【インプレ】フェンウィック FS53CL-3J “Undercut Bank”【大人気ロッドの実力は?】

トラウトロッド
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2021年にリリースされたトラウトロッドの中で、個人的に注目していたのがフェンウィックのFS53CL-3J

UDグラスを採用する事でグラスでありながらも軽量で、適度な張りを持たせることでシンキングミノーの操作性は良好。でもティップは硬すぎずキャスト性能や食い込みの良さも追求している・・・というなかなか魅力的なロッドとなっている。

フェンウィックらしいカッコいいデザインとの相乗効果でかなり人気が高く、発売当初から品薄状態が続いていた。

自分は去年は手にする事が出来なかったが、今年になってようやく入手する事ができた。

という事で今回は大人気ロッドの実力をインプレしてみたいと思う。

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メーカーHP情報

まずはメーカーHP情報をチェック。

FS53CL-3J “Undercut Bank”

フェングラス渓流ベイトフィネスロッド

軽量なUDグラスを使用した渓流ベイトフィネスロッド。グラスファイバーですがアクションは全体的に張りを出し、シンキングミノーの操作性も良好です。一方、ティップは操作性を犠牲にしないぎりぎりまでソフトに仕上げ、ティップアクションながらも、渓流で多用するサイドキャストやフリップキャストやスパイラルキャストがしやすい設定で、食い込みも抜群です。UDグラスはグラスの特有のバラシにくさと粘りを発揮しながら感度も良好。バットは強めに設定してあるので、北海道やダム差し、本流差しの大物相手にも十分に対応出来ます。

3ピースで仕舞寸法57cmですので、航空会社にもよりますが機内持ち込みバッグに斜めにして持ち込めるでしょう。フェルールは、白ペグのスピゴットタイプ。リールシートはウッド。アルミ製トリガー&リング&スクリューの仕様です。ロッドエンドはコルクの表面をエポキシコーティングしてあるので軽量ながら堅牢な仕上げ。ティップ付近のガイドはサイズ4のステンレスSICフィネスガイド設定。トップガイド以外はKガイドを使用。ブラウンカラーブランクスでバットにクロスラッピングのオールドコスメ。

※装着できないリールもありますのでご確認ください。小型アンバサダーは装着可能。

全長:5’3″(162cm)
継数:3pc
仕舞寸法:57cm
ライン:4-8lb
ルアー:1/14-3/8oz(2-10g)
平均自重:90g

出典:https://www.tiemco.co.jp/

軽量なUDグラスを採用しているのがポイント。フェンウィックらしいデザインはそのままに、軽くて扱いやすく、更にグラスならではの粘りも楽しめるという仕様になっている。

パッケージ

パッケージはこんな感じの布袋。

ベロア生地にフェンウィックのロゴがあしらわれている。

開けてみるとこんな感じ↓

外観など

ブラウンのブランクにバット部のクロスラッピングがフェンウィックのロッドらしくて良い。

リールシートは木目が綺麗なウッド製。

コルクの触り心地も滑らか。

グリップエンドはコルクを樹脂で固めてある。Made in Chinaのシールが貼ってあった。

ガイドはステンレスフレームのSICガイド。

ジョイント部はグラス素材の印籠継ぎとなっている。

ジョイント部分が長めなので強度的な安心感もある。

アクションについて

軽く曲げた感じ↓

強めに曲げた感じ↓

更に強く曲げた感じ↓

アクションはやや先よりで曲がる感じ。バット部は結構パワーがあってほとんど曲がらない。

シルバークリークグラスの51LB-Gと比較してみるとバットガイドが先端よりになっている。つまり、バットは曲がらないのでガイドがリールから遠くても大丈夫、という事かと思う。

重量について

重量は実測で90.8gなのでほぼカタログスペック通り。

バット部分だけだと72.7g。

2番は14.3g。

ティップセクションは4.9gとなっている。

リールを付けてみる

カルカッタコンクエストBFSを付けるとこんな感じ↓

グリップはワンフィンガーで握っても十分余る長さ。

やはり丸形リールが良く似合うと思う。

渓流で使ってみた

まずは秋川の支流で使ってみた。

まずは広めな場所で50mmのシンキングミノーを使ってみたが、長さがあるので気持ちよく遠投する事ができる。グラスらしい粘りもあるので曲がってからの戻りが早すぎず、落ち着いてキャストできる感覚もある。

と言いつつもアクションさせる時には結構シャキッとしているのでミノーのトゥイッチがしやすく、キビキビとルアーを動かす事ができた。

結果、大きくはないものの無事にヤマメをキャッチ。

その後支流を進んでいくと結構周囲が狭くなり、長いロッドは扱いにくいかな・・・と思ったのだが、ティップが結構しなやか&ティップ以外はそんなに曲がらない、という特性から、ティップを回すスペースさえあればキャスト可能な事がわかった。

なので狭い場所でも5cmクラスのミノーでティップに仕事をさせれば十分に使えると思う。

実釣動画

初釣行の様子はこんな感じ↓

【実釣インプレ】フェンウィック FS53CL-3Jを使ってみた【UDグラスで長い割にしなやかで扱いやすい】

まとめ

使ってみた感じとしては、長めなので広い所での使いやすさはもちろんの事、狭い所でも使える汎用性の高いロッド、という印象だった。これはUDグラスの特性をしっかりと生かしたロッド設計から得られるメリットなのではないかと思う。

見た目もフェンウィックらしいデザインで収納性も良い・・・となれば人気が出るのも納得。

人気がゆえに入手性が良くないのがネックではあるものの、5ftクラスの渓流用ベイトロッドをお探しの人には一度手に取ってもらいたいロッドだと思う。

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