メガバス渾身の羽根物、アイウイング135がちょっと前にリリースされた。
雑誌なんかで見て良さそうだなーと思ってたのだが、たまたま店頭で見かけたので一か八か買ってみた。
価格は定価5800円、税込6246円と、タイトルの通り管理人の一個あたりのルアー価格の最高値を更新。
普段は中古ルアーを中心に、平均すると500円/個のルアーを買っている者からすると一大決心である。
となると計算上は他のルアーの10倍活躍してもらう必要が・・・
というわけで、そんな管理人の過剰な期待を背負ったi-wing 135をインプレ。
パッケージ
大胆な価格に見合った大胆なパッケージ。ボディサイズを大きく超えたパッケージからして空間を贅沢に使用している。
開けるとこんな感じ↓
裏面にはメーカーの説明が↓
VISION ONETENを生み出した伊東由樹率いるアイティオーエンジニアリング渾身の史上最強の羽モノ、その名は、i-WING。タフ・フィールドにおける数百時間に及ぶハイドロダイナミクステストによって生み出されたスーパーリアルボディに、超軽量・薄型ジュラルミン製ウィングを装着。
■わずかにラインを張った程度の「超デッドスローリトリーブ」でも即座にマイクロピッチ波動を発生。その姿は、まるで弱ったベイトに群がりついばむ小魚群のよう。
■高速リトリーブでは、ボディは水面から剥離する「ホバリング状態」となり、ビッグボディを感じさせない軽やかなバジングを披露。 ウィングアクションと連動して作動する内臓されたR.A.B(Rudder Action Balancer System PAT.P)は、ボディ内で舵切りアクションを発生させ、ジョインテッドテールをしなやかにテールウォークさせながらワンテンポ遅れたディレイサウンドを発生。遠く離れたターゲットを確実に刺激して訴求。
①「羽の振動」×②「ボディロール」×③「テールウォーク」×④「R.A.Bサウンド」の、4つのバイト誘発要素が効果的に絡み合い、スーパータフの状況下でも果敢にビッグフィッシュを水面へと誘い出します。これまでの「羽モノ」の常識を根底から覆す、史上最強のウィングベイトです。
デッドスローリトリーブから高速リトリーブまでをこなす史上最強のウィングベイトということなので、史上最高値でも文句は言えまい。
しかし相変わらずメガバスはこうワクワクするギミックを作るのが上手いなぁと思う。
外観など
上から↓
下から↓
横から↓
前から↓
後ろから↓
顔のアップ↓
メガバスらしい造形のカッコいい顔。
羽根のアップ↓
羽根には鬼手仏心の文字とメガバスの刻印が。こういう細かい所にも気合いが入ってるのがメガバスらしくていい。
ジョイント部のアップ↓
ジョイントはほとんど動かないので意味あるのか?という気もするが、これも泳ぎ出しのレスポンスと波動の出方に関わっているように思う。
羽根の開く角度↓
開く角度は180度をちょっと越えるくらい。デッドスローに動かすにはこれくらい開いてないとね。
羽根の閉じる角度↓
羽根があんまり閉じないのが特徴的。泳ぎ出しはバッチリだろうが、飛距離が伸びにくいようにも思える。
羽根の垂れ下がり具合↓
羽根の取り付けには多少余裕があり、前から見ると少し垂れ下がった感じになる。
基本スペック
長さ:135mm
ボディ部の長さで丁度135mm。
重さ:1.5/8oz≒45.5g
実測は44.7g。まあこれも大体カタログスペック通りである。
フックサイズ:前#1 / 後#2
ちゃんとフロントフックがボディの幅より若干広くなるように計算されている。ちなみにフロントフックのアイは横アイである。
タイプ:フローティング
ラトル音
やはりRABの効果は凄い。めっちゃカタカタいう。これはかなり音によるアピールが強いんではないかと思われる。
アベンタクローラーとの比較
並べてみるとこんな感じ。ボリューム的にはアベンタの方が有りそうにも見えるがアベンタの方が少し軽かったりする。
羽根はアイウイングの方が長い。
この辺の違いがアクションにどう影響するのか気になるところである。
浮き姿勢
結構沈んでいる。羽根は完全に浸かった状態。
前から見ると、RABの寄っている方に結構傾いている。ということは、泳ぎ出しがスムーズな事が期待できる。
ボックスに入れてみる
VS-3010に入れてみると・・・
一匹でほぼ一杯である。羽根があまり閉じないのでそこそこ大きいケースでないと入らない。
まあ隙間は沢山空いてるのでそのスペースに入るだけ他のルアーを入れるようにするしかないね。
まとめ
とりあえず今のところいいイメージしかないので、週末投げるのが楽しみである。どこでデビューさせようかな・・・
という事で、実戦デビューさせたらまた追記しようと思う。
メガバス アイウイング135 Megabass I-WING
投げてみた
とりあえず投げてきた。タックルは16lbナイロンと7ftのヘビーアクションのロッドとの組み合わせ。
飛距離:
羽根があまり閉じないので空気抵抗が大きいのかな・・・と思ったが意外にその影響は感じなかった。空中でクルクル回る事もなく、安定して35~40mくらい飛ぶ感じ。
アクション:
レスポンスがめちゃくちゃ良く、泳ぎ出しのスムーズさは羽根物系ナンバーワンと言えそう。
かなりデッドスローでも泳ぐし、ラトルがカタカタ鳴ってるのが聞こえてくる。
一方で早く巻いても綺麗にクロールしてくる。派手にバシャバシャ言うので早巻きで釣れるかどうかは定かでないが、泳ぎの安定感はかなりのものである。
そんなわけで、かなり使いやすいデカ羽根物だと言える。あとは釣るだけ・・・だな。
スイム動画
ちょっと動画を撮ってきた。
デッドスローの場合(約1.1MB)
この速度でもちゃんと動く&ラトルがしっかり鳴ってるのが衝撃的。
ややスローに巻いた場合(約2.1MB)
速度に応じたアクションで素直に動いてくれる。立ち上がりも抜群である。
集魚効果も高く、バイトには至らなかったものの小バスのスクールが群れで付いてきたりしていた。何に見えてるんだろうか。
高速巻きの場合(約1.1MB)
この速度で使うことはあまりないと思うが、これでも綺麗に動いているのは凄いと思う。