人気の羽根物、ポンパドールのダウンサイジング版となるのがポンパドールJr。
クレイジークローラーと近いサイズが個人的にちょうどいい感じで、ミディアムタックルで快適に扱えるクローラーベイトである。
最近のルアーらしく、重心移動機能や可動式リアフックなど、随所に工夫が凝らされており、より実践的な仕上がりになっている。
そんなポンパドールJrをインプレ。
メーカーによる説明
大人気トップウォータープラグにジュニアサイズ登場‼
ダイナミックなトップウォーターゲームを体感できる超実戦型ノイジー “ポンパドール” 。そして、よりライトなタックルでの使用を可能にし、繊細な食わせの要素を取り入れたのが “ポンパドールJr.” です。低速でも泳ぎ出しが良く、移動距離を抑えたピンポイントでのアクションにも優れます。オリジナルとの使い分けでトップウォーターゲームをさらに白熱させてくれる事でしょう。
カスタムメタルウィング
低速~高速まで安定したレスポンスを可能にしたカスタムメタルウィング
大径球マグネット固定式重心移動
優れた飛距離とキャストアキュラシーを向上させる大径球マグネット固定式重心移動搭載
可動式リアフック+リアプロップ
バラシの軽減を実現した可動式リアフックを搭載。また、水を鋭く撹拌し、軽快なスプラッシュを上げるリアプロップ。
大容量ボディ
力強い水押しを生む大容量ボディ
Name Length Weight Type Hook Size Price POMPADOUR Jr. 66mm 18.0g Floating RB-M#5 ¥2,210(本体価格) 出典:ジャッカル
冒頭でも述べたが、66mm/18gというのがちょうど良いサイズ。おかっぱりのベイトタックルは1本で済ます事が多いので、Mアクション1本で行くなら1/2oz前後のルアーが最も扱いやすい。
羽根の動きが良く、投げる時はコンパクトに折りたたまれる上に重心移動が入っているので飛行姿勢は安定していて飛距離も出る。
泳がせると泳ぎ出しも良く、金属が擦れるカシャカシャした音と、羽根が水を掴むカポカポ、コポコポ、といったような音、ラトル音、更にプロップによる音が絡み合う事で結構賑やかにアピールしてくれる仕様になっている。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
ずんぐりして可愛い見た目が特徴的。
羽根はステンレス性で強度もある。羽根の取り付け方が他の羽根物と違い、ヒートンを2個使って取り付けられている。ここに多少の遊びがあるので、開閉動作はかなりスムーズである。
リアフックの可動範囲は左右方向に±45度くらいある。バラシ軽減につながるので良いのだが、リアフックはヒートン直付けなので、交換するときはヒートンを開く必要がある。
プロップも良く回るようになっている。
重量
カタログ値は18g。
実測は16.6gと、少し軽い。
サイズ感
クレイジークローラーと並べるとこんな感じ。
クレイジークローラーよりちょっと大きいかな。
羽根の開き具合も似たような感じ。
デカ羽根物だと左右90度ずつ開いているものが多いが、このサイズの羽根物は少し開きを抑えた方が小気味良くクロールする。
ラトルについて
鳴らしてみるとこんな感じ↓(動画:約2MB)
ラトル音は高め。
浮き姿勢
左右どっちかに傾いて浮く。
片方の羽根が閉じているが、恐らく最初に沈んでいる方の羽根が水を掴むからなのか、泳ぎ出しのレスポンスは良い。
泳がせてみる
泳がせてみるとこんな感じ↓(動画:約7MB)
立ち上がりが良く、羽根をリズムよくクロールさせて泳いでくる。泳ぎ出してしまえばかなり安定しており、流れがあろうが風が吹こうがパタパタと泳いでくるので、意外と川でも使いやすい。
一方デッドスローでは泳がず、ある一定の速度から泳ぐので、その点は注意が必要。
ゆっくり誘いたい場合はシェイクしてやると良い。水面でもがく虫のような動きで誘う事ができる。
飛距離
ちゃんと測ってはいないが、Mタックル×12ポンドナイロンの組み合わせで30m以上は飛ぶ。飛行姿勢が安定しているので、狙ったところに投げやすい。
まとめ
よく飛んでよく動くので普通に使いやすいルアー。
アピールは結構強めなので、広範囲からバスを誘いたい時に向いていると思う。
バスは勿論ナマズにも効果的。