先日釣り具屋の中古コーナーを散歩していたら、偶然このリール、フルーガーのプレジデントのアンダースピンキャストリールを発見した。
同シリーズのスピンキャストリールは持っているのだが、その仕上がりがなかなか良かったのでアンダースピンの方も一度使ってみたいと思っていた。
スピンキャスト版のインプレはコチラ↓
ネットでも使ってる人を殆ど見ないリールなだけにコレは運命だと思って即購入。
軽く使ってきたのでその辺踏まえてインプレを。
メーカーHP情報
まずはメーカーHP情報をおさらい
Pflueger® President® Spincast Reel
Description
Our most premium line of spincast reels are sure to please the spincast enthusiast in your family.
Details
- 5 Bearing System
- Aluminum Frame
- Aluminum Cone
- Dual Titanium Pins
- Instant anti-reverse
- Spool Applied Drag
- Aluminum Handle
- Soft Touch Knob
- MC and MS have single pick-up pins
MODEL PRE-SPOOLED YD/LB MONO CAPACITY YD/LB GEAR RATIO RETRIEVE RATE WEIGHT(oz) BEARING PRES6USCX 6lb | 2.7kg 145/4 90/6 70/8 3.4:1 14.5″ | 37cm 9.00 4/1 PRES6SCX 6lb | 2.7kg 145/4 90/6 70/8 3.1:1 14.5″ | 37cm 8.60 4/1 PRES10SCB 10lb | 4.5kg 90/8 75/10 65/12 3.8:1 18.5″ | 47cm 11.20 4/1
今回購入したのはPRES6USCX。スピンキャストの6SCXと基本的には同じはず・・・だが、ギア比が違うのにハンドル1回転あたりの巻取り量は同じ。果たしてコレは一体・・・と思ったが、どうやらHPが間違いなようで、6SCXの実物には3.4:1と書いてあった。
外観など
今回はリール単体で買ったので箱は無し。
左から↓
左斜め前から↓
前から↓
右斜め前から↓
右から↓
右斜め後ろから↓
後ろから↓
左斜め後ろから↓
上から↓
下から↓
全体的に蜘蛛の巣だらけだったのだが、掃除したら結構綺麗になった。フロントカップとハンドルノブに少し傷があったが、それ以外は綺麗で回転も良好。ちなみに中古でスピンキャストを買う時はフロントカップを外してローターに傷が無いか等を確認して買う方が良い。
デザインとしてはスピンキャスト版と基本的には同じで、トリガーが付いたのとその影響でドラグダイヤルの位置がずれたくらいが相違点となる。
サイズ感
アンダースピンで比較するとこんな感じになる↓
33マイクロよりはやや大きく、アブの506MK2よりは小さい。重量的にも両者の中間くらい。
スピニングと比較するとこうなる。20レブロスの2000番との比較。
形が違うので単純な比較は難しいが、プレジデントの方が体積的にはややコンパクト。しかし重量はプレジデントの方が50gくらい重い。
重量について
重量は259.6g(ライン込み)
20レブロスの2000番は200g。
金属ボディの17エクセラーは250gくらいだったので、まあ実用上は問題ない。
ハンドルについて
ハンドルはやや短めのシングルハンドル。ノブは適度にグリップがあって持ちやすい。
ハンドル長は45mm。
ハンドルの取り付けは供回り式。
フロントカップを外してみる
フロントカップはアルミ製。サイドに穴が開いているが内部に樹脂リングが入っている。
カップ入り口には窒化チタンっぽい色のリングが付いている。
ローターはこんな感じ。ピックアップピンはチタン製が2本。
ライン押さえのゴムは柔らかめで、しっかりラインを保持する事ができる。
ローターはハンドルを押さえて反時計回りに回すと外す事ができる。裏から見るとこんな感じ↓
本体側はこうなっている↓
スプールについて
スプール径は38.5mm。
ギア比が3.4:1なので、計算上の最大巻取り量は41.1cm。やや少な目にラインを巻いたと考えるとカタログ通りの巻取り量になりそう。
リアカバーを外してみる
フロントカップを外した状態でハンドルを抜くとリアカバーがスポッと外れる。
リアカバー側はこんな感じ↓
駆動系はこんな感じ↓樹脂のフレームにドライブギアとピニオンギアとピニオンシャフトが収められている。
シンプルでメンテナンスしやすそうなのが良い所。
ドライブギアにはちゃんとベアリングが入っている。
写真では見えないがピニオンギア軸にも前後にベアリングが入っているので、回転はすこぶる滑らかである。
ラインを巻いてみた
とりあえず1.5号を40m下巻き。
その後1号を100m・・・と思ったが、少し足りなかったので120m巻いてみた。
仕上がりはこんな感じ↓
ロッドに付けた感じ
ロッドに付けるとこうなる↓
トリガーの位置も丁度良く、33マイクロのように中指にトリガーが当たったりはしない。
渓流で投げてみた
ハンドル1回転あたりの巻取り量が厳しいので、最上流部の段々のエリアで少し投げてみた。
↓のようなピンスポットを横切る感じで使う分には何とか、という感じ。
ラインの放出はかなり滑らかなので、2.1gのスピナーを投げるのも快適。
巻取りは遅いが滑らかなので、スピナーの回転なんかもちゃんと感じ取る事ができる。
ミノーも使ってみたが、さすがにかなり流れがゆっくりなポイントでないとしんどいかも。
魚止めの堰堤下とかなら使える感じかな。
エリアフィッシングで使うのに良さげな感じだと思う。
管理釣り場で使ってみた
ギア比の低さと巻取りの滑らかさが生きるであろう管理釣り場で使ってみた。
巻取りの遅さが一定の速度でクランクとかを巻くのにぴったり。
ノイズが少ないのでルアーの動きも良くわかる。
ライン放出がスムーズなので、0.6gのスプーンも実用範囲内。
ドラグも滑らかなので大物が来ても安心。
という事で、予想通りかなり使いやすい事がわかった。今年の冬はコレをメインにしようかな。
まとめ
6SCX同様にしっかりした造りで、投げる、巻くといった動作はかなり滑らか&スムーズ。巻取り速度の遅さはどうしようもないので、流れの緩やかな場所で使うのが良いと思う。
見た目の雰囲気は渓流にもバッチリ合うと思うんだけどね。
バス釣りのライトリグ用にも良さそうなので、今度使ってみようかな。