先日リールを改造するのにアルミのパイプを切り出したのだが、糸鋸でカット→ヤスリで成型だとカット面が綺麗でなく、また水平が出しにくい、という欠点があった。
そこで導入したのがダイソーのパイプカッター。
500円とダイソーの商品にしては高めの価格設定だが、その分造りもしっかりしており、綺麗にパイプをカットできる事がわかった。
今回はそんなダイソーのパイプカッターをご紹介。
パッケージ
パッケージはこんな感じ。
価格は500円、対応パイプ径は3mm~28mm、対象の材質は軟鉄、アルミ、銅、塩化ビニール管との事。
裏面には使い方が↓
本体材質はアルミ・スチール、刃はカーボンスチール。
バーコードはこの通り↓。
外観など
外観はこんな感じ↓
ボリュームとしてはベイトリールと同じくらい。
ハンドルを右に回すと刃とローラーの間隔が狭くなる。
刃はこんな感じ↓
刃の直径は17、8mmくらいかな。
背面には面取り刃が格納されている。
手前に引き出すとこんな感じ↓
重量は191.5g。
使い方
まずはパイプを挟む。刃が少しパイプに当たり、手を放してもパイプカッターが滑らない程度に締める。
続いてパイプカッターを1回転させる。1周分のラインが付くのだが、ここで線がまっすぐ1本であるか確認する。螺旋状になっていてスタート地点とずれているようであればやり直し。
問題なければもう2回ほど回す。回す度に刃が食い込んでいき、溝が深くなる。その分挟む力は弱まってくるので、再度ノブを回して挟む力を上げる。
パイプカッターを2~3回転→ノブを回して締める→パイプカッターを2~3回転→ノブを回して締める、を繰り返して行くと、段々溝が深くなり、切れると急に負荷が軽くなる。
こんな感じでカットできる。所要時間は慣れれば2~3分といったところかな。
断面はこんな感じに↓かなり綺麗に切れる。
但し、内側に少しバリが出るので、面取り刃を使ってバリ取りを行う。面取り刃をパイプの内側に当ててグリグリすればOK。
終わるとこんな感じ↓。手に刺さるようなバリは取れる。
ただ、見ての通り面取り刃はただの板なので、表面を綺麗に仕上げようと思うと更にヤスリ掛けが必要だと思う。
切り出せる幅について
どれくらいまで薄く切り出せるか試してみた。
最薄で約1.5mm厚まで切り出す事ができた。これにちょっとヤスリをかければ1mmくらいにもできそう。
これなら薄い物から厚いものまで自在にスペーサーが作れそう。リールのハンドルをカスタムしたりする時に使えそうである。
ステンレスパイプも切れた
ステンレスパイプを切ってみたら一応切れた。
直径は9.5mm。厚みは0.5mmくらいかな。
断面はこんな感じ↓
まとめ
500円するだけあってちゃんと使える事がわかった。力も要らないし、素早く切れて断面も綺麗なので、パイプを切るなら断然ノコギリよりも効率が良い。
まあ似たようなものが同じような値段で売ってたりするので必ずしもダイソーのが最安かは不明だが、少なくとも値段なりの価値は十分にあると思う。
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