ちょっとリサイクル屋さんで気になるリールを見つけたので買ってみた。
20バンタム・・・ではなくバンタム マグキャスト20SG。
今でこそシマノ = 遠心ブレーキのイメージだが、このモデルはマグネットブレーキ搭載。
見た目はレトロで結構カッコいい。
果たして今でも使えるリールなのか・・・ちょっと見てみようと思う。
外観など
前から↓
左から↓
後ろから↓
右から↓
下から↓
斜め前から↓
黒×シルバーで落ち着いた見た目が良い感じ。
重量
重量は実測で247.3g。思ったより軽い。
サイズ感
アルファスCTと並べてみるとこんな感じ。前後左右の寸法は結構近い。
高さ方向はアルファスの方が低い。
ロッドに付けてみた感じ
鱒レンジャーCTに付けてみたらこんな感じ。
握ってみると結構パーミングしやすい。
ハンドル長
ハンドル長は軸間70mmと短い。↑の写真の左側が純正ハンドル。
で、リールに付いてるのはアルファタックルのカスタムハンドル。
面白い事に、アブ・ダイワ用のカスタムハンドルをそのまま取り付ける事ができる。
重量も軽くなるし、純正ハンドルにはベアリングが入っていないので、交換するとかなり巻き心地が良くなる。
見た目のレトロ感は減るけどね・・・
スプール径&スプール重量
スプール径は35mm。スプール重量は25.7gとかなり重い。更に超深溝なので、ラインを目いっぱい巻いたらとんでもない重さになりそう。
ギア比は4.7:1らしいので、ハンドル1回転あたりの巻取り量は計算上約52cm。ローギアである。
ブレーキシステム
ブレーキは冒頭で述べた通りマグネットブレーキを搭載。
マグネットは3個しか入っていないのだが・・・重いスプールを制御するのに十分な磁力。サマリウム・コバルト磁石という磁石(ネオジムに次いで強いらしい)を使用している模様。
マグダイヤルを10にすると、明らかに巻き重りがするくらいの効き具合。
ちなみに軸受けがベアリングでなく真鍮か何かのブッシュなので、ノーブレーキでも軽くブレーキが掛かっているような感じである。
スモラバを投げられるか試してみた
多分無理だろうな・・・とは思ったが、ちょっとスモラバを投げられるか試してみた。
ラインは12lbを40mと、ちょっとベイトフィネスっぽくしてみたのだが・・・・
まあ予想通り飛ばない。ピッチングしてもほとんど糸が出ない感じ。強力なマグのお陰でバックラッシュもしにくそうではあるけどね。
マイクロキャストスプールが存在する
驚いた事に、バンタム マイクロキャスト20SGに使えるマイクロキャストスプールが存在する。
コレを買って、軸受けをベアリング化して、ハンドルを交換したら結構今でも戦えるようになるのでは・・・と思うとちょっとやってみたい気もする。
でも本体が激安だったのでその何倍もする値段のスプールを買うのはちょっと勇気がいるな・・・
まとめ
そのまま使うのはちょっと厳しい気がするが、何とか使えるようにしたいとも思えるカッコいいリールだと思う。
重いルアー専用にしたらノーマルでも使えるのかな・・・
暇な時にでも試してみようと思う。