ダイソーにもジグヘッドが売っているのだが、パッと見た感じだといかにも刺さらなそうな雰囲気なので今まで買った事は無かった。
しかし、試してみずに刺さらないと決めつけるのは良くない気がしたので今回は実際に何かに刺してみて、それにかかる力を測定してみる事に。
もし意外と刺さるようであれば儲け物である。
果たしてその実力は如何に?
測定方法
ジグヘッドをフックの先端が上を向くように固定し、ウエイトスケールに乗せる。乗せたら測定値を一旦ゼロに。
ビニール袋を両手で持ち、フック先端に対して上から下に押し付ける。するとかかった力がスケールに表示される。
貫通するまでの間に一番数値が大きくなった瞬間の値を記録し、それを刺すのに必要な力とする。
当然、少ない力で刺さる方が良く刺さる、という事になる。
ちなみに袋は↓を使用。
テスト後はこんな感じに↓
測定結果
ダイソージグヘッド 1個目(新品)
1回目:130g
2回目:140g
3回目:130g
4回目:140g
5回目:130g
ダイソージグヘッド 2個目(新品)
1回目:160g
2回目:170g
3回目:150g
4回目:140g
5回目:150g
ダイソージグヘッド 3個目(新品)
1回目:110g
2回目:120g
3回目:110g
4回目:130g
5回目:110g
思ったよりはよく刺さる。手で先端を触った感じだと普通に使えそうなレベルの刺さり方。例えて言うなら手で研いで結構上手くいったようなイメージ。
とはいえ化学研磨されたちゃんとしたフックには及ばない、といった感じかな。
じゃあ化学研磨されたものを測定するとどうなるのか?
という事で、コスパが良い事でお馴染みの土肥富のフックを測定してみた。
フックの軸径が近い#8を測定。
マルト トリニティ#8(新品)
1回目:70g
2回目:80g
3回目:70g
4回目:70g
5回目:65g
まあやっぱしこうなるよね。明らかに化学研磨品の新品の方が良く刺さるという結果になった。
じゃあ近い刺さり具合の物って何・・・?と言うことで、近くにあったスピナーベイト、ボトムアップのビーブルを測定してみた。
半年前に購入し、先日の山中湖釣行では13匹のバスを釣っているので多少先端は鈍って来ているハズだが、手で触った感じまだまだ使えそうな感じ。
ボトムアップ ビーブル(使用済)
1回目:130g
2回目:120g
3回目:140g
4回目:120g
5回目:130g
結構ダイソージグヘッドと近い値に落ち着いた。
という事で、結論としては
「化学研磨された新品には劣るがそれなりに使えそうなレベルでは刺さる」
という所だと思う。
さて、そんなダイソージグヘッドについて改めて簡単にインプレしておこうと思う。
パッケージ
見た目はこんな感じ。3個入りでちゃんとブリスターパックされているのが良い。
裏面には刺し方が書いてあるが、これは真似してはダメである。
外観など
開けて見るとこんな感じ。
ヘッドのペイントの安っぽさがバス釣り黎明期を思い出させる。何かグラブとかのワームとセットで売られてたジグヘッドがこんな感じだったような・・・
塗装が厚いせいでアイが埋まりかけてる&ワームキーパーが丸まってるので注意。
重量は2gの記載に対して実測1.8g 。3個とも同じだったので意外と品質は安定している。
フックの軸径は0.85mm。丈夫なんだろうけどサイズに対して太過ぎな気がしないでもない。
フックサイズ自体は#8くらいなのかな。月下美人の#8ジグヘッドと比較するとこんな感じ。
ゲイブ幅は近いが軸径が大分違う。
まとめ
それなりに刺さる事はわかったのだが、フックサイズと重さからライトなタックルで使用する、という観点からすると、もうちょっと細いフックの方がよく刺さって良いんではないかなと思う。
カルティバなどのちゃんとしたメーカーのフックが5~6本入りで200円代後半くらいから存在する事を考えると特に安い訳でもないので、やっぱり個人的には無しの方向かな。
まあ強いて言うなら蛍光色のヘッドが良さそうな時、もしくは少しウィードが生えてたりして細軸のフックだとすぐ伸びる、なんて時だったら出番があるのかもしれない。