ハード素材とソフト素材のハイブリッドボディが特徴的なジョイントミノー。
1月のフィッシングショーで見かけて気になっていたのだが、ようやく入手する事ができた。
ボディの半分がエラストマー製のルアーというのはありそうで無かったジャンルだと思うので、どんな動きをするのか気になるところ。
そんなハンプリーをインプレ。
パッケージ
パッケージはこんな感じ。
型崩れしないように本体&スペアテールが収まっている。
表層のワカサギを意識してか、パッケージにもワカサギの写真が。
裏面には説明書き。
房総半島リザーバーで活躍する川島勉が手掛けた、小型ジョインテッドミノーがハンプリーです。ハード素材とソフト素材のハイブリッドボディで、極めてライブリーなアクションが特徴のミノー。70mm前後のワカサギ等の小魚を偏食するバスに抜群の効果を発揮します。川島勉が最もこだわった点は、マッチザベイトサイズの小型で細身ボディでありながらも、表層で誘う事ができる浮力の確保。表層で瀕死の小魚を演出する場合に浮力は最も重要な要素と言えました。素材やパーツを何度も選別し、理想の浮力を確保することに成功。浮力により、表層でのシェイキングや波紋を立てたデッドスローリトリーブなど、細かな誘いが可能になり、スレたバスへの繊細なアプローチを実現したのです。他にも、ミディアムリトリーブで逃げる小魚を演出したり、ドッグウォークさせたりと使い方は色々。ベイトフィッシュパターンでのハンプリーの威力をぜひご体感下さい。
説明を読んだ感じでは巻いて使うミノーというよりは表層に置いて使うようなルアーに近いのかな。ハンクルのジョーダンとかティムコのデルゼとか。
これらの要素に加えて、リトリーブ時にはミノー的なアクションをする、という感じだろうか。
となるとOSPのオーバーリアル63ウェイクとか、ハンクルのウェイクジョーダンあたりがコンセプトとしては近い印象である。
ただ、そこにエラストマーボディの効果が影響してくるハズなので、既存のルアーに無い魅力が期待できる。
基本スペック
長さ:65mm
重さ:2.2g
タイプ:フローティング
潜行深度:0~0.3m
フックサイズ:#12
定価:¥1,850(税抜)
長さは実測でも65mm。エラストマー製の尻尾の先まで含めた長さである。
一般的なルアーの感覚からすると、尻尾の付け根のくびれた部分までが本体のイメージなので、そういう見方をすると55mm+尻尾、とも言える。
重さは実測2.2g。カタログ通りである。
浮力にこだわったというだけあって、65mmという全長に対しては軽いと思う。
ちなみに尻尾単体だと0.5gである。
フックサイズは小さめの#12。浮力を稼ぐ為だと思われる。
潜行深度は最大0.3mとの事なので基本は水面で使うイメージだが、水面まで出そうで出ない魚へのアプローチとしては0.3mの効果は結構あると思う。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
外観はまさにベイトフィッシュ、といった形状。
プロトタイプだと尻尾を敢えて透明にしてたので違和感があったが、今回買った物を見ると尻尾と本体の一体感はある。(カラーによるんだろうけど。)
フックは一個の仕様だが、一口サイズなので十分であろう。
リップはボディより幅広&湾曲していてよく水を掴むようになっている。
ジョイントの可動範囲はこんな感じ。
約30度くらいかな。これに加えてアクション時は尻尾がしなると思うので、より滑らかな動きをしそう。
振ってみるとこんな感じ(動画:約2.5MB)
尚、ラトルは無し。
サイズ感
サイズの近いルアーと並べてみた。
上から順に、K-0ウェイクミノー60、ハンプリー、オーバーリアル63ウェイク。
ボディ長さはハンプリーが一番長いが、他の二つはその先にテールが付くのでハンプリーが一番コンパクトに見える。
(※K-0ウェイクミノーのテールは管理人が追加)
太さは同じくらいで、重さはハンプリーが一番軽い。
浮き姿勢
浮き姿勢は水平。
ステイ時にジョイントが少し曲がってるとより魚っぽく見える気がする。
動画(公式)
動画でアクションを見た感じだと、オーバーリアルより水押しが強そう&ウォブリング成分多め、といった感じだろうか。
適度に張りのあるテールがしなりつつも波動を出す、といったイメージでただ巻きでも釣れそうな印象である。
まとめ
投げてみないとわからないが、とりあえず釣れそうな雰囲気。エラストマー部の耐久性なんかも気になるところなので、使ってみてまた追記しようと思う。
泳がせてみた
動画:約2.3MB
やはりアクションはウォブリング強めのアクション。ボディが左右にプリプリ動く度に尻尾がしなって艶かしい動き。
飛距離は・・・なんとか20mくらい、といったところかな。