ペンシルベイト系のトップウォータープラグはメガバスのDOG-X、ジャイアントDOG-Xが管理人の主力で、時々違うルアーを混ぜる感じで使っているのだが、ここしばらくシャワーブローズショーティーを使い込んでみたところ思いの外使い勝手が良かった。
同クラスのルアーでは最大級の飛距離、フロントカップによるスプラッシュ、抑え目の移動距離・・・など、個性の光る仕上がりになっている事がわかったので、今後主力の1つに加えて行こうと思っている。
そんなシャワーブローズショーティーをインプレ。
基本スペック
長さ:105mm
頭からお尻までで大体105mm。
重さ:16.3g
実測で15.6g。まあ固体差の範囲内かな。
スナップリング:#3
スナップのサイズまで記載があるのはありがたい。
フックサイズ:#6
フッ素コーティングでよく刺さるフックが3つ付いており、リアはフェザーフック仕様。
定価:1,700円
タイプ:フローティング
外観など
横から↓
横から見るとこんな感じ。細目且つ後方に行くにつれて太くなるのが特徴である。
上から↓
上から見てもシルエットは横から見たのと似たような形状。
下から↓
フックは3フック仕様。良く刺さるフッ素コーティングフックとの組み合わせでショートバイトも確実にキャッチしてくれそう。
前から↓
左右から包むような口の形状が特徴的。
これによって独特なスプラッシュ音を奏でる事ができる。
後ろから↓
断面形状はほぼ丸。リアフックにはフェザーフックが採用されている。
ラトル
大きめのラトルが入っており、カタカタ系の音が出る。
振ってみた動画↓(約0.7MB)
浮き姿勢
浮かべてみるとこんな感じ↓
意外と垂直浮きではなかった。後方にウエイトを集中させている分後方を太くして浮力を稼いでいるようだ。
一方で頭はキッチリ水から出ているので、アクションさせた時に上から水を叩くような動きになる感じかな。
サイズ感
サイズの近いルアーと並べるとこんな感じ↓
上から順に、ジャイアントDOG-X、X-POD Jr、シャワーブローズショーティー、ヤマトJr
ウエイト的にはジャイアントDOG-XとヤマトJrの中間といった所。一方でボディ形状はシャワーブローズショーティーが最も細い。
そのせいか、ウエイトの割にはボリューム感は小さく見える。バスは細長いものについてはあまり警戒せず喰ってくる傾向にある為、同サイズのルアーの中ではプレッシャーを与えにくい、という効果もあるかもしれない。
飛距離
12lbナイロン×6.6ftのMアクションのベイトタックルで約45mくらい飛ぶ。
50m糸を巻いたアルファスCT SVの糸が大体出て行く感じ。
飛行姿勢も安定しており、かなり真っ直ぐ飛んで行くので狙ったポイントに入れやすいというメリットもある。
スイム動画
普通にトゥイッチした場合↓(約1.7MB)
強めにトゥイッチした場合↓(約1.2MB)
移動距離少なめで綺麗に左右に首を降ってくれるので、ピンスポットで誘うのに適していると思われる。
動画だと見にくいかもしれないが首を振る時に結構ロールしており、お腹の部分の白がキラッとするのも魅力的である。
一方で、強めにトゥイッチするとジャッ、ジャッ、と飛沫を上げながら泳がせる事ができるので、アピール力も結構ある方だと思う。
欠点・・・?
秀逸なアクションの代償としてフックサークルが付きやすいという欠点があるが、これはもう仕方ないかな。
あとこれも仕方ないが、フッ素コーティングのフックは少し錆びやすい。
まとめ
飛距離、動き共に抜群で、結構色んなシチュエーションに適用できるペンシルベイト。
ポッパーに近い使い方もできる一方で、ペンシルらしく高速ドッグウォークでスピーディーに誘う、といった使い方もできる。
ショーティーは2011年発売、オリジナルは2009年発売なので、オリジナルの発売からはもう10年経っているわけだが、先日ザ・ヒットという番組を見たら相変わらず釣れていたので、その実力に陰りは無さそうである。
いやもっと早く気付けよ、という所だが、背景には管理人的にはDOG-Xを信頼し過ぎてて他のルアーを使おうとしなかった、という事が挙げられる。
時には自分の中の定番を見直す・・・というのも必要だなと思うのであった。
エバーグリーン(Evergreen) モード シャワーブローズショーティー