【インプレ】ラパラ カウントダウンエリートCDE55【待望のダウンサイジングモデル】

シンキングミノー
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ラパラと言えばカウントダウンが真っ先に思いつく、という人は多いと思うが、2020年に名作の名を冠してリリースされたのがカウントダウンエリート。

伝統的な動きを踏襲しつつも、タングステンコアによる飛距離アップやフラットサイドボディ&水平フォールによるフォール時のアクション、トゥイッチ時のヒラ打ちなどの現代風な要素も織り込まれた素晴らしいルアーに仕上がっている。

ただ、サイズが75mmとやや大きく、「もう少し小さいのがあれば・・・」と思っていた。

それがこの春、ダウンサイジング版となる5カウントダウンエリートCDE55が発売された。

これで更に活躍の場が広がる・・・という事で早速購入。軽く投げて来たのでどんな感じだったかインプレしてみようと思う。

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メーカーHP情報

まずはスペック情報をおさらい。

COUNTDOWN® ELITE

カウント ダウン エリート

COUNTDOWN ELITE

CDE

ミノーイングに革命をおこす
新たなるカウントダウンが登場!

長年の経験と最新技術を結集した
Rapalaの最高傑作

2021年春
ダウンサイズの5.5cm新登場!

・飛距離約20%up(対CD比較)
・水平フォール姿勢でドリフトに対応
・タングステンコアウエイト採用

貫通ワイヤーシステムを更なる次元へ
スタンピングステンレスプレート搭載で強度UPと低重心化に成功

Model Running Depth Body Length Weight Treble Hooks
CDE55 0.9-1.2m 5cm 5g Two VMC 7554#12
CDE75 1.2m 7.5cm 10g Two VMC 7554#10

◆開発の経緯

魚種を選ばず、数々の釣り人に魚との出会いをもたらしているカウントダウン。そのパフォーマンスは日本での発売以来伝説となり、今もなおプレッシャーの高くなった日本のフィールドでも、ここ1番の切り札としてルアーケースに忍ばせるベテランも少なくない。
では、なぜカウントダウンは釣れるのか?一つは、シンキング仕様であることがあげられる。シンキングとはルアー本体の比重が水より重いため、水に投入すると沈む。すなわち、その特性を活かし放置することでルアーが到達する水深をコントロールできる。リップの推進力でも泳層をコントロールできるが、シンキングルアーはフォールの時点であらかじめスイミングアクションをスタートできる地点を調整できるのだ。
シンキングであるという特性、これは今では当たり前のように思うが、これこそが「カウントダウン」という名前の由来であり、後世、多くのミノーに影響を与えたコンセプトと言っても過言ではないだろう。
そして、もうひとつ注目したいのがアクションである。
創業者のラウリ・ラパラが実際のフィールドで試行錯誤を繰り返し導き出されたアクション。通常のミノーと一線を画するロールの効いたウォブリングアクションは多くのルアービルダーがお手本にしたほど完成度が高く、シンキングミノーの元祖と言える。
フィンランドでの発表以来、カウントダウンがヨーロッパ全土にその名を轟かせた背景には、流れのある河川やトローリングでの使用において、非常に安定した泳ぎを実現したことも、現在までこのルアーが販売を続けている理由の一つだ。急流域のダウンストリームでのスイミング、トローリングでは超スローからハイスピードまで柔軟に対応し、決して水面に飛び出さない安定性は、多くの釣り人が信頼をおいている理由の一つである。
しかしながら、年々プレッシャーが高まる日本のフィールドでは、人の手が届く範囲では魚に出逢える確率も急激に降下し、ピンポイントにルアーを投下しないと魚が反応しないという傾向も強くなり、より遠くに、より正確にルアーをアプローチできることが、ルアーのアクションと同様の重要なテーマになっていることも事実である。
そのリクエストに応えるべく、ソリッドな天然素材で構成されるバルサボディはそのままに、カウントダウンの特性、伝説のアクションを継承しつつ、飛距離と飛行姿勢の安定化、さらには現代のハイプレッシャーなフィールドにおいて有効なアプローチ手段となっている「ドリフトテクニック」に対応するフォール時の水平姿勢、ドリフトの有効時間を長く継続できる適切なシンキングスピードに注目し、21世紀のフィールドにシフトした「新たなるカウントダウン」を誕生させることがカウントダウン エリート開発の使命であり、それを見事に実現させた。

