古い大森のリールは結構評判が良いモデルが多いが、韓国生産になってからのモデルについてはあまり情報が無い。
そんなマイナーリールの一つが今回紹介するダイヤモンド ポスカM。
たまたま黄色いお店で手に取ってみた所、コンパクトで軽量な上、意外と回転もスムーズで見た目も悪くなかったのでとりあえず買ってみる事にした。
外観など
今回は中古で本体のみの購入。
左から↓
左斜め前から↓
前から↓
右斜め前から↓
右から↓
右斜め後ろから↓
後ろから↓
上から↓
下から↓
黒をベースに赤でロゴなどが入るデザインがなかなかカッコいいと思う。ボディ形状は他のダイヤモンドリールと似たような三角のボディ。
ハンドルノブは前オーナーがコルクノブに替えてくれているが、元々はT型のウッドノブだった模様。
ボディは樹脂製で生産国は韓国。
サイズ感
手のひらにすっぽり収まるサイズ感がまた良い。
サイズ的には現行で言うところの500番くらいだろうか。
ポスカには他にもポスカS、ポスカ1、ポスカ2・・・といったようなラインナップがあるようだが、このポスカMが一番小さいらしい。
カーディナル33と並べてみるとこんな感じ↓
重量について
重量は実測で157.9g。
これだけ軽ければ現行リールと比較しても違和感なし。
スプールについて
スプールも樹脂製で、ワンタッチで取り外しできるようになっている。
スプール径は37mmだったので、4.4:1のギア比から最大巻取り速度を計算すると約51cm。実巻取り量にすると45cmくらいになるのかな。
ドラグはフロントドラグで結構滑らか。
ラインストッパーも付いている。
ラインキャパシティは2号-80m、3号-50m。
アンチリバースについて
アンチリバースはラチェット式。ONにするとカリカリ音が鳴るタイプ。
ラインローラー周り
ラインローラーは一回分解して清掃、注油してみたが回転はもう一つ滑らかでない。
ただ、ラインローラー周りの構造はスッキリしており、ラインが変に絡まったりしない。
ベールアームは手動でも戻せるタイプ。勿論オートリターンも可能。
ハンドルについて
ハンドルはワンタッチで折りたためるようになっている。
取り付けについては供回り式で、左右の入れ替えが可能。
ラインを巻いてみる
とりあえずで2号ナイロンを40m下巻きした後に1号ナイロンを50m巻いたらこうなった。
ちょっと前寄りになったので、下巻きを少し後ろ寄りに巻いてから1号を巻いてこんな感じに↓
ロッドとの組み合わせ
ファインテールと合わせてみたらこんな感じ↓なかなか良い雰囲気。
スプールにしっかり指が届くのでフェザリングもバッチリ。
軽く投げてみた感じ
部屋の中で軽く投げてみた所、結構糸ヨレが激しい事がわかった。油断するとラインがはみ出すので注意が必要。
時々ドラグノブの先っぽに巻き付く事も。
これは使いこなすのに結構苦労するかも。
まとめ
コンパクトで軽量で回転もスムーズでなかなか良い感じなのだが・・・やはり糸ヨレには注意が必要っぽい。
渓流で使うには巻取り速度がかなり遅いのも気になる所かな。
近所の川でカワムツなんかを狙うのに丁度良いのかもしれない。