【インプレ】ゼブコ オメガ Z03【ハイクオリティ&剛性感MAX】

スピンキャストリール
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スピンキャストリールを世界で最も沢山作っているであろうメーカー、ゼブコ。

そのラインナップを価格順に上から並べてみるとこんな感じになる。

バレット→オメガプロ→オメガ→デルタ→33プラチナ→33ゴールド→33

(※大型を除く)

で、今回紹介するオメガは上から3番目に位置するモデル。

オールメタルボディで6+1ベアリング、オシュレーション機能付きというスペックで、基本的な構造はもう一つ上位のオメガプロと変わらないが、以下のような違いがある。

オメガプロ:重量が軽い、ローターがテフロンコーティングされたアルミ製

オメガ:重量が重い、ローターがステンレスのハードクロムメッキ?

方向性としては、オメガプロよりも重いが丈夫、といったリールとなっている。

であればリールに負荷のかかる用途に使えるのでは・・・と思っていた所でお手頃な中古を見つけたので、とりあえず買ってみた。

という訳で、高級感と剛性感を兼ね備えたゼブコのオメガをインプレ。

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外観など

左から↓

左斜め前から↓

前から↓

右斜め前から↓

右から↓

右斜め後ろから↓

後ろから↓

左斜め後ろから↓

上から↓

下から↓

フロントカップとリアカバーはアルミの鏡面仕上げ。アンタレスにも通ずる輝きに高級感を感じる。油断すると写真を撮る時に顔が映り込んでしまうくらい鏡面なので注意。

オールメタルでずっしりとした重みがある一方、造りはカッチリしていてかなり剛性は高そうな雰囲気。

ボディ上面にはドラグダイヤル。操作性はオメガプロと同じ。

ゴムカバー付きのクラッチボタンの操作性もオメガプロと同じ。

サイズ感

サイズ感としては33プラチナと同じくらい。前後方向は若干オメガZ03の方が長い。

高さ方向は僅かにオメガの方が低い。

クラッチボタンもオメガの方がやや低くなっている。

オメガプロZ02と比較するとこんな感じ↓

やはりZ02の方が一回り小さい。プロでないオメガにもZ02サイズは存在するので、恐らくZ02同士で比較すると同じくらいのサイズ感になると思う。

重量について

重量は359.1g。かなり重めの部類に入る。

その分剛性が高いと思って納得するしかないかな。

ハンドルについて

ハンドルは90mmのダブルハンドル。

構造的にはオメガプロと同じ。

フロントカップを開けてみる

フロントカップは本体にねじ込むタイプ。反時計回りに回すと外す事ができる。

フロントカップについて

フロントカップはアルミの削り出し。ラインを通す開口部にはセラミック製のリングが付いている。

ローターについて

ローターはステンレス製。綺麗に磨かれており、バリなどは無し。オメガプロはここがテフロンコーティングされているのでラインの滑りが良い反面、摩耗でテフロンコートが剥がれるというリスクがある。オメガの場合は少々削れたとしても磨き直してやればいいので、耐久性という観点ではこっちの方が安心感がある。

ライン押さえのゴムは柔らかめで、ラインをしっかり保持する事が可能。

ピックアップピンはセラミック製が3本も付いている。3本付いているスピンキャストはなかなか珍しい。

裏から見るとこんな感じ↓

ピックアップピンを受ける土台の樹脂部品にはローラーが付いている。これによって回転時の抵抗を最小限に抑える事ができる。

スプールについて

スプールはワンタッチで取り外せる構造。ドラグを締めてスプールを時計回りに少し回して手前に引けば外す事ができる。

スプール径は47.5mm。ギア比2.9:1とするとハンドル1回転あたりの巻取り量は約43cmとなる。

スプール裏面はこんな感じ↓

ラインキャパシティについて

空のスプールはこんな感じ↓

ダイソーナイロン3号を巻いてみた。80mでこんな感じに↓

オシュレート機能のお陰で綺麗にラインが巻ける。

ロッドに付けてみた感じ

重心が低めなのでサイズに対してはしっかり握る事が可能。

クラッチボタンも押しやすい。

ドラグ操作もバッチリ・・・だが、全体的に大きいのは間違いないので、手が小さい人にはあまりおススメではないかな。

軽く投げてみた感じ

部屋の中で軽く投げてみた。

ラインの放出はかなりスムーズ。ラインが擦れる音が殆どしないのはバレットやオメガプロと同じ。

巻取りの滑らかさはオメガプロと変わらない。厳密に言えばテフロンコートが無いのでローターを擦れる抵抗の分は重くなっているかもしれないが、軽いウェイトを巻いてる分には大差なし。

ギア比が低いので巻取りスピードは遅いが、その分トルクはあるはず。太目のラインとの組み合わせでナマズ釣りとかに良さそう。

バス釣りに使ってみた

テイルウォークのキャンピー2の5ftロッドとの組み合わせで夕マズメの1時間勝負。ラインはピンク色のダイソーナイロン3号。

飛距離はコーゾースピン7gで27~28mくらい。ロッドが短いのと3号ラインの放出抵抗のせいでもう一つ伸びない。ロッドをもう少し長いのにすればもう少し飛ぶかな。

巻取りは結構スムーズ。SRミニくらいの小型のスピナーベイトくらいなら快適に巻ける。ただ、ダイソーナイロンはローターとの摩擦が大き目のイメージだったので、もう少し滑りの良いラインに替えたら更に良くなると思う。

3/8ozのビーブルは少し巻くのが辛かった。

一方で軽量ルアー対応力はかなりのもの。1.6gしかないK-1ミノー50SPも投げられる。

本体重量が重いのでトゥイッチなんかはしんどいか・・・と思いきや、ロッドが短いので結構軽快に扱う事ができた。遠投の必要がない状況で使うならショートロッドと組み合わせると良いかも。

で、結果としては小バスを何匹かキャッチ。

例によって巻取りが遅いので寄せるのに時間がかかるが、ちょっと焦りながらシャカシャカ巻くのも楽しいものである。

まとめ

明らかに重いのはデメリットではあるものの、その分長持ちしそうな造りになっている。太目の糸を巻いても軽量ルアーは投げられるので、個人的にはスモラバを使ったナマズのサイトフィッシングあたりに活用しようかなと思う。

↑インテリアとしても結構オシャレな気が・・・

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