【冬にオススメ】ステイ姿勢から見るワーミング向きのシャッド【ボトムを攻略】

シャッド
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

冬のバス釣りに有効なメソッドの1つとして、シャッドをボトムやカバーにゆっくりとコンタクトさせて使う、ワーミングシャッドという使い方がある。

どんなシャッドが向いているかというと、

①基本的には根掛かりしにくいもの、つまりリップが長くてなるべく垂直にステイするもの

②なるべく早くボトムにコンタクトさせたいので、急潜行するもの

③潜るまでの距離を稼ぐ為に飛距離が出るもの

といった所だろうか。

ステイ時間を長く取るとその間にルアーが多少漂ったりする訳だが、その時になるべくフックがボトムから離れている方が根掛かりのリスクは少なくなる。

都市型フィールドではボトムにビニール袋やロープ、麻袋なんかのゴミが沈んでいる事も多いので、おかっぱり的には結構①が気になる部分である。

このうち①②については形状とステイ時の角度からある程度判断する事ができるので、今回は手持ちのシャッドを片っ端から水槽でチェックしてみた。

果たしてワーミング向きのシャッドはどれなのか・・・?

スポンサーリンク

ステイ時の角度比較

スティーズシャッド54SP-MR

スティーズシャッド60SP-DR

ロザンテシャッド57MR

レアリスシャッド52MR

レアリスシャッド59MR

スピンムーブシャッド

ベビーシャッド

ステイシー

イヴォークシャッド

アイバイアイシャッド タイプR

アイバイアイシャッド タイプ3

タイニープレデター

CCプレデター

ダンク48SP

パワーダンク57F

スーパースレッジC.B.S.

シャッディングX-55

シャッドラップ

リップが長くてステイ時の角度が立っているものは、
・タイニープレデター
・CCプレデター
・スーパースレッジC.B.S.
・アイバイアイシャッド タイプ3
・ダンク48SP
・パワーダンク57F
という結果になった。

プレデターとダンクはワーミングで使う事を想定してデザインされてるっぽいので順当だと思う。

アイバイアイシャッドも「前転倒立姿勢」を売りにしてたのでその通り。

ちょっと意外だったのがスーパースレッジ。どっちかと言うとトゥイッチ、ジャーク時のダート&ヒラ打ちが秀逸なルアーなので、ボトムで使うイメージは持って無かったが実はワーミングにも向いているのかもしれない。

という事で、次はこの6個のルアーについて比較してみようと思う。

候補ルアー比較

とりあえずそれぞれの基本スペックはこんな感じ↓

タイニープレデター(エバーグリーン)

サイズ:5.5cm
ウェイト:6.0g
タイプ:サスペンド
潜行レンジ:1.5~2.5m

CCプレデター(エバーグリーン)

サイズ:6.0cm
ウェイト:7.5g
タイプ:サスペンド
潜行レンジ2.0~3.0m

ダンク48SP(OSP)

サイズ:48mm
ウェイト:5g
タイプ:サスペンド(フローティングモデルもある)
潜行レンジ:Max 4m

パワーダンク57F(OSP)

サイズ:57mm
ウェイト:7.5g
タイプ:フローティング(サスペンドモデルもある)
潜行レンジ:Max 4m

スーパースレッジ C.B.S.(エバーグリーン)

サイズ:6.0cm
ウェイト:5.0g
タイプ:サスペンド
潜行レンジ:1.0~2.0m

アイバイアイシャッド タイプ3(メガバス×イマカツ)

サイズ:57.0mm
ウェイト:1/4oz.(実測8.1g)
タイプ:スローフローティング
潜行レンジ : Max 2.3m

根掛かり回避性能について

普通に考えたらストラクチャーからフックの距離が遠いほど回避性能が上がると思われる。

という事で、リップ先端からフロントフックまでの長さを比較してみた。

上から順に見てみると、大体先端から45mmくらいの所にフロントフックアイが位置しているが、下から2つめのCCプレデターは50mm、一番下のパワーダンクは60mmと、この中では長めの設定になっている。

一方、ボディサイズとフックサイズとの比率、という観点で考えると一番上のダンク48SPもなかなかである。

また、根掛かり回避にもうひとつ大事なのが浮力。

根掛かり回避、という観点からするとフローティングの方が有利なのだが、ロングポーズで誘う事を考えるとサスペンドの方が良い。

潜行深度について

これはスペックからも使ってみた結果からも↓の順になると思う。

深い←パワーダンク>ダンク>CCプレデター>タイニープレデター>アイバイアイシャッド>スーパースレッジ→浅い

ダンク、パワーダンクの潜行深度はサイズに対して破格で、かなり急角度で潜行していく。

それにCCプレデター、タイニープレデターが続くという順番になる。プレデターも急潜行型だと思う。

一方、アイバイアイシャッドとスーパースレッジはそこまで急潜行はしない印象。

アクションについて

これまでの流れからするとダンクで決まりか、と思う所だが、ダンクの欠点としてはアイチューンのシビアさがある。

ちょっとでも狂うとまっすぐ泳がないので、目的の深度に達しないばかりか、傾いていることで根掛かりしやすくなるという危険もある。

一方、プレデターは割とアクションが安定しており、ダンクよりは気を使わずに使う事ができる。

また、普通に中層をスイミングで使ったり、ジャークやトゥイッチをした場合には、ダンクとプレデターよりアイバイアイシャッドとスーパースレッジの方が魅力的な気がする。

飛距離について

スーパースレッジ意外は重心移動が搭載されており、投げるときはかなり後方重心になるので、サイズの割にはかっ飛ぶ仕様になっている。

唯一固定重心のスーパースレッジは飛距離に関してはイマイチ。(その代わりトゥイッチ時のアクションが良いんだけどね。)
なので、スーパースレッジを使う場合は比較的近いポイントを丁寧に探る、なんてのが良いのかなと思う。

まとめ

という事でまとめると、

狙うポイントが深い&遠い時
・パワーダンク
・CCプレデター

よりシルエットを小さく、且つボトムべったりで狙いたい
・ダンク
・タイニープレデター

時折スイミングを織り混ぜて少し効率良く探りたい
・アイバイアイシャッド

比較的近くを丁寧に探りたい
・スーパースレッジ

というようなイメージかな。

まあほかにも敢えて浅めの所にパワーダンクを使ってボトムをガツガツ叩くような使い方もあると思うし、アイバイアイシャッドのようなスローフローティングの物をを止めて浮かせる事で誘う、なんてのもあると思うが、それぞれの特徴を生かして使えたらいいんではないかな、と思う。

ちなみに、どんなに根掛かりに強いと、言っても引っ掛かる時はあるので、そんな時の為に根掛かり回収器を用意しておくといい。

【おかっぱり必需品】根掛かり回収器を使おう
障害物の際をタイトに攻める・・・というのがバス釣りのセオリーだが、ついつい攻めすぎて根掛かり、なんて事がよくある。 ボートだったら根掛かりポイントの真上に行ってみたり、反対側から引っ張ったりもできるが、おかっぱりだとそうはいかない事も...
タイトルとURLをコピーしました