この春ダイワから新しく虫系ルアーがリリースされた。
よくある蝉系ルアーかと思いきや、自発的に閉じる羽根というギミックを搭載。
小さいボディでありながらサクサスフックを2個搭載する事で、よりフッキング能力も向上。
止めても巻いても釣れそうなドラウンシケーダをインプレ。
メーカーHP情報
ドラウンシケーダ REV.
2020.04 デビュー
ヒグラシ
自動で閉じる羽根が弱ったセミを演出。
弱って水に落ちたセミの羽根は閉じた姿勢でいることに注目。羽根にバネ機構をもたせることでアクション後も閉じた姿勢をキープ。キャスト時に羽根が開きにくく、安定した飛行姿勢でよく飛ぶ。リトリーブ時は羽根が開いてパタパタアクション、フッキングを向上させる2フック仕様。脅威の貫通力を持つサクサスフックの色はセミの足のようにも見え、ナチュラルさを演出。また、横風を受けても流され難いような浮力に調整。シルエット、パーツ、アクションを進化させたセミルアーが誕生。
羽根の根元につめ形状を追加。この部分が羽根を開いたときにボディに当たり、羽根を閉じる方向への力を与える。
羽根の根元にバネ機能を持たせ、アクション後にも閉じた姿勢をキープして弱ったセミを演出。
フッキング率を上げる2フック仕様。フックの色はセミの足のようにも見え、不要な違和感を与えません。
実際のセミを徹底研究。横風を受けても流されにくい浮力調整とし、狙ったエリアを攻めることが可能。
驚異の貫通力でチャンスを逃さない“SaqSas(サクサス)”
従来のメッキ処理では実現できなかった驚きの貫通力を持つ表面処理テクノロジー。ハリの表面にフッ素系特殊プレーティング加工を施すことで、刺さり性能は従来の塗装ハリに比べて最大40%(平均約20%)アップ(当社比)。今まで合わせきれなかった小さなアタリやショートバイトも逃さずキャッチ。今までのハリと一味も二味も違う「サクッと刺さる」感覚は、一度体感すると忘れがたいものとなるはずだ。なお、非常によく刺さるハリとなっているため、取り扱い時にはこれまで以上に注意していただきたい。
【表面の電子顕微鏡写真】
【貫通力比較データグラフ】
(数値が低いほど貫通しやすい)ドラウンシケーダ REV
サイズ
(mm)標準自重
(g)色数 標準装備フック メーカー希望
本体価格(円)41 4.6 6 サクサス加工トレブル#10 1,330 JANコード
カラー JANコード エゾゼミ 081682 羽化 081699 ツクツク 081705 ヒグラシ 081712 ハルゼミ 081729 クリアブラウン 081736 出典:ダイワ
造形もリアルだが、見た目が凝っているルアーは他にもあるので、やはり注目すべきは閉じる羽根のギミックであろう。
リトリーブ時はパタパタ・・・というのが個人的には気になるところ。自動で閉じるという事は開くのに力が要るわけで、となると泳ぎ出しが多少悪いのかも?とか思ってみたり。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
裏面はこんな感じ↓
今回はツクツクを購入。
外観など
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
ボディ長さは41mmぴったり。全長に羽根は含まない。
羽根の感じであったり、お腹の造形であったりは虫っぽくてリアル。
虫で言うところのお尻の方が前で、頭が後ろになる形はメガバスのシグレに近いと思う。
羽根は軽い力で開く事ができるが、羽根の付け根の出っ張りの部分がばねの働きをしており、手を離すと瞬時に閉じるようになっている。
重量
測ってみるとこんな感じ↓
カタログスペックぴったり。さすがダイワである。
サイズ感
サイズの近いルアーと並べてみるとこんな感じ↓
左から、シケイダーⅡバスチューン(ティムコ)、シグレ(メガバス)、ドラウンシケーダ、生蝉(ジャクソン)。
構造としてはシグレに近いが、ボリューム感としては生蝉が近いかな。
シグレと生蝉はシングルフック仕様の為、それらと比較するとフッキングでは有利かも。
シケイダーⅡはトリプルフックなのでそれには負けるかもだが。
浮き姿勢
浮かべてみるとこんな感じ↓
湾曲した羽根が少し気泡を含んでるのが良い。
下から見るとこんな感じ↓
フックが足に見える・・・かな?
泳がせてみた
ちょっと風呂場で泳がせてみた。(動画:約8MB)
思ったよりちゃんと泳ぐ事がわかった。
しかし、一定以上の速さでないと泳ぎ出さないのと、少し速度が落ちると羽根が閉じようとして泳ぎが崩れるのでその点は注意が必要だと思う。
軽くトゥイッチすると、ちょっと羽根が開いて閉じて、という動きになるので、これはこれで魅力的である。
ちなみにラトルは小さいラトルが入っており、チリチリ、チリチリ、といった感じの音がする。
まとめ
やはり自発的に閉じる羽根が独自色を出している。
キャスト時の空気抵抗も少なそうなのでそれなりに飛びそうだし、巻いても止めても使えそうなので、あったかくなってきたら活躍が期待できるルアーである。