プリスポーンの多摩川スモールマウスバスは比較的大きめのトップウォーターに対する反応が良い。
個人的推測ではやはり産卵前に力を蓄える為、効率良く栄養が摂取できる大きめの餌を好むから、という所かと思っている。
昨シーズンはバンタムトリプルインパクトが好調だったので、今シーズンは同シリーズのペンシルベイトであるバンタムラウドノッカーもローテーションに入れてみようと思って買ってみた。
ちょっと投げてきたので軽くインプレしてみる。
従来のペンシルベイトは、スライドが得意なタイプはスライドだけ、小ワザが利く立ち浮きタイプは、広範囲のサーチが苦手と一長一短がありましたが、ラウドノッカーではこれらを両立。やや立ち気味の浮き姿勢で、ドッグウォークやダイビングなど幅広いアクションで使えます。「マグネット重心移動2ノックラトル」により、キャスト時は3つのラトル球がボディ後方に集中。飛距離を伸ばしつつ、連続スライドにも潜りにくく水面をキープしやすい設計に。一方アクション時は前方の磁着鉄球と後方の固定鉄球に球がぶつかり甲高い音が発生。下アゴのスプラッシュカップが水面を叩く時の甘い水音も複雑に絡み合い、いかにも釣れそうなサウンドを奏でます。
出典:シマノHP
長さ:110mm
他のルアーと並べてみると↓の感じ
上から順に、X-POD Jr.、ヤマトJr.、サイドポッパー、ラドスケール、ラウドノッカー
重さ:20g
実測は20.5g。まあ誤差範囲だろう。
フックサイズ:#4
タイプ:フローティング
浮き姿勢:やや立ち気味の・・・と説明書きに書いてあるが、結構立っている。
外観:
上から↓
頭の方が若干太いがシンプルな円筒形。
横から↓
ものすごく僅かに反った形状。あんまり反らせると移動距離が短くなるので、色々計算した結果このようになったんだと推測される。
下から↓
顎の形状が特徴的。スプラッシュカップといって、これで飛沫を上げられるようになっている。
重心移動:あり
後方に配置された3個の金属球のうち後ろ一個が固定、前二個が移動するようになっている。
ラトル:あり
上記2個のうち、一番前の金属球は磁石で固定されるようになっており、スイム時は真ん中の金属球のみがフリーになる。真ん中の金属球が前後の金属球に当たる事でカタカタ音を発生する。
使ってみた感じ:
まず飛距離については、空気抵抗の少ない形状&20gという重量&重心移動のお陰でかなり飛ぶ。
アクションさせてみたところ、かなり動かしやすい。確かに垂直浮きに近い形状の割にはスライド幅が広い。
更に顎のカップのお陰でスプラッシュが発生するのだが、これがまたボイルしてる時の音みたいでいかにも釣れそうな気がする。
なんか動きと水押しの感じはサイドポッパーに似てるかな。形もなんとなく似てるしね。
一方で、強めにアクションすることで少しダイブさせる事も可能。しかし個人的には一定のピッチでスライドさせる方が好きかな。移動距離を押さえて小技で勝負、的な用途には他のペンシルの方が向いてる気がする。
飛距離、大きめのアクション、ラトル音からすると広範囲を探るのに向いてるルアーだと思う。となると、冒頭で書いたプリスポーンの多摩川にピッタリだと思うので、この春の釣果に期待したい。