なんだかんだでお世話になる事の多いダウンショット。
でもリグるのがちょっとめんどくさいのが難点。
ボートの場合はダウンショット専用に一本ロッドを割り当ててしまえばいいのだが、おかっぱりではそうもいかない。大体スピニング一本、ベイト一本、という構成が多いからである。
そこで管理人はダウンショットリグにもスナップを使っている。
アリか無しかで言えば、一応釣れているのでアリ・・・だと思うんだよね。
という事で、管理人的スナップ×ダウンショットのやり方、メリットとデメリットなんかをまとめてみようと思う。
リグり方
①まずは普通に道糸にスナップを結ぶ。
基本はユニノットで、輪を作った後に5回ラインを通して締め上げる。まあ普通の作業である。
この時点では特にダウンショット用というわけでなく、あらゆるルアーに適用可能。下手すれば一回の釣行で最初から最後まで結び直す事なく使えたりする。
(勿論ラインチェックして傷があったりしたら結び直すけどね。)
②スナップにリーダーを結ぶ。
これもユニノットで結ぶのだが、輪を作ってその中に糸を通す回数を2回か3回に減らすのがポイント。
③リーダーの先にシンカーを付ける。
これは普通に付ければいいのだが、管理人はウォーターグレムリンのシンカーを潰さずに使うため、ここでもユニノットで結ぶ。こっちは普通に5回通せばOK。
④スナップにワームフックを通す。
後はあらかじめワームをセットしたフックを通し、スナップを閉じたら完成。
出来上がりはこんな感じ。
外し方
①リーダーの結び目を爪で摘まんで引っ張る。
②リーダーの結び目が緩んだらスナップを開き、ワームとリーダーを外す。
リグり方の②で敢えてユニノットの回数を減らしたのは外す時に緩めやすい為。
ここで緩めたリーダーを取っておけばもう一回リグる時に再利用できる。
という事で、ここまでの手順を使えば普通にスナップにダウンショットリグを付けたり外したりできるという事になる。
メリット
一回リグってしまえば、ラインが切れたり傷ついたりしない限りそのまま付けたり外したりできるのが最大のメリット。
ワームの種類やカラーを変える場合もワンタッチで変えられるし、シンカーとラインのセットを複数種類用意しておけばリーダーの長さやシンカーの重さも自由自在である。
プラグで広範囲を探る→フォローにダウンショットを入れる→小移動→プラグで広範囲を探る→フォローにダウンショットを入れる→小移動・・・なんて事を繰り返す場合に、いちいちラインを結び直す必要がなければスムーズにローテーションすることができる。
次に注目したいのがフックの向き。
上からメインライン、下からシンカーが引っ張る形になるので、スナップのワイヤーは基本的に縦向きになる。
これにフックを通してるわけだから、フックポイントは必然的に上を向く。
よって、水中でワームの姿勢が安定する事に繋がる。
勿論普通のダウンショットのリグり方でもリーダーをフックの穴に通すので同じような効果は期待できるが、スナップは金属なので曲がり癖がついたりせず、フックの向きは安定する。
更に、フックの穴とスナップに少し遊びがある事で、シェイクしたときによりスムーズにワームが動く事が期待される。
ここまで書いた感じだといい事ずくめだが、当然デメリットもあるので注意が必要である。
デメリット
まず最初に言えるのが不自然な要素の増加。
折角なるべく細いラインを使用し、オフセットフックをワームに埋め込んだりしてるのに、明らかな人工物が一つ増えるのはデメリットだと思う。
次に水中のワームの姿勢。
メリットの部分でアクションさせた場合にはよりフリーに動くのでいい、と書いたが、逆に止めた場合にはワームが垂れ下がってしまう。
スナップ無しの場合は結び目をワームが水平になる所でギュッと締めてやれば止めた時に水平姿勢を維持できる。
なので、ワームを極力動かさずに水平キープさせて喰わせたい、というような用途には向かない。
そんなわけで管理人はシャッドテールワームかカーリーテールワームのずる引きと組み合わせる事が多い。この手のワームは引けば水の抵抗で後ろに引かれる力が働く事で勝手に水平になるからである。
あとはスナップが外れたりしてバラしてしまうリスクが増える事。これについてはダウンショットかどうかに関わらずスナップ全般に言える事だが、ULクラスのロッドと細いラインを使う事の多いダウンショットの釣りの場合はロッドの柔らかさを生かしつつドラグを効かせてファイトすれば緩和できると思う。
オススメのスナップ
やはりなるべく違和感を与えないためにはスナップが小さいに越した事はない。
そこで最もオススメなのがデコイのラウンドスナップ#000。
極小サイズに黒の塗装で違和感を最低限にしてくれる。
それともう一つ、スミスのSPスナップ#000。
黒塗装ではないが、これはこれで釣れた実績がある。
まとめ
実際に使って釣れてはいるので、メソッドの一つとしてはアリだと思う。
スナップが無い状態より釣れるか釣れないか、というとケースバイケースだと思うが、少なくともリグるのが面倒、という理由でライトリグなら喰う魚を取りこぼす事は少なくなると思う。
ちなみにスナップに小型スイベルを付けるとライントラブルが減るのでそれもオススメである。異物が増える方向ではあるものの、それでも釣れる時は釣れるんだよね。