◆プロダクトの特徴

・同サイズのミノーに比較し最高クラスの飛距離を実現(CD7に比較し飛距離20%アップ)、ピンポイント攻略をサポートする安定した飛行姿勢
・カウントダウンシリーズに採用されている貫通ワイヤーを高強度ステンレスプレートに変更し強度アップとウェイトの低重心化に成功
・環境に配慮したタングステンポリマーをコアウェイトに採用
・着水後ただちに動き出すバルサウッドならではのレスポンスの良さ
・トゥイッチで美しいダートアクションを創出するフラットサイドデザイン
・カウントダウンシリーズ継承の証である、水をしっかりと捉えるディンプル(くぼみ)リップ
・急流のダウンストリームでも水面に飛び出しにくい、しっかりとした遊泳安定性能。
・ドリフトに対応する水平姿勢フォール、適度なシンキングスピードがより長い時間スイートスポットを攻略可能
・大物とのやりとりに不安を与えない太軸フック、VMC®7554#10を標準装備。

出典:Rapala

CDE55、と言うからには55mmなのかと思ったが50mmとの事。重量は5gという事で、スペックだけで見たら渓流でも使えそうなイメージ。潜行深度は0.9m-1.2mとやや浅めになっている。

パッケージ

パッケージはこんな感じ↓

今回はピンクヤマメと金黒を購入。できたらチャートリュースヤマメも欲しかったのだが・・・残念ながら売り切れだった。

開封するとこんな感じ↓

外観など

横から↓

上から↓

下から↓

前から↓

後ろから↓

長さはアイを含まずで50mm丁度。体高が結構高めなのが特徴的。

背中と側面は結構フラットな感じで、真後ろから見るとこう↓

リップは少し凹んでいて、水をしっかり掴んでくれそう。ステンレスプレートのアイはかなり丈夫そう。

銀粉を振ったような塗装と微妙なリアルさの顔のプリントもなかなか良い感じ。

重量について

重量は実測で5.2g。

これくらいあればベイトタックルでも十分に投げられる。

フックが太軸なので、シングルに変えるとちょっと軽くなる。

サイズ感

まずCDE75との比較。

重量が倍違うので、結構ボリュームが違う。

続いてDコンタクトとCD5との比較。

長さは殆ど同じだが、体高と幅があるのでCDE55は結構大きく感じる。

投げてみた感じ

とりあえず渓流ベイトフィネスタックルで試投。ラインはナイロン4lbにロッドは4ft6inch、XULのエゲリアネイティブ。

飛行姿勢は安定しており、飛距離は約25mといったところ。もう少し硬くて長いロッドならまだまだ飛ぶと思う。

泳がせてみるとこんな感じ↓(動画:約11MB)

小気味良いウォブリングでしっかりアピールしてくれそうな感じ。早巻きしても動きが乱れないので、広範囲をサッと探るのにも向いているし、流れの中で泳がせたりもできる。

トゥイッチを加えると短い幅でダートしながらヒラ打ちでアピール。

フォール時の動きはこんな感じ↓(動画:約3MB)

フォール中もユラユラと動いて誘ってくれる上に、泳ぎ出しも抜群。

凄く使いやすく、欠点らしい欠点は無いが、強いて言えば時々前後のフックが引っかかる事がある。

狙う魚のサイズによってはフックサイズを一つ下げてもいいかも。

シングルフックに変えてみる

サイズ的にはSBL-55Mの#8が良い感じだと思う。

管理釣り場にて

ちょっとFF中津川でニジマスを狙ってみた。

ただ巻きでもしっかり動いてくれるのだが、反応がイマイチだったので連続トゥイッチでアピールしてみると結構チェイスがあった。

お、もしかして釣れるかも・・・と思ったがバイトには至らず。

でもまあタイミングが合えば釣れる日もあると思う。

渓流にて

渓流でヤマメを狙うのに使ってみたが、やはり流れの中での安定性がかなり高いのでアップでもダウンでも使いやすい。

トゥイッチ時のアピール力も高く、チェイスを多数確認&実際にキャッチする事もできた。

そしてまた別の日には金色の方でもキャッチ。放流日だったので一か所で色んなルアーを試してみたが、この日はCDE55が一番良く釣れた。

全部トゥイッチでの釣果。他の渓流用ミノーと比較すると水を押す力が強いような気がするので、その辺が効果的だったように思う。

まとめ

動きの良さと扱いやすさはCDE75と同様にかなりバランス良く仕上がっている事がわかった。

サイズ的には源流域で使うにはちょっとだけ大きいかな・・?とも思ったが、意外とサイズ問わず喰ってくる事がわかった。

かなり気に入ったので追加購入。

渓流は勿論の事、エリアトラウトやバス釣りにも使えると思うので、今シーズンは積極的に使って行きたいと思う。

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