最近はアリエクなんかを見ていると「コレはあのルアーのパクリなのでは・・・・」というのをよく見かける。
その殆どが日本製ルアーを模したものであり、何なら「JAPAN QUALITY」なんて書いちゃってるのもあるから驚きである。
恐らくその流れで日本に来たんだろうな・・・というルアーを入手したので、とりあえず本家と比較してみる事にした。
ベースとなっているのは恐らくDコンパクトの45mm。本家の性能は折り紙付きだが・・・形だけ模したルアーの実力は如何に!?
外観など
横から↓
反対側から↓
上から↓
下から↓
フックはシングルフックに交換済み。単体で見ると何となくそれっぽいのだが、1枚目の画像からして目の位置がズレてたりするのでクオリティは期待してはいけない。
本家との比較
並べて見るとこんな感じ↓
言うまでもなく上が本物。長さ、高さは同じくらいだが、クオリティの違いは一目瞭然である。
上から見るとこんな感じ↓微妙に幅が違うようにも見える。
リップの形はまあまあ似ている。
重量について
重量は実測で2.4g。
シングルフックに換装していない個体を測ってみた場合は2.6g。
ちなみに本家は3.5gなので、30%程重量が違うという事になる。
これだと飛距離、フォールスピード、アクション時の動きの幅なんかが違ってくると思う。
気になる点
重量の他にもいくつか気になる点がある。
まずはアイが曲がってる事。
写真ではわかりにくいが、センターからずれてる感じがするので現場でのトゥルーチューニングは必須だろう。
また、無駄にスプリットリングがデカいのも気になる。コレは変えた方が良い。
後は塗装が雑な事。お腹側のアイにバリがあって、爪で擦ったらペリペリ剥がれて来た。
まあこの辺は価格なり、というところだろう。
使ってみた感じ
現地で写真は撮ってないが、先日行った管理釣り場で少し使ってみた。
飛距離については思ったよりも飛んだ。まあ本家よりは軽いが2.5gのシンキングなので、15m先を狙うには十分な飛距離。
ただ巻きした感じではやはり傾いて泳いできたのでトュルーチューンを実施。直した後はしっかりウォブリングするように。ただ巻き時の動きは結構本家に近い。
続いてトゥイッチしてみると、綺麗にヒラ打ちはするもののダート幅は本家より若干狭い気がした。恐らく比重が小さいので、慣性力が働きにくく、Dコンパクトの売りである慣性スライドは再現できていない、といった所だろうか。
ただまあ別のルアーとして考えたらそれなりに優秀な気がする。沈むのも遅いのでシャローエリアで使う場合には本家より使いやすい場合もあるだろう。
まとめ
雰囲気だけは似ているものの、似て非なる物と考えた方が良いだろう。まあ価格も5倍くらい違うので当然と言えば当然か。
でもまあスプリットリングを交換してトュルーチューンをすればそれなりに使えそうな事は分かったので、シャロー狙い用のルアーとして使ったり、ウエイトを貼ってみたりして遊ぼうかと思う。
まあ勿論、ここぞ!という時はDコンパクトを使うけどね。