中国メーカー、AMOのフィネススプールが結構使える事に気づいたので、今回は別のメーカーであるレイズスタジオのマイクロキャストスプールを使ってみた。
ダイワのCTSVシリーズに適応するφ30の浅溝軽量スプールで、純正スプールと同じくインダクトローターが可変式なのがポイント。
という事で今回は純正スプールやAMOのフィネススプールと比べるとどうなのか試してみた結果をまとめてみようと思う。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
ケースはダイワの替えスプールやAMOのスプールのケースと同じ。上下にスポンジが入っていて、輸送中に傷がついたりしないようになっている。
外観など
外観はこんな感じ↓
左がマイクロキャストスプールで、右が純正スプール。当然スプール外径と幅は同じ。
特徴的なのがインダクトローターが可変式な事。
純正スプールと同じく、インダクトローターを捻ると飛び出してくる仕組み。
飛び出るのに必要なバネの力は純正より微妙に強いかな・・・といった印象。
反対側にはベアリングが付いている。
重量について
重量はベアリング1個込で8.0g。
純正スプールは9.5gなので1.5g程軽くなっている。
但し、AMOのフィネススプールは4.8gなので、これと比べると結構重い。
強度的にはAMOのものよりレイズスタジオの物の方が丈夫そうではあるので、太目のラインを使う場合なんかはレイズスタジオの方が良いかもしれない。
アルファスCTSVに付けてみた
アルファスCTSVに付けてみるとこんな感じ↓
オレンジと赤が並ぶとちょっとダサい気がする・・・。カラーは黒にした方が良かったかな。
ナイロン1号を50m巻いたらこんな感じになった↓
使ってみた感じ
とりあえず渓流で使ってみた。
この日は最初に純正スプールに1号を50m巻いた物を使用し、その後にレイズスタジオを使う事で使用感の違いを確認してみる事に。
まず純正スプールについてだが、見ての通りラインを少なくすると糸巻面がかなり細くなるので、やたらとスプールが高速で回る事になる。なので、スプール重量は16アルファスエアと互角だが、スプールの立ち上がりがやや遅く、思ったよりもルアーが出遅れる感じになる。
3.5gのAR-Sは結構リリースタイミングに気を遣う感じ。
それと比較するとレイズスタジオのスプールは格段に立ち上がりが良い。重量の差は1.5gしかないがビックリするくらいレスポンスが良くなる。
3.5gのAR-Sは余裕で投げられるので、無時にヤマメとイワナをキャッチする事ができた。
ただちょっと気になるのが可変ブレーキの効き具合。
フルキャスト時はキャスト前半でがっつり効くので少し失速感がある。一方で軽ーく投げた時に思ったよりブレーキが効かずにやたらと距離が伸びたりするので、近距離と中距離を頻繁に撃ち分けるような場所では使いにくさを感じた。
この点については固定ブレーキのAMOのスプールの方が使いやすい。
また、単純なレスポンスについてもAMOのスプールの方が上なので、小渓流で細いラインで小さいルアーを扱う、といったようなケースでは完全にAMOのスプールの方が使いやすいと思う。
実釣動画
使ってみた日の動画はこんな感じ↓
まとめ
純正スプールと比較すると格段に軽量ルアー対応力が上がるので、CTSVシリーズで渓流ベイトをするなら十分に使えると思う。
ただ、AMOのスプールと比べてしまうと小渓流での使いやすさが劣る一方、強度的にはレイズスタジオの方がありそうなので、その辺を考慮して選ぶのが良いのかなと思う。