ちょっと個性的な形のワーム。
形はストレートな円筒形だが、斜めに切られたフィンと凸凹した表面加工が特徴。
カバースキャットの名の通り、カバー撃ちに適した工夫がしてあるのでご紹介。
長さ:3.5インチ=89mm
重さ:16.5g(メーカー情報) / 16.7g (実測値)
ノーシンカーでもかなり重い。細い方から針を刺す設定なので、投げた場合は太い方から飛んでいくハズ。
棒状の形状なのもあってメチャクチャ飛びそうである。
スキッピングでカバーの下に入れるのもやり易そうだし、手足もないのでウィードもすり抜けやすそう。
オフセットフックの折れ曲がった部分を隠すように窪みが付いている。先端から刺してここから抜けば、頭からフックまで滑らかなラインを描けるという仕組みだ。
腹部には長いスリットが入っている。
結構ボリュームのあるシルエットなので、これによってフッキング性能を確保していると思われる。
背中には針先を隠す為のポッチが付いており、ここに針先を埋めればしっかりガードできるし、変に曲がってしまう事もない。
但し、フックサイズが重要で、ここにピッタリ先端が来る物を選ばないと、むしろポッチが邪魔になる。
前半分に斜めに入っているフィン。フックを付けたら頭側が重くなるが、これがフォール時に抵抗になって水平フォールする、という事らしい。
これは使ってみて確認しようと思う。
結構柔らかい。あと、塩が40%入っているという事なのでかなりズッシリ感がある。
↓動画を撮ってみた。柔らかさ加減が伝わるだろうか。(1.17MB)
細かい凹凸が無数に入っている。これがザリガニとかの甲殻類に似た水流を生む、らしい。確かにザリガニの表面はざらざらしてるからね。
#3/0~ (メーカー情報)
ポッチの部分で書いたが、フックサイズはかなり重要である。試しに#2/0~#5/0まで刺してみた。
#2/0
#3/0
#4/0
#5/0
手持ちのWORM316だと#5/0が一番しっくりくる。#4/0でも先端を埋め気味にすればなんとかポッチを活用できそうだ。
しかしマテリアルが結構柔らかいので、#2/0とか#3/0の方がアクションしたときにお尻がプルプルしそうな気もする。この場合はポッチを削ぎ落としてもいいかもしれない。(ワイドゲイブでないとフッキングが厳しそうだが。)
この感じだとやはり基本はノーシンカーなのだろう。
カバーを直撃→フォール→着低後2~3トゥイッチ→フォール→トゥイッチ・・・カバーから離れたら回収、みたいなイメージかな。
となると、ある程度太糸が巻けるハイギヤのベイトリールで使うと良さそうだ。
あと特に推奨されていないが、個人的には川スモール用にドリフトで使ったら良さげだと思っている。6インチグラブのイモの代わり、的な。大きいのを選んで釣れそうだ。
シンプルな形状の中に、色々工夫された釣れそうな要素が詰まっている。
実戦デビューが楽しみである。
2020/1/13追記
ここ最近この記事へのアクセスが増えたな、と思ってたのだが、YouTubeでこんな動画を発見した。
この時期に1日でロクマル2本は凄いとしか言いようが無い。
ノーシンカーでのディープ狙いで1キャストに10分以上かける丁寧さがキモのようである。
ちょっとやってみようかな・・・