ここ最近ちょっとしたブームになっているのが沈む虫系のワーム。各社から色んな沈む虫がリリースされているが、OSPから満を持してリリースされたのがこのHPバグ1.5。
OSPのルアーは基本的にハズレが無く、随所に考え抜かれたギミックが盛り込まれ、実際に使っても良く釣れるものが多い。
HPバグもその例に漏れず、小さいボディに釣れる要素を多分に盛り込んだ仕上がりとなっている。
では早速開封インプレから。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
細い足に曲がり癖が付かないように、一個一個が分離するようにブリスターパックされている。
右上の方には推奨フックサイズの記載が。
コレがあると手持ちのフックで合うかどうかわかるのでありがたい。
裏面はこんな感じ↓
入数は8個入。
開封するとこんな感じになる↓
メーカーによる説明
so cool, so easy!
HP Bug1.5”はトーナメントやメジャー岸釣りスポットなど、プレッシャーがかかった状態でも「バスのいそうなところにキャストすればバスがバイトしてしまう」をコンセプトに、ライトリグに幅広いマッチングをする
究極かつ万能なフィネスワームである。一見、虫を模したワームにも見えるが使い方は多岐に渡る。基本的な使い方はオフセットフックをセットしたノーシンカーリグで、キャストし着水したらラインスラッグを出して自然に沈めるだけで自発的にレッグを微小に震わせながらフォールし、あとは待つだけでOK。もちろんサイトフィッシングにおいても同様で、バスを見つけ泳いで行くコースにキャストしてバスに見つけさせることができたら、疑いのない捕食バイトへ誘う。ネコリグ用オフセットフックでセッテングすると枝などに吊るす提灯釣法が可能となり、1.5”サイズながらも水面を叩く&引っ張るを繰り返し波紋で寄せと食わせのアピールをする。ルアーが不安定になりがちなマス針でのノーシンカーでも、安定したi字アクションを演出。さらにはキャロライナリグやスプリットリグで、掛かり重視のマス針通し刺しでも針先が下側に向いて根がかるようなトラブルも完全回避。狙いたいレンジが深ければ素早くレンジに届かせ、リーダー分のフォールで誘うダウンショットリグなどにもベストマッチ。
喰わせる力のみに特化させたデザインではなく、キャスティング&フッキング性能、リグへの順応性、抜群の安定姿勢の維持など、実釣で求められるスペックを高次元でクリア。誰もが扱い易くバイトを量産する危険なヤツ、so cool, so easy! HP Bug1.5”が生誕。
出典:https://www.o-s-p.net/products/hpbug/
究極かつ万能・・・なかなか良い響きである。
ちょっと大袈裟だなと思う表現をするメーカーは多々あるが、OSPならあり得るかも・・・と思えるところが凄いと思う。
このサイズでオフセットフックの使用を前提にしてるのが良い。マス針しか刺せないようなボディサイズだとどうしてもスナッグレス性能が落ちるので、それだけでも大分汎用性が高いと思われる。
その上でNSSフックを使用したチョウチン釣り、マス針ノーシンカーでのi字引きなども考慮されているので、荷物を減らしたいおかっぱり的には持ってこいのワームだと思われる。
基本スペック
長さ:1.5インチ
1.5インチ≒38mmだが、先端の手は含まないボディ部分の長さで大体38mmである。
重さ:2.1g
カタログには記載が無いが、実測で2.1g。
ノーシンカーで使うならスピニングタックルかな。
外観など
上から↓
上から見るとこんな感じ。
ボディー自体シンプルな棒状で、細く短い手足が計10本生えている。
背中側は凸凹していて虫っぽい雰囲気を出している。
下から↓
下から見るとこんな感じ。
お腹側はあまり凸凹していなく、センターにスリットが入っている。
横から↓
横から見るとこんな感じ。
お尻の方が少し太い形状になっている。重心が後方になるので、キャストした時の飛行姿勢の安定、飛距離アップが期待できる。
また、上側がノンソルト素材、下側がソルト入り素材になっており、マス針ノーシンカーの場合もお腹側が下になるように考えられている。
前から↓
正面から見るとこんな感じ。
ボディは四角形になっている。シルエットを変えずに最大限にウエイトを稼ぐ為の工夫だとか。
後ろから↓
真後ろから見るとこんな感じ。後ろから見てもボディは四角。
尚、ボディ後部には足とは別にフィン状のパーツがある。後方重心であるがゆえにフォール時にお尻下がりになるのを防ぐ、トゥイッチを加えた時のトレースラインのばたつきを抑える、などの効果を考慮して付けてある模様。
サイズ感
近いサイズのワームと並べるとこんな感じ。
左から順に、ドライブクロー2インチ、HPバグ、モッサ1.6、根魚虫
ボリューム感的な所だとドライブクロー2インチのハサミを取った物より少し大きいくらい・・・かな。
フックサイズ
オフセットフックの場合は#2~#3を推奨、との事なので、キロフックの#3と合わせてみた。
刺してみるとこんな感じ。
まあまあ丁度いい感じ。フッキングも問題無さそうである。
尚フック込みで重量は2.3g。
水槽にて
横からみた動画(約1.8MB)
上からみた動画(約2.3MB)
動画では見にくいと思うが、フォール中には足が細かくピリピリ震えている。
また、後方のフィンのお陰か、フォール姿勢は水平をキープするような挙動が見て取れる。
(もう少し水槽が大きかったらいいんだけどね・・・)
手足が放射状に生えているので、どの方向に動かしてもどれかはピリピリ動く、という感じになっている。
まとめ
見た目、サイズ感、水槽での動きを見る限りでは釣れそうな雰囲気満点のワームだと思う。
スナッグレス性能を生かす為にMLアクションのスピニングと+少し強めのラインでカバー周りに落としてみたいと思う。
ライトキャロの具として川スモールに使うのも良さげ。
もうすぐお盆休みなので早速フィールドで使ってみたいと思う。
2019/08/10追記
早速使ってみた。
4lbラインとULアクションのスピニングタックルの組み合わせ。リグはノーシンカーにて。
飛距離
飛距離は約25mという所。このサイズのノーシンカーワームとしては十分だと思う。
使い方
とりあえずノーシンカーで岸際のストラクチャーの近くに投げてボトムまで落とし、少し待ってアタリがなければハンドル一回転、またボトムに落としてちょっと待ってアタリがなければハンドル一回転・・・みたいな感じで使ってみた。
↑こんな感じの場所で使用。
釣果
とりあえず豆ではあるが早速釣れたので、釣れるワームである事は間違いない。
針持ちについて
そんなに針持ちがいいわけではなく、1匹2匹釣ると頭の部分が裂ける。
苦肉の策で↑のように少し裂けた中央部を外して刺して使ってみたが、これでも一応バイトはあったので応急的にはコレもありかなーと。
とはいえ真ん中に刺せるに越した事はないので、ワーム用接着剤でも買って来ようと思う。