イマカツのギルロイドと言えばトーナメントでウイニングパターンにもなった激釣れルアー。そんなギルロイドシリーズ最小サイズとなるルアーが今回紹介するギルロイドミニー。
ブーツテールの場合で90mm/16gと、ミディアムタックルのど真ん中で扱えるサイズになっている。
見た目のリアルさを活かしてサイトで使うのは勿論、付け替え可能なリップとテールの組み合わせで色々な使い方ができる楽しそうなルアーとなっている。
ギル型ジョイントベイト好きの自分としては買わない訳にはいかない、という事でとりあえず買ってみた。
メーカーHP情報
まずはHP情報をチェック。
ギルロイド ミニー
BootsTail Length : 90mm Weight : 16g(Floating)
FlatTail Length : 80mm Weight : 14g(Slow Floating)ギルロイドBROS.末弟は
子ギル感満載フラットサイドクランク!オリジナルギルロイドBros.の個性と性能を継承し、
極限のダウンサイジングによりフラットサイドクランクとしての
高い巻き性能をも身につけた新機軸。
ギル型ビッグベイトのリトルジャイアント、それが「ギルロイドミニー」です。ビッグベイト的なサイトでの使用はもちろん、純粋なフラットサイドクランクとして秀逸なアクション、強烈な集魚波動を実現。ブーツテールの飛行姿勢安定効果により、小型フラットサイドのジョイントルアーにも拘らず、抜群のロングキャスト性能を発揮します。
小さなボディーにクラス最大サイズのトリプルフックを装備することで、高いフッキング性能を発揮しビッグバスにも余裕で対応します。
「リップレス」「ワインドリップ」「ノーマルリップ」を使い分けることで、「表層」「0.6m」「1.2m」とワイドレンジで対応可能(2種類のリップとスペーサーは同梱されています)。
ギルロイドBros.と同じく、ブーツテールとフラットテールが同梱されています。お好みによって使い分けてください。
リップ&ブーツテールの前後同時駆動により、超速巻でもバタつかず、デッドスローやデジ巻きまで、あらゆる巻き方に高次元で対応します。リップレスでは表層超高速巻きからのキル(急停止)で最強のリアクション効果を発揮します。
まず注目したいのがサイズ感。手のひらサイズでリアルカラーの物は小ギルそのもの、といった感じ。
そしてリップが2種類、テールが2種類付属しているので、リップ無しのパターンを含めると3×2=6通りの楽しみ方ができるという事になる。更にリップなしの場合は顎にウエイトを付けられるようにもなっているので、沈めて置いておく、といった使い方も可能。一粒で何度も美味しいルアーとなっている。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
ブーツテールにへんな癖がつかないように丁寧に梱包されている。
初期状態ではノーマルリップとブーツテールがセットされていて、付属品としてワインドリップ、スペーサー、フラットテールが袋に入っている。
パッケージ裏側はこんな感じ。丁寧な梱包はありがたいが、フックを外す時に手に刺さらないように気を付けたい。
ちなみに生産はMADE IN JAPAN。
外観など
今回はストロングチャートを購入。
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
ボディのボリュームに対して大きいテールとフックが特徴的。
ボディは意外と厚みがあり、しっかり浮力を持たせるようになっているように見える。
ジョイントの可動範囲はこんな感じ↓
顎にはシンカーをぶら下げられるアイが付いている。
ボディに対して大きいフックは前後が余裕で届くのですぐに絡まりそうな気もするが・・・どうなんだろ?
サイズ感
近くにあったギル型ルアーと並べてみるとこんな感じ↓
上から順にプッチギル、ギルロイドミニー、ジョイントギル70。
ボディの面積はジョイントギル70にも近い気がするが、重量ベースだと1.5倍くらいの差がある。
タイニーブルシューターと並べてみるとこんな感じ↓
この比較だとギルロイドミニーがだいぶ小さく見える。
重量について
重量はノーマルリップとブーツテールの組み合わせで15.7g。
ボディサイズの割に結構な重さがある。それでも浮くのはボディの厚みがあるからかと思う。
ちなみにジョイントギルは10.4gだった。
浮き姿勢
浮き姿勢はこんな感じ↓
殆どボディが水中にある状態でほぼ水平に浮く。
リップを外してウエイトを付けて沈めるとこんな感じになる↓
ボトムをついばむフナ的なイメージで使うのもいいかもしれない。
リップの交換について
リップはネジで固定されている。
溝に埋まったような感じになっているので、細いドライバーで外す必要がある。
外すとこんな感じ↓
ちょっと残念なのがネジがタッピングビスで樹脂ボディにねじ込んでいる所。
何十回も付け外しを繰り返していくとそのうち緩くなってくるんだろうな・・・と思う。まあだからと言ってボディ側にナットを埋め込むのも難しいかと思うけどね。
ちなみにダイソーのマルチツールのドライバーが使えたら現場で交換できるな、と思ったのだが、先が甘くてネジを痛める可能性大だったので断念。
外すのにはダイソーの精密ドライバー30本セットを使用。
ワインドリップに替えてみるとこう↓
ちなみにワインドリップは前後反対でも付けられるが・・・この場合はどんな動きになるんだろ?
リップ無しで使う場合には穴を埋めるスペーサーを入れてネジを締める仕様。
フィールドにて
ちょっと多摩川で投げてみた。
飛距離は形状からしたらあまり飛ばないかな・・と思ったが意外と良く飛ぶ。
12lbナイロン+Mアクションのロッド+スピンキャストリールの組み合わせで飛距離は30mくらい。
これくらい飛んでくれれば十分かと思う。
続いて気になるアクションについて。軽く動画を撮ってみたのがコレ↓(動画:約17MB)
ノーマルリップ+ブーツテールのセッティングでの映像。
基本的にはハイピッチなウォブリングアクション。ボディの振動に加えてテールがプルプル震えてアピールしてくれている。
高速巻きにも対応していて、かなり速く巻いてもアクションが破綻する事なく泳ぐ。
更にトゥイッチを加えると頭を左右に振りながらヒラ打ち。ここぞという所でネチネチ動かしてもいいかもしれない。
まとめ
とりあえず開けて触った時点では、リップの交換だけでも結構楽しめそうな印象。
リップを外した部分にウィードガード用の針金を入れたらどうなるかな・・・とか、更に大きいリップを自作して付けてみようかな・・・とか思ってみたりもして、アイディアによって更に遊べそうなルアーだと思う。
軽く使ってみた感じでは、メーカーの言う通り普通にフラットサイドクランクとしても秀逸な感じだった。飛距離は十分でゆっくりでも早巻きでも安定して泳ぐので使い勝手は良いと思う。
更にトゥイッチしたりしても使えるし、リップとテールの交換で味付けが変えられるので、巻いてもサイトでも使えるルアーだと思う。