【渓流ベイトフィネス】エアブレーキと固定ブレーキの使い分けを考えてみた【アルファスエアTW VS ミリオネアCT】

ベイトリール
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渓流ベイトフィネス用のリールとして、今のところ以下のリールを用意している。

・20アルファスエア TW(エアブレーキ)

・19ミリオネアCT + 中華フィネススプール(固定ブレーキ)

・アンバサダー1500C + 中華フィネススプール(固定ブレーキ)

・ミリオネアGS-2000 + 中華フィネススプール(固定ブレーキ)

アンバサダーとミリオネアGS-2000はシンクロレベルワインドなので、最大飛距離では上の2つに少々劣る感じ。

一方で上の2つは別々の日に使った感じでは飛距離はあまり変わらない印象だった。

じゃあどういう使い分けをすればいいのか、というのを調べるために今回は同じルアーを投げ比べて違いを調べてみることにした。

尚、アルファスエアTWのスプールはφ28mmで自重は8.1g。

ミリオネアCT用のスプールはφ30mmで自重は4.8g。

重量だけで言ったら3.3gも違うのだが、スプールの立ち上がりは殆ど同じ。やはりラインを巻くとラインが外周側に来るので、スプール径という要素はかなり大きいんだと思う。

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テスト①:5gのルアーを投げてみる

5gのシンキングミノーであるカウントダウンエリートCDE55で飛距離を比較。

まずはミリオネアから。4ft6inのロッドで投げて飛距離は25mくらい。

続いてアルファスエアで同じルアーを投げてみたが、大体同じ感じの飛距離だった。

テスト②:2.1gのルアーを投げてみる

続いて2.1gのAR-Sを投げてみた。

ミリオネアでの飛距離は約15m。

続いてアルファスエア。

アルファスエアでも飛距離は大体同じくらい。

単純な飛距離ではあまり差が無いような気がする。

テスト③:投げ方を変えてみる

ここまではサイドハンドで投げていたのだが、オーバーヘッドキャストで最長飛距離を目指してみる事に。

すると面白い事に、ミリオネアで全力で振って弾道が少し高めになった場合に結構バックラッシュする事がわかった。

一方でアルファスエアの場合は思いっきり振っても少々弾道が変わってもほぼバックラッシュせず。特に軽いルアーを投げる場合にこの現象が顕著だった。

なので、軽いルアーをオーバーヘッドでスパッと振って投げる場合にはアルファスエアの方が向いているっぽい。

今度は逆に5m以内の近距離を軽いフリップキャストで投げる場合について比較してみた。

この場合についてはアルファスエアの方がブレーキが弱くなって軽くバックラッシュする事が多かった。ミリオネアの方が低速域でもブレーキが効いている感があり、フワッと投げてもトラブルが少ないように感じた。

まとめ

ブレーキの構造から考えると、エアブレーキはキャストの最初でガツンとブレーキがかかる仕組みなので、スパッと振ってキャストする時のトラブルが少ない。

一方で固定ブレーキは単純にスプールの回転速度に比例する為、スプール回転が速すぎると追いつかない場合があるが、回転が遅くなってもある程度ちゃんと効いている為、スプールの回転があまり上がらないような近距離のキャストでもトラブルが起こりにくい、といった感じなのではないかと思う。

という事で、個人的使い分けとしては、

・ある程度キャストするスペースが取れて、川幅が広めな所ではアルファスエアTW

・遠投の必要がなく、変な体勢で投げたりする必要のある源流などではミリオネアCT

といった感じにしようかなと思う。

ちなみにアルファスエアTWにはTWSが付いているので、いざバックラッシュが発生した時のダメージが少ない。なのでφ28の固定マグのスプールがあればより源流部でも使いやすくなるかと思う。

逆にミリオネアはレベルワインドが近いのでバックラッシュした場合のダメージが大きいが・・・このデザインだからこそカッコいい、といったメリットがあるので、このまま使って行きたいと思う。

・・・と言ってみたものの、両方使って比較したらちょっと差がある、といったレベルの話で、どっちも多少気を遣えば問題なく使えるので、実際には雰囲気で使いたい方を使うような気がするけどね。

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