金魚を自然の川や池に放しても、その見た目と遊泳能力の低さからフィッシュイーターの恰好の餌食になって生き残れない・・・なんて話を子供の頃によく聞いた。
釣りキチ三平なんかでも金魚を生餌にしてバスか雷魚を釣るような話もあり、金魚というのはフィッシュイーターにとって魅力的なターゲットなんだというイメージがある。
そんな金魚型のルアーがあったら・・・というのを具現化したのがラッキークラフトの金魚である。
どこからどう見ても金魚、という見た目に加え、「表現したかったのは、クランクでもシャッドの動きでもない、まさにキンギョの動き。」といったメーカーこだわりのアクションが魅力的なルアーである。
最近は新品で見かける事もなかなか無いが、使って楽しいルアーの一つである。
そんな金魚のインプレ。
メーカーHP情報
Kingyo
表現したかったのは、クランクでもシャッドの動きでもない、まさにキンギョの動き。-釣りを楽しむ-と言うコンセプトのバーチャルベイトに加わったKINGYOはラッキー初となるジョイントタイプルアー。見た目はキンギョそっくりのリアルベイトに見えるが、本当にリアルなのはその泳ぎにある。ボディーと尾の異なる形状から2つのアクション(ウォブリング+ローリング)のハイブリッドにより生み出される非常に強い水押アクションは、まさにキンギョの動き。スピニングタックル対応の40ミリサイズの小赤。80ミリでベイトタックル対応の頭。両方のタックルで使用可能なジャストサイズ60ミリの姉金がラインナップ。
商品記号 小赤40F 小赤40S 姉金60F 頭80F 商品コード 0730 0731 0732 0734 全長 40mm 40mm 60mm 80mm 重量 3.0g 3.6g 6.8g 14.0g 深度 – – – – タイプ フローティング シンキング フローティング フローティング フックサイズ #10 #10 #7, #7 #4, #4 出典:Lucky Craft
「見た目はキンギョそっくりのリアルベイトに見えるが、本当にリアルなのはその泳ぎにある。」
この言葉がこのルアーの特徴を最もよく表現していると思う。
しかし、元々自然界にいないものをリアルに再現するというのがまた面白いと思う。
マッチザベイトにはなり得ないわけだが、それでも釣れるのがバス釣りの面白い所である。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
金魚鉢を模した切り抜きから中身が見えるようになっている。なかなかセンスが良い。
裏面はこんな感じ↓安心の日本製である。
開封するとこんな感じ。
ホントに見た目は金魚そのもの。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
尻尾は本体と別部品でジョイントされている。
これにより、尻尾を振って泳ぐ姿を再現する仕組み。
全長は40mm。尻尾を含めた長さで40mmである。
重量
コレはシンキングモデルなのでカタログスペックは3.6g。実測は3.7gとほぼカタログ通り。
サイズ感
サイズの近いルアーと並べるとこんな感じ↓
上から順に、KPクランク、金魚、ディープクラピー。
殆どエリア用クランクと同じサイズ感。
水槽にて
沈めてみるとこんな感じ↓
沈下速度は見た目に対してはやや早め。やる気の無いバスの目の前にスッと落としてやると良さそう。(動画:約7MB)
スイム動画
風呂場で泳がせてみた。
ゆっくり泳がせた場合(動画:約5MB)
早めに泳がせた場合(動画:約4MB)
ゆっくり泳がせた時の尻尾の感じは正に金魚の泳ぎ。
一方で、意外と早巻きにも対応しており、必死で逃げる金魚、という感じで使う事もできる。
まとめ
見た目、動き共に秀逸なルアー。コレで釣りたい!と思えるルアーである。
春先に目覚めたバスの目の前にヒョコヒョコ泳いできた金魚がうっかり食われる・・・といったイメージで使いたい。