真冬の釣りに必須なのが防寒用の手袋。
これが無いと手が冷えて細かい作業ができなかったり、場合によっては手の感覚が無くなって釣りにならなかったりするので是非とも用意しておきたいところ。
今日は冬の釣りにオススメなのはどんな手袋かを考えてみようと思う。
基本は指3本出し
ラインを結ぶ、針にエサやワームを付けるなどといった細かい作業が発生することから、基本的には親指、人差し指、中指の3本がカットされているものが良い。
それぞれ第一関節まで出ていると作業がしやすい。
管理人が7~8年使っているのがコレ↓
サミングしたり、ハンドルを回したりといった繰り返し行う動作の邪魔にならない事が重要だと思う。
素材はネオプレーンがマスト
ロッドを握った時の感度等を考えるとある程度手にピッタリフィットする素材が望ましい。
一方で防寒性も確保しなければならない。
そこで以前ダイソーの作業用手袋(ナイロン製)を使ってみた事があるのだが、フィット感は良かったものの、防寒に関してはサッパリだった。(夏用の日焼け止めと考えたら使えそうだけどね。)
その点、ウエットスーツなどに使われているネオプレーンはフィット感を確保しつつも断熱性、保温性に優れており、更に濡れても暖かい、という特徴を備えているので、釣り用、冬用グローブの素材としてはコレがベストなのではないかと思われる。
ネオプレーン素材の裏面にチタンコーティングを施す事で更に断熱性を高めた物もある。
コーティングは薄く、素材の柔らかさにはほぼ影響が無いので可能であればコーティングされた物を選ぶと良い。
↑コーティングされたものは裏面が白かったりする。
更に、チタンコーティングに加えて合成繊維で挟み込む事で薄さと防寒製を高めたタイタニュームなんていう素材の物もあるので、より暖かさを追及するならタイタニューム製を選ぶと良いと思う。
指が出てる部分は寒い
作業性の観点から基本的には指3本出しを使っているのだが、気温が氷点下になるような日は出てる部分が冷えすぎて指がちぎれそうな感覚に陥ったりする。
そこで、極力指が出てる部分の少ないタイプ(指先カットモデル)と、基本的に指先は出ていないがめくると出せるタイプを導入してみた。
指先カットモデル
露出部が減った分防寒性は上がったが細かい作業はしにくい。
まあラインを結ぶときなんかは外せばいいのだが、スピニングで投げる時は人差し指の第一関節は出てて欲しいので、人差し指だけカットして使うことにした。
ちなみにベイトリールに関しては指先カットモデルでもサミングに支障は無い。
捲ったら指が出るタイプ
更に指を出さない方向で、普段は指が全部納まっていて、捲ると初めて指が出るタイプのものも買ってみた。
必要な時だけ指先を出せば寒さは最小限になる。
しかし、指を出して作業してみたら思ったより指の部分の手袋が邪魔になることに気付いた。
指の先端より手袋が出ていると、ハンドルを回したりするときにパタパタしてストレスが溜まる。
これに対して、輪ゴムで折り返して止める方法を試してみた。
コレであれば捲った指先の部分が邪魔にならず、快適に釣りをすることができる。
まあ折り返した部分をマジックテープで止められるタイプの物を買えば輪ゴムいらないんだけどね・・・
一方左手に関しては右投げ右巻きだとキャスト~リトリーブで指を出す必要が無いので、かなり快適になる。
まとめ
という事で今回の結論としては、
基本はネオプレーン素材で指3本出せるもの。
指の出し方は寒さレベルによって選択すべし。
という所。
寒さに対する耐性と言う点では、捲ったら指が出るタイプが一番いいのかな、という気がする。
一方、今回紹介した指先カットモデルみたいなシンプルなものの方が引っ掛かりが少ないので使いやすい、という面もあるので、まあ最終的には使ってみてしっくりくるものがベスト、かな。
ちなみに、手袋と合わせて充電式カイロなんかを用意しておくと合間合間に指先を暖められるのでオススメ。
あと、魚をバス持ちする時に指先まで手袋で覆われている場合は手袋がヌルヌルになるのでフィッシュグリップを併せて持っておくと良いと思う。