管理人がエリアトラウトと渓流の両方でメイン機として使用しているのが12カーディフCI4+ C2000SS。
18カーディフが出る少し前にセールで半額で入手したリールであるが、元は結構高かった訳で、更にトラウト専用機として設計されているだけあってかなりトラウトフィッシングで使いやすいリール。
管理人のはエリア向けのローギヤタイプの物だが、意外と渓流でも使いやすいので結局どっちでも使用している。
かれこれ2年ほど使用してきた使用感なんかを含めて12カーディフCI4+ C2000SSのインプレを。
メーカー情報
カーディフ CI4+ C2000SS
エリアからネイティブまで 求められての2つの専用機
トラウト専用としての性能を突き詰めた、「カーディフCI4+」。C2000SSはエリア専用機として細糸使用を前提、微調整が可能な設定のエリアドラグとスーパーシャロースプールを搭載した。C2000HGSは、エリアからネイティブまでを視野にハイギア設定、シャロースプール搭載。
いずれもシマノ最高峰ギアシステム「X-SHIP」、「CI4+」素材をボディ、ローターに採用するなど先鋭のスペックとなっている。
X-SHIP
シマノ独自のギアシステム「X-SHIP」
マグナムライトローター
ダイレクトな操作感を実現するCI4+素材の「マグナムライトローター」
リジッドサポートドラグ
スムーズで安定したラインの送り出しが可能な「リジッドサポートドラグ」
AR-C ライトスプール
トラブルレスで安定した遠投を叶える「AR-C ライトスプール」
イージーメンテナンスシステム
常にスムーズな回転性能を維持するため、ボディとラインローラー部に注油口を装備。分解することなく注油が可能なため、イージーにリールをベストな状態に保つことができる。専用オイル(SP-013A)の使用がおすすめ。
カーディフコルクノブ
高級感と感度を両立する「カーディフコルクノブ」
エリアトラウトフィッシング専用「エリアドラグ」
C2000SSには、エリアトラウトフィッシング専用の「エリアドラグ」を搭載。「エリアドラグ」は、ノーマルドラグに比べ、実用ドラグ力の範囲内で、よりシビアなドラグ設定が可能。特に細いラインを使用するエリアフィッシングにおいて、威力を発揮。
「年々大型化、そしてシビアになるターゲットを細いラインで獲りたい。」というアングラーにお勧め。
カーディフ CI4+ C2000SS カーディフ CI4+ C2000HGS ギア比 5.0 6.0 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) 1.0/3.0 2.0/3.0 自重(g) 165 165 スプール寸法 (径mm/ストロークmm) 42/12 42/12 ナイロン糸巻量(lb-m)/フロロ糸巻量( lb-m)/PE糸巻量(号-m) 2.5-140、3-100、4-90/2-170、3-95、4-75/0.6-140、0.8-100、1-70 3-125、4-100、5-75/3-110、4-85、5-65/0.6-150、0.8-110、1-80 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) 66 79 ハンドル長(mm) 40 45 ベアリング数 S A-RB/ローラー 8/1 8/1 出典:Amazon
既にカタログ落ちしているのでAmazonからの情報を引用。
もう8年も前のモデルとなるが、機能的な部分では昨今のリールと遜色ない気がする。
後継機となる18カーディフと比較すると、コアプロテクトでなかったり、HAGANEギアでなかったりといった差はあるものの、実使用においては古さを全く感じる事は無い。
外観など
右から↓
前から↓
左から↓
後ろから↓
下から↓
濃い緑のボディーカラーとコルクグリップが渓流によく合うデザイン。
イージーメンテナンスシステムで給油も容易。
マグナムライトローターのお陰で回転もスムーズである。
生産国はマレーシア。
スプール径
スプール径は実測で36mm。
重量
カタログスペックでは165g。
実測は164.5gとほぼカタログ通り。
スピニングの中ではかなり軽い部類だと思う。ダイワのバリスティックFW LT2000SS-Pあたりで160gなので、それと5g差なら十分と言えるだろう。
ラインを巻いてみる
ラインキャパシティは3lb-100m、4lb-90mとの事だが・・・3lbと4lbの差が少なすぎではないだろうか?
実際に4lbを巻いてみると・・・
やはり90mは巻けないっぽい。80mくらいかな?
ロッドに付けてみる
本体が緑なので、緑っぽい装飾のマスビートに付けてみた↓
どっちもエリア専用機という事もあってよく合う。価格的に釣り合ってないが。
これはOGKのトラウトゲーム602Lと合わせて使った時の写真↓
コルクグリップとの相性も良い。
サイズ感
20レブロス2000LTと並べるとこんな感じ↓結構サイズ的には近い。
エリアフィッシングでの使い心地
エリア専用機というだけあってエリアフィッシングでの使い心地は抜群。
まず本体重量が軽いので、片手で振り続けても疲れにくい。
ギア比がさほど高くないので巻きも軽快で、スプーンやクランクをスローに巻くのも一定速度で巻ける。
ボトム系のルアーをゆっくり引いて来るのにも良い。
最も良いと思う点がドラグ。エリアドラグは微調整しやすく、バラさないけど徐々に寄ってくるようなドラグ設定が出しやすい。ファイト中に調整しても行きすぎたりすることがなく、ラインの出もスムーズ。
エリアフィッシングでのドラグ特性としてはダイワのATDよりも個人的には好きである。
AR-Cスプールのお陰で軽量ルアーも良く飛ぶ。0.6gのマイクロスプーンを扱うのも快適。
渓流での使い心地
ギア比低めなので渓流では使いにくい・・・かと思いきや意外と66cm/回転でも十分に流れの中を巻いてくることができる。
巻取りノイズが少ないので、スピナーがちゃんと回ってるか、スプーンがちゃんと泳いでるか、などを感じ取りやすいのも良い所。
エリアよりもドラグ設定は締めておく必要があるが、締めたら締めたなりにスムーズに作動してくれる。
CI4+ボディの剛性感は・・・というと、トラウトフィッシングではそこまで太い糸を使う事もないので、気になった事は一度もない。この場合は樹脂ボディによる軽量化のメリットの方が大きいだろう。
まとめ
管理釣り場と小~中規模渓流で使うには最高と言っても差し支えないリールだと思う。
(まあこれより高いリールはもっと良いのかもしれないが・・・)
現行の18カーディフには1000番と3000番しかなく、2000番が無いのは多分12カーディフで十分だからでは・・・と勝手に思ってたりもする。
とりあえずまだまだ使い込んで行く予定である。