ちょっと前にダイソーで新たにリールが発売されたと聞いたのだが、近所のダイソーにはなかなか入荷されず、ちょっと遠くのダイソーまで足を運んでみてもロッドしか買えず。
しばらくその存在を忘れていたのだが、たまたま近所のダイソーに寄ったら遂に入荷されていたのでとりあえず買ってみる事に。
500円のリール1000、リール2000と、700円のリール3000があったが、まずは1000を買ってみた。
という事で今回はダイソーのリールが使えるかどうか見て行きたいと思う。
外観など
箱や袋は無く、リールその物にタグが付いた状態で販売されている。
人が手に取るたびに傷が付いたりするだろうが、一方で細部を確認してから買える、というメリットもある。
タグはこんな感じ↓
ギア比は5.2:1でナイロン2号が100m巻ける模様。一方隣にあった2000は3号が100m巻ける、と書いてあった。
一方本体はこんな感じ。
左から↓
左斜め前から↓
前から↓
右斜め前から↓
右から↓
右斜め後ろから↓
後ろから↓
左斜め後ろから↓
上から↓
下から↓
質感はこれぞプラスチックといった感じで安っぽい。といっても実際に安いので価格なり、といった感じ。
サイズ感
1000と記載があったのでダイワの1000番相当?と思いきやそうではない。
サイズ的には2000番クラス。20レブロス2000と並べてみるとこんな感じ↓
ハンドルについて
ハンドルは折りたたみ可能なシングルハンドル。
六角シャフトの供回り式で、左右の入れ替えが可能。
シャフト径と反対側のネジ径はダイワのハンドルと同じなので、物によっては互換性がある。
例えば20レブロスのハンドルはそのまま着けられた。
ゴメクサスのカスタムハンドル(ダイワ用)もOK。
ハンドルを変えると結構イメージが変わるので、余っているハンドルがある人は替えてみると良いと思う。
スプールについて
スプールは樹脂製。
ラインストッパーも付いている。
スプール径は約42mm。
ギア比とスプール径から算出される最大巻取り量は68.5cmとなる。これくらいあれば普通にルアー用として使えると思う。
アンチリバースについて
アンチリバースはラチェット式。
ボディ下部のスイッチでON/OFFが可能。
巻いた時にカリカリ音が出たりはしない。逆転ガタも少な目なので、実用上は問題ないと思う。
ラインキャパシティについて
最初についていたラインを一旦外してみた。
その後中華製ラインカウンターで測りながら巻き直したら95mだった。
巻き上がりこんな感じ↓
2号100mという表記に間違いは無さそうである。
ラインローラーについて
購入する際に注意した方が良いのがラインローラー。
いくつか並んでいた物のローラーを手で回してみたが、スムーズに回る個体は少なかった。
ラインローラーがスムーズに回るかどうかは糸ヨレの発生や巻き重りの発生に大きく影響するので、良く回る物を選んで買うのが良いと思う。
ドラグについて
ドラグはフロントドラグ。
ドラグワッシャーが取り出しにくい感じになっていたが、フェルトらしきものが入っているのが見えた。
スプール裏の樹脂の爪が本体側の歯車に当たって音が出る仕組みだが、結構音がうるさい。
ドラグの出方も決して滑らかではないので、買った状態のままで1号とかの細いラインを使うのは結構怖い。
バラしてグリスアップしたらどうなるか気になる所である。
で、後日。ドラグをバラしてみた。
フェルトワッシャーが3枚も入っていた。どれも特にグリスアップなどはされてなかったので、グリスを塗ってみることにした。
シマノのドラググリスを塗ると・・・
かなりラインの出が滑らかになった。これなら細い糸を使っても大丈夫そう。
とりあえず元々のラインを半分に減らし、その後ナイロン1.5号を100m巻いておいた。
ロッドとの組み合わせ
サイズ感、質感的にもダイソーのルアーロッドの180cmの方とベストマッチ。
とりあえずこの組み合わせで使ってみたい。
軽く投げてみた感じ
廊下で少し投げてみた。
ラインの放出は普通。大手メーカーのリールと比較しても大差ないように思う。巻いた感じは若干カタカタ音がするもののそれなりに滑らかで、ローターのバランスも良い。
ラインローラーが良く回る個体を選んだだけあって糸ヨレもあまり無さそうだったので、意外と普通に使えそうな気がしてきた。
まとめ
見た目や質感は500円なり、といった所だが、投げた感じや巻き心地は普通に使えそうな感じだった。
ドラグがイマイチだったが、グリスアップしたら使えそうな感じ。
まずはバス釣りに使ってみようかな。
ちなみに今回塗ったグリスはコレ↓