渓流ルアーに於いてはジョイントタイプのミノーが有効な時がある。
個人的にはドクターミノージョイントがお気に入りなのだが、やはりウネウネした動きが魅力。ただ巻いても良いし、アクションを加えてもジョイントが無い物とは一味違ったアクションで誘う事ができる。
そんなジョイントタイプのミノーの中でも更に特徴的なのが今回紹介するリュウキ クアトロ70S。
4分割のジョイントボディで更に艶めかしい動きを実現している上に、投げて巻くといった基本的な操作はストレスなくできるようになっている。
そんなリュウキ クアトロ70Sをインプレ。
メーカーによる説明
スピアヘッド リュウキ クアトロ70S
Length 70mm Weight 5.7g Type 重心固定・シンキング Hook #10 Ring ラインアイ#1.5・フックアイ#1.5 Price ¥2,000 リュウキシリーズ初! 3ジョイント、4ボディモデル登場!
ジョイントボディならではの艶めかしいアクションで全てのトラウトを魅了する。 3ジョイント4ボディで在りながらストレスを感じる事の無いキャストフィーリング。 アップクロスからダウンクロスでの釣り・様々なポイント・色々なシチエーション において今までに無い新しいスタイルのトラウトゲームがここから始まる!
内部構造
出典:DUO
渓流用ミノーでは類を見ない4連結ボディが特徴。渓流用に限定しなくても70mmサイズで多関節のルアー自体結構珍しいと思う。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
金×黒のパッケージでなかなか高級感があるが、価格は実売で2000円しない。手の込んだ形状の割にお手頃な価格と言えるのではないだろうか。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
今回はライムチャートヤマメを購入。
カラーリングも良い感じだが、やはり造形がしっかりしているのがDUOの良い所。ジョイントの動きも軽快である。
曲がり具合はこんな感じ↓
ジョイントの可動範囲が大きすぎないのがポイントと思われる。これが大きすぎると投げた時に空中でラインが絡んだり、クルクル回って飛距離が落ちたりするので、動きと操作性の良いところを狙ったんだと思われる。
ちなみに縦には曲がらない構造。フックはフッ素コーティングされていて良く刺さる。
重量について
重量は実測で5.5gなのでほぼカタログ通り。
昨今のヘビーシンキングミノーと比較すると体積あたりの重量は控えめ。
サイズ感
サイズ感はシルバークリークミノー70やドクターミノー7Fといった7cmクラスの渓流ミノーと同じ感じ。
ヴァルケインのハイドラムとも近い感じ。
軽く投げてみた感じ
とりあえず動きの確認の為に津久井湖で投げてみた。
ラインは4号なので実際に渓流で使う時とは違うと思うが、飛距離は約25mといったところ。ぶっ飛ぶという訳ではないが、ジョイントミノーにしては飛行姿勢が安定しており、フックにラインが引っかかったりという事もなかった。
このタックルで25m飛ばせれば渓流用ロッドではもっと飛ばせそうなので飛距離は十分と言えそう。
アクションについてはハイドラムのようにゆっくり動かしてウネウネ・・・みたいなのを想像していたが、一定以上の速度でないと泳がない事がわかった。
逆に高速安定性に優れており、高速で巻いても傾く事無く泳いでくる。ウォブリングの幅が小さ目でハイピッチで動くのが本物の魚のよう。
トゥイッチしても良い感じで、短い移動距離のダートアクションにボディがブルっと動くアクションが加わる。
スイム動画
動画で見るとこんな感じ↓
まとめ
軽く投げてみた感じではかなり良い感じ。明らかに他の渓流用ミノーとは違う動きなので、一味違ったアプローチをするには持って来いなのではないだろうか。
サイズが70mmと小渓流では少し大きめな気もするが、同じようなサイズのハイドラムでも普通に釣れるのでまあ大丈夫だと思う。
最近雨で川が増水しているので渓流には行けないが、水が引いたら是非使ってみたい。