メガバスのドッグXシリーズは管理人のお気に入りで、DOG-X、DOG-X Jr コアユ、ジャイアントDOG-Xを愛用してきたのだが、DOG-Xシリーズ最大モデルとなるのが今回紹介するDOG-X ディアマンテである。
従来モデルの形をそのままサイズアップするのではなく、全く新しい形状になっているので、どの程度DOG-Xらしさが受け継がれているのかが気になる所。
とりあえず投げて来たのでインプレを。
メーカーによる説明
メガバスの創世記に誕生し、今なお世界に向けてメガバスの釣獲思想を発信し続けるDOG-X。そのDOG-Xの伝統を受け継ぎ、アメリカのトーナメントで勝つためのファクターを盛り込んだモデルとしてDOG-Xディアマンテが誕生しました。DOG-X DIAMANTEは、DOG-Xシリーズの代名詞でもあるキレの良いドッグウォークをいっそう強化。通常のスピードでのドッグウォークはもちろんのこと、テンポ良く探る「ハイスピード・ドッグウォーク」では圧倒的なパフォーマンスを発揮します。また、特筆すべきは、従来のプラグよりも明らかに深く彫り込んだキール。
このディープカットキールによりアクション時の水噛みが安定するだけでなく、左右に首を振る際に発生する控えめなスプラッシュが、ベイトフィッシュの捕食スタイルを連想させます。さらに、いかなるバイトをも絡めとるため、120mmのボディに3フックを搭載。ウエイインステージでカウントされるハイスコアフィッシュをランディングするためのセッティングです。左右に飛沫を上げながら、テンポ良く誘うハイスピード・ドッグウォークは、超広域シャローから引き出す魚の数を上げるためのもの。DOG-X DIAMANTEは、まさに「勝つ」ためにだけ生まれた、競技専用ペンシルベイトなのです。
基本スペック
長さ:120mm
長さはほぼ120mmピッタリ。
重さ:3/4oz
実測は19gなので3/4oz=21gと比較すると少し軽い。
フックサイズ:#5
がまかつSP-MH#5が3つ搭載されている。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
ボリュームのある円柱状の形状が特徴的。
エラの部分に刻まれた深い溝が水を掴みつつ、お腹の部分が少し尖った船の底みたいになってる事でスライド時に真っ直ぐ進む効果を持っている、といった感じかな。
内部構造↓
シンプルな構造で、お尻に固定ウエイトが2個と、その前の部屋にラトルの小さい玉が入っている。
空っぽの部分が大きいため、かなり浮力も高いと思われる。
サイズ感
サイズの近いルアーと並べるとこんな感じ。
上から順に、ヤマトJr(OSP)、ラウドノッカー(シマノ)、ドッグXディアマンテ
重さ的にはラウドノッカーの方が少し重い(20.5g)が、ボディのボリュームはドッグXディアマンテが上回る。
ラトル
ラトルありと無しのモデルがあるが、管理人のはラトルインタイプ。
ラトル音はジャラジャラ系で、結構うるさい感じ。
振ってみた(動画:約1.1MB)
浮き姿勢
浮かべて見るとこんな感じ↓
やはりかなり浮力が強く、頭の大半が水面より出ている。角度は30度くらいかな。
投げてみた感じ
Mアクションのベイトタックルで投げてみた。
飛距離は約40~45mといった所。50m巻いた糸が大体出ていく感じ。後方重心&シンプル形状のお陰で安定して良く飛ぶ。
Mだとフルキャストした時に少し竿が負けてる感があったので、MHかHのロッドで投げればもっと飛ばせる気がする。
アクションさせてみた感じ
動画:約2.6MB
ドッグウォークのさせやすさはDOG-Xシリーズらしく、着水直後から綺麗に首を振らせる事ができる。
浮力の強さによって毎回水面から水中へ頭を突っ込むような動きになるので、結構スプラッシュによるアピール力もありそうである。
まとめ
飛距離、ボリュームによるアピールから考えると、広範囲を効率良く探るのに適しているルアーだと思う。
ラウドノッカーやシャワーブローズショーティーと用途が被るような気がするが、ボディサイズによる水押しはドッグXディアマンテに分があるので、その辺がうまく作用すれば・・・ってところかな。
ラトルもうるさいので、少し波立った時や、風のある時なんかに活躍してくれそうである。