スピンキャストリールの使い手である諸先輩方のブログなんかで時々見かける黄色いロッド。
最近では珍しいガングリップが特徴的なウルトラライトクラス、チューブラーグラスのベイトロッドで、4000円弱という格安価格で手に入る・・・といったチープタックル愛好家には堪らないスペックなのが今回紹介するバスプロショップスのマイクロライトMLS410ULC-2。
スピンキャストやベイトフィネス対応リールと合わせて使えば渓流ルアーやバス釣りのスモールプラッギングが捗りそう・・・という事でとりあえず買ってみた。
用途的には鱒レンジャーと被りそうな気もするが、ソリッドグラスである鱒レンジャーとはまた違う部分もあると思うので、その辺を比較しつつインプレしてみようと思う。
基本スペック
基本仕様はこんな感じ↓
Model | MLS410ULC-2 |
Length | 4ft10inch |
Power | Ultra Light |
Line Weight | 2-6 lbs. |
Lure Weight | 1/16 – 3/8 oz. |
Pieces | 2 |
バスプロショップスのWebサイトによると、パンフィッシュとマス用との事。
5ft弱のショートロッドなので恐らく遠投には向かない。軽量ルアーで近距離を手軽に楽しむ、といったロッドかと思う。
外観など
とりあえず開封したらこんな感じ↓
コルクグリップのシートを剥がしたらコルクの粉がいっぱい付いていた。仕上がりが雑な所はまあ価格なり、といった所だろうか。
一応保証書らしきものも付いていた。まあ何かあってもこの価格の物をメーカーに送ったりする気はないけど。
リアグリップはこんな感じ。
リールシートはフジっぽい雰囲気の樹脂製。
フロントグリップ前にはフックキーパー付き。
バット部にはマイクロライトのロゴ。
裏側にはスペック表記。
バットガイドはこんな感じ↓
ジョイント部は並み継ぎ。
トップガイドはこんな感じ。
全体的にはこんな感じで、全長は鱒レンジャーの5ftよりちょっと短いくらい。
重量について
重量は101.3g。
数字で見るとそんなに重くは無いが、振ってみると結構重さを感じる。
仕舞寸法
仕舞寸法は約77cm。
車のトランクに積むには十分なコンパクトさ。
先径&元径
先径は約2.2mm。昨今のロッドと比較すると結構太い。
元径は約8mm。これもなかなかの太さ。
黄色いのもあって、実寸よりも太く感じる。
アクションについて
軽く負荷をかけてみた感じ↓
もうすこし曲げてみた感じ↓
どういうわけか3番ガイドと4番ガイドの間が柔らかいようでそこを中心に曲がっている。
先重り感も激しく、軽く振ると自重でブルンブルン震える。柔らかくて重くてだるい、これぞグラスロッドのイメージそのもの、といった感じ。
リールを付けてみる
まずはガングリップに合いそうなアンバサダー1500Cから。
リールシートがオフセットしている訳ではないのでストレートグリップと取り付け位置はあまり変わらない。でも雰囲気はなかなか。
リールフットが厚めのスピンキャストも取り付けられる。
黄色のブランクには黒のリールも合うかな。
軽く投げてみた
とりあえず廊下で投げてみた。
2.9gの消しゴムでも軽く振っただけで十分にロッドが曲がる。なのでフリップキャストはそこそこやりやすかったが・・・ベンドカーブが滑らかでなく、への字に曲がるのもあってタイミングの取り方には少し注意が必要かも。
フリップキャスト時の動画(約4MB)
曲がって戻る速度はゆっくり目で、その点でもグラスらしさを感じる。
鱒レンジャーとの比較
鱒レンジャーCT50と比較すると、持ち重り感やグラスっぽいだるさに関してはマイクロライトの方がよりグラスらしい、といった印象。
ガイドが大きいのも影響しているのか、自重によるブレはマイクロライトの方が大きい。
ガイド数は鱒レンジャーが7個に対してマイクロライトは5個なので、この点では鱒レンジャーの方が上かな。
ベンドカーブについても鱒レンジャーの方が滑らかで素直に曲がってくれるので、どっちかと言うと鱒レンジャーの方が使いやすいかな。
(参考:鱒レンジャーのキャスト動画)
とはいえ黄色のブランクのガングリップの醸し出す雰囲気はマイクロライトならでは、と思うので、見た目だけで採用するのもアリだと思う。
まとめ
とりあえず少し触った感じでは良くも悪くも古き良きグラスロッドのイメージそのまま、といった感触。小学生くらいの時に使ってたロッドがこんな感じだったような・・・
とはいえ見た目はかわいらしいので、コレをなんとか使いこなして釣れた1匹には結構な価値があるような気がする。
どこでデビューさせようかな・・・
【バス プロ ショップス】 マイクロライト 2ピース グラス ベイトロッド