える事がわかった。
その後改めて使ってみたが、快適すぎてもう渓流用として全然違和感ない感じ。
左ハンドルなので手返しも良く、源流域で使うのにも良さそう。
値段が高いのと品薄なのがネックではあるものの、渓流でトラッドな雰囲気のリールをお探しの方には是非おススメしたいリールである。