鱒レンジャーのベイトモデルには基本モデルとして4ftのCT40、5ftのCT50の2種類がある。それに加えて追加でリリースされたのがカスタムモデルのCT38とCT48。
ウッドのリールシートで見た目がオシャレになっている所と、少し長さを詰める事でやや硬めのアクションとなっているのが特徴である。
先日CT38を購入して使ってみたら思いの他使いやすかったので、CT48も追加で購入してみた。
という事で今回は鱒レンジャーカスタムCT48をインプレしてみたいと思う。
基本情報
メーカーHPには載っていないのでタグからの情報を転載。
名称 | 鱒レンジャー Custom CT48 |
Type | MEDIUM |
LENGTH | 4’8″ |
LINE WT | 3~10lb |
LURE WT | 2~10g |
TypeがミディアムなのはCT50と同じだが、適合ライン、適合ルアー共にCT50より太く、重くなっている。これらの事から、CT50よりも強めの調子になっている事がわかる。
ちなみにCT50のスペックはこんな感じ↓
外観など
まずタグがこんな感じ↓
続いて各部の仕上がりはこんな感じ↓
やはり目を引くのがウッド製のリールシート。金具もガンメタリックでなかなかカッコいい。
金具の内側にはちゃんと樹脂が入っていて、リールフットに傷が付きにくくなっているのも良いところ。
一方でブランクはこんな感じ↓
見た目的にはCT40ダークナイトと同じ感じ。ガイドはハードガイドっぽく、これもCT40やCT50と同じ感じ。
重量について
重量は実測で103.8g。
このクラスでは重めのエゲリアネイティブETVC-46XULと比較しても少し重い。
鱒レンジャーのCT50と比較すると若干軽い。
CT50との比較
CT50ARMYとの比較。まずはグリップ周り。
グリップはCT50の方がリールシートが長い分だけ長い。
続いてブランクの比較。
ロッドエンドを合わせて比較すると当然CT50の方が長い。
一方でティップ位置を合わせると若干CT48の方がティップが太いのがわかる。
ガイド数はCT50が7個なのに対し、CT48は6個となっている。
アクションについて
軽く曲げてみた感じ↓
やや強く↓
強く曲げるとこんな感じ↓
使ってみた感じ
早速渓流で使ってみた。
リールはミリオネアCTSV+中華シャロースプールで、ラインはナイロン4lb。
周辺の雰囲気はこんな感じ↓
この日は主にDコンパクト(3.5g)、AR-S(3.5g)を使用。
CT50よりはシャッキリしているものの一般的なロッドと比較するとだいぶダルい調子になっている。ソリッドグラスによる自重のお陰で先重りが激しい。
その分振った時に自重で曲がるので、少ないインプットでしっかりロッドの曲がりを生かして投げる事ができる。フリップキャストなんかもやりやすい。
飛距離についてもそこそこ長さがあるのでCT38と比べると出しやすいと思う。
一方でミノーを細かくトゥイッチさせたりするのには全く向いていない。
力強くアクションさせようとするとティップが暴れてしまう割に手元には伝わって来ないので、自重でボヨンボヨンしているのを上手にアクションに変換する必要がある。
そんな使い勝手なのでこの日はまずスピナーを中心に使用。投げて巻くだけならまあまあ使いやすい。
結果無事にイワナとヤマメをキャッチ。
その後、使いにくいながらもDコンタクトをトゥイッチさせてみた。目視でどの程度ルアーが動いているか確認しつつ操作していくとそれなりに動かせている模様。
一応ニジマスが釣れたので、魚が喰う程度には動かせているのではないかと思う。
ただ、ミノーのトゥイッチをメインに使うと結構手が疲れる。
実釣動画
初釣行の様子はコチラ↓
まとめ
CT50と比較すると使いやすくはなっているものの、CT38と比較するとダルさが目立つ感じの仕上がりだった。
ミノーをビシバシ動かしたい人には積極的におススメしないが、スプーンやスピナーをメインに使うとか、敢えてグラスらしいアクションを楽しみたい、といった場合には使えるロッドなのではないかと思う。
TURING MONKEY グレート鱒レンジャー改 CT48 カスタム