【免責?有償?】保証期間内にロッドが折れた件【メジャークラフト】

雑談
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2020年の10月の事。春に買ったファインテールFTX-50/565Lが折れた。

ドラグの調整をしようと思い、手でラインを引っ張り出してみたらポキッと。

そりゃ折れたんじゃなくて折ったんだろ・・・と言われそうな所ではあるが、

・調整前のドラグ設定は手で引っ張ったらジリジリとラインが出るくらい

・ラインはナイロン4lb

・ロッドとラインの角度には注意して調整を実施

といった感じなので、これで折れてしまうのは少し納得がいかない。

その前の使用状況も、

・ラインは4lbか5lbしか使っていない

・5gまでのルアーしか投げてない

・ドラグが出るほどの大物は釣れてない

・運搬時は付属のロッドケースに入れている

といった感じ。

勿論何回か使っているうちにブランクに傷が入っていた可能性もゼロではないので製造上の問題ではないかもしれないが、特にぶつけたりした覚えも無いので心情的には無償で直して欲しい所ではある。

と言うことで今回は、メーカーが保証してくれるのかどうかトライしてみた時の事を記事にしてみたいと思う。

ちなみに折れたのは一番ティップ側のセクションの付け根部分。

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まずは販売店へ

メジャークラフトのホームページによると、メーカーは直接アフターサービスを行っておらず、購入した店舗もしくは取扱店へ行ってくれとの事なので、まずは購入したお店(正確にはチェーン店の違う店舗)に持ち込んでみた。

そこでまずは折れるに至った経緯を店員さんに説明する。

・釣行回数は何回くらいか

・どういうシチュエーションで折れたか

これらの情報を元に、メーカーへ問い合わせをするための書類を作って貰う。

ここで注意したいのが、

最初から自分の非として依頼する(有償での交換部品の手配前提)か、クレームとして依頼する(破損原因の調査依頼)か、という所。

このスタンスによって書類の書き方が異なってくるので、クレームの場合は予めそのつもりで話をした方が良い。

(管理人は今回最初に免責の話から入ってしまったので、免責ありきで書類を作成されてしまった。その後クレームという形に変えてもらったのだが、書類を作り直しになってしまうので、最初から自分に非がないと思う場合は事前にその旨を伝える方が良いだろう。)

で、書類に書いてもらった内容はこんな感じ↓

・釣行で5回使用。

・その後ナイロン4ポンドでドラグチェック中に折れた。

・クレームにつき検査してほしい。

※要お見積り

後はこの書類と現物を販売店からメーカーに送って貰い、メーカーの対応を待つ、という流れとなる。

メーカーによる調査

折れたロッドを受領したメーカーは、その原因がメーカーの製造工程に起因するものか、ユーザーの使用によるものかの調査を行う。

例えば製造工程でカーボンシートを巻くのに巻きムラがあり、そこを起点に折れている・・・といった事がわかれば保証してくれるらしい。

販売店経由で連絡が来るので、数日間待つことになる。

販売店からの連絡

数日待った所で販売店からメーカーの調査結果について連絡が来た。

残念ながら製造上の瑕疵は認められなかったので無料での補償は不可との事。

仕方がないので今回は免責額を支払って修理して貰う事にした。

修理品が到着

さらに待つ事数日。修理済みの物が販売店へ届いたとの事だったので販売店へ。

修理品をその場でチェックし、問題なければ免責額を払って手続きは終了。

検査結果をチェック

ロッドをクレームでメーカーに送るのは初めてだったので、記念に検査結果を貰っておいた。どんな検査をしたのかも気になるし。

検査結果はA4用紙1枚。内容はこんな感じ↓

内容:破損

結果

カーボン部の巻き状態の検査結果

(破損部の断面検査より)

①~⑤

その他の検査

⑥~⑫

①偏肉の傾向 ⑥かん合不良
②しまり不足の傾向 ⑦ガイドのバリ
③ヨジレの傾向 ⑧エポキシの硬化不良
④異常なし ⑨ガイドスレッド巻き不良
⑤その他 ⑩接着不良
    ⑤、⑫のその他 ⑪異常なし
⑫その他

上記結果より

製造上特に異常は見受けられませんでした。
カーボンの巻きの不具合による破損と考えられます。
その他

コメント

破損パーツの素材構成や製造工程上の不備・不具合は見られません。

5回もの使用に耐えたものが簡単なドラグチェック程度の負荷で破損するのはいささか不自然に感じます。初期不良とは製造過程上で発生する不具合や素材構成上の不備などが原因です。よってお客様が手にされる以前より不具合が存在するのが自然です。

その場合、使用直後にその症状が現れるのが多く、今回のようにジョイント部に近く、細い部分ほどすぐに現れることが多いです。今回の場合、そこそこ使用された後の破損で、現物検査では初期不良も見られないため、他に原因があると思われます。

結果としてはとにかく製造上の問題はない、との事。

個人的には断面の写真を撮ってここがこうだから問題ない・・・的な物を期待していたので少しがっかり。何かもう少し分析した結果みたいなのが欲しかったなぁ。

でもまあ検査項目にこんなんがあるのか・・・といった事が知れたので良かった。

まとめ

とりあえず今回は免責での修理となった。これでまた折れても免責の手続きについては安心・・・ではなく、なるべく折れないように注意するのは勿論の事、毎回釣行が終わった時に細部をチェックしておいたらいいのかな、とも思った。

また、今回はちゃんと販売店印の入った保証書を持っていたので免責額で修理できたが、それが無いと普通に交換部品を購入するしかないので、新品で買う時は注意しておきたい。

ちなみに修理した後は快適に使えている。

基本的には使いやすいロッドで気に入っているので、折らないように使って行きたいと思う。

